今回ご紹介するIPO案件は、スマレジ(4431)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
ウイングアーク1st(4432)は、上場市場は未定(おそらく一部もしくは二部)で、想定価格1,970円となっています。
ブックビルディング期間は2月26日(火)~3月1日(金)で、上場日は3月4日(月)となります。
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ウイングアーク1st(4432)はどんな会社?
ウイングアーク1stグループは、ビックデータを「新しい資源」としてとらえており、この資源を活用して、企業や社会に様々な価値をもたらすソフトウエア及びサービスの提供を行っております。
ウイングアーク1stグループは、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソフトウエア及びサービスの性質上により、企業の基幹業務を支える「ソフトウエア基盤ソリューション」と、様々なデータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益を区分しており、データエンパワーメントソリューション戦略の中核に位置付けています。
ソフトウエア基盤ソリューション
ソフトウエア基盤ソリューションでは、エンドユーザーに対して、ソフトウエアの販売、クラウドサービス、保守サービスの提供を主に行っています。
これらは、請求書、納品書、発送伝票といった業務帳票や市役所で発行される各種証明書のようなものまで、社会の様々な場所で帳票に関する業務基盤として利用されるソリューションです。
ウイングアーク1stグループは帳票ソフトウエアの先駆者として、多くの顧客にご利用いただいており、ウイングアーク1stの主力製品である「SVF」の帳票市場(帳票運用製品)における市場シェアは69%となっています。
データエンパワーメントソリューション
様々な種類のデータを組み合わせ、分析することにより、気づきや今までにない価値を生み出し、生産性の向上や効率化を実現することをコンセプトとしたソリューションです。
経営者から現場の業務担当者まで多くの方々にご利用いただいております。
ウイングアーク1st(4432)の情報・業績
ウイングアーク1st(4432)のIPO上場規模は、最大で451億円であり、東証一部の上場であれば中型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:73.4%と激高です。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
CJP WA Holdings,L.P. | 77.84% | ○ |
モリノス有限責任事業組合 | 3.95% | 〇 |
伊藤忠商事株式会社 | 2.64% | ○ |
株式会社インテージホールディングス | 1.41% | ○ |
合同会社PKSHA Technology Capital | 1.02% | 〇 |
鈴与株式会社 | 1.01% | ○ |
内野 弘幸 | 0.79% | ○ |
田中 潤 | 0.56% | ○ |
藤本 泰輔 | 0.40% | ○ |
島澤 甲 | 0.40% | ○ |
●ウイングアーク1stの業績
回次 | 第1期 | 第2期 |
決算年月 | 平成29年2月 | 平成30年2月 |
売上高(千円) | 10,088,318 | 15,167,974 |
経常利益又は経常損失(千円) | -480,029 | 1,671,212 |
当期純利益又は当期損失(千円) | -454,741 | 730,324 |
資本金(千円) | 200,000 | 200,000 |
発行済株式数(株) | 311,980 | 311,980 |
純資産額(千円) | 15,147,730 | 13,016,586 |
総資産額(千円) | 53,270,916 | 50,263,949 |
1株当たり純資産(円) | 485.42 | 416.83 |
1株当たり配当額 | - | 9,200 |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | -14.58 | 23.41 |
自己資本比率(%) | 28.43 | 25.87 |
自己資本利益率(%) | - | 5.19 |
株価収益率(%) | - | - |
配当性向(%) | - | 393.01 |
営業活動CF(千円) | - | - |
投資活動CF(千円) | - | - |
財務活動CF(千円) | - | - |
現金等残高(千円) | - | - |
従業員数(名) | 439 | 484 |
🔴取り扱い証券会社
主幹事:野村證券
SMBC日興証券・SBI証券・大和証券・みずほ証券・UFJモルガンスタンレー証券・マネックス証券
ウイングアーク1st(4432)IPOのまとめ
事業内容は、企業の情報活用を促進するソフトウエアおよびクラウドサービスの提供で、IPOにおける人気度はかなり高い業種となります。
ウイングアーク1stは、2010年にJASDAQスタンダードに上場し、その後、2012年に東証二部に市場変更し、2013年に上場廃止となり、今回は再上場となります。
IPOの資金用途は、100%の売出しIPOなので、要注意です。
上位株主にはベンチャーキャピタルは存在しますが、満遍なくロックアップがかかっている状況です。
業績面を見ると、売り上げ高は順調ですが、オファリング・レシオは73.4%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)と激高であるため要注意です。
ただ、上場規模は451億円と東証一部であれば中型でありますが、まだ、上場先は不明ですので注意が必要です。
再上場・100%の売出し、上場規模の大きさ、オファリング・レシオの激高など、IPO的なマイナス要素が大きいため、管理人は見送りとします。
管理人の本気度
C
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
🔴ブックビルディング:2/26(火)~3/1(金)
🔴上場日:3/4(月)
🔴想定価格:1,970円
🔴市場:未定(東証一部もしくは東証二部)
🔴IPO規模:最大約451億円で、東証一部と仮定して中型案件
🔴オファリング・レシオ:73.4%と激高
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
🔴取り扱い証券会社
野村證券(主幹事)・SMBC日興証券・SBI証券・大和証券・みずほ証券・UFJモルガンスタンレー証券・マネックス証券