早期リタイアを目標に、株式投資・CFD・iDeCo・IPO投資・社債・保険など様々な投資法により老後資金構築のため取り組んでいます。
そんな日々を過ごしながら、もっと安全に資産を形成していく方法はないものかと模索していたところに「FXのスワップポイントサヤ取り」という方法に出会いました。
FXと聞くと、レバレッジを効かせたハイリスク・ハイリターンの投資法に思いがちですが、このスワップポイントはサヤ取りは、ほぼリスク「0」の投資法ということで、詳しく調べてみることにしました。
スワップポイントのサヤ取りについて記載ています。
前回の記事でスワップポイントのサヤ取りについての概要はだいたい理解でき、非常に低リスクで取り組む価値がありそうな投資法に思えました。
しかし、夢のような話にも必ずデメリットはあるのではないかと思い、管理人になりに、スワップポイントサヤ取りのメリット・デメリットを調査してみました。
・日中の仕事が忙しい方
・家族との時間を大切にしたい方
・主婦をやりながらちょっとお小遣いを稼ぎたい方
・長期に安定した利益を出したい方
・老後生活の足しにしたい方
・投資経験が少ない方
・投資リスクを極力避けたい方
上記のスワップポイントサヤ取りに適している人で、投資に興味がある方は是非、チャレンジしてみてください。
Contents
スワップポイントサヤ取りのメリット
時間がかからない投資法
管理人と同じように日中は仕事しており、投資をしたいが、毎日チャートに張り付くことは不可能という方に最適です。
もちろんスワップポイントサヤ取りを始める前は、ある程度の勉強が必要ですが、一度開始したら、毎日チャートを見る必要もなく、データ分析する必要もありません。
ロスカットに近づいていないか値動きをチェックするだけで大丈夫です。
難しい分析や予想が必要ない
ほとんどの投資では、情報の分析、値動きの予測、チャート分析などが必要ですが、スワップポイントサヤ取りには一切必要ありません。
値動きが上昇しようが下降しようが損益「0」で地道にスワップポイントの差額を獲得するだけです。
大きな損失が出ない
投資で連戦連勝していても、たった1回の損失で市場から退場してしまうことはよくあります。
スワップポイントサヤ取りでは、売りポジション・買いポジションで同じ値で指値・逆指値をしておけば、売りポジションも買いポジションも同時決済となるので、損失はほぼありません。
投資初心者にとっては、損失がほぼないというのが大変魅力的です。
利益は必ず出る
スワップポイントサヤ取りは必ず利益がでます。
選ぶ通貨・利用するFX業者により利益は変わりますが、それでも必ず利益がでます。
せっかく投資を始めても利益が出なければ、面白みもありませんし、長続きはしません。
また、定期預金や国債のようにあまりにも利益が小さくてもやる気がおきません。
株式投資や一般的なFXよりも利益は小さいですが、リスクほぼ「0」で、時間がない方でも確実に利益を積み重ねることができる投資法はそう多くはないと思います。
余裕資金をスワップポイントサヤ取りに投資してみる価値があると管理人は思っています。
スワップポイントサヤ取りのデメリット
キャピタルゲインは得られない
FX投資の魅力は、キャピタルゲインで大きな利益を得るというのが魅了です。
自分が取ったポジションが予想通りの値動きになった時は、大きな利益を手に入れることができます。
しかし、スワップポイントサヤ取りは、相場が上昇しようが下落しようが損益「0」です。ひたすらスワップポイントの差額だけを得る手法ですので、大きく利益をあげることができません。
毎日、決まった微小の利益を得ることしかできません。
資金効率が悪い
毎日、株や為替を見ていると、今がチャンスだという時がありますよね。
その時に大量資金投入で大きな利益を得るのが相場の魅力ですが、スワップポイントサヤ取りで資金拘束されていると、そんな大チャンスの相場でも指をくわえて見ていることしかできません。
もちろんスワップポイントで使用しているポジションをを決済して資金確保してもよいですが、安全に低リスクで利益を得るという目的からは完全に逸脱してしまいます。
それであれば初めからスワップポイントサヤ取りなどする必要はないと思います。
為替変動には注意が必要
為替リスクが低く、損益「0」の状態でも、大きな為替変動には注意しなければいけません。
為替が大きく動いた場合、1社のFX業者では為替損益が大きくプラスになり、反対ポジションのFX業者では為替損益が大きくマイナスになります。
結局、損益は「0」のままですが、大きくマイナス方向に動いたポジション側がロスカットになるリスクあります。
一方の口座だけロスカットになると、その時点で両建てポジションは終了し、スワップポイント投資は成立しなくなります。
それを防ぐためには、為替利益が出ている口座から為替損が出ている口座へ資金移動をして、ロスカットを防がなければなりません。
それと同時にポジションを形成する際は、必ず指値・逆指値を入れて両口座が同時に決済するように設定しておく必要があります。
スワップポイントサヤ取りはとにかく長期にわたりスワップポイントの差額分で利益を出していく手法なので、決済され、また新たにポジション形成すると、スプレッド分のマイナスを取り戻す必要があります。
資金コントロールをして決済にならないよう粛々とスワップポイントを獲得しましょう!
FX業者のスワップポイントの設定額による依存度が高い
スワップポイントのサヤ取りは、FX業者2社間のスワップポイントの歪みによって成立する仕組みです。
スワップポイントはFX業者の任意であり、常に決まっている訳ではありません。
FX業者によっては、突然スワップポイントの価格を変えることもあります。
売り買いのスワップポイントが逆転したり、差額が狭くなってきた場合は、一度、決済し新たに違うFX業者でポジション形成する必要があります。
しかし、損失が出ている訳ではありませんので、また一からポジション形成をしていけばいいです。
エントリー時はマイナスから始まる?
スワップポイントサヤ取りは為替損益「0」のはずでは?
確かに同じ通貨・同じ量・同じ価格でポジション形成しますので為替損益は「0」なりますが、FXにはスプレッドという手数料をFX業者に支払う仕組みになっています。
FX画面を見てもらうとわかるのですが、同じ通貨なのに売りと買いで価格が違うことにお気づきかと思います。
この価格差がスプレッドといい、FX業者への手数料となります。
売りと買いで同時にエントリーした場合、スプレッド分マイナスになります。
しかし、このスプレッドによるマイナス分は1ヵ月ほどもするとスワップポイントサヤ取りの利益で解消されますので安心してください。
スプレッドのマイナス分が嫌だなーという人は、タイミングをずらしてスプレッド差を少なくしてエントリーしたらよいかと思います。
しかし、あまり時間がかかりすぎ、為替が急変した場合、片方しかポジション形成していない状態になってしまうので注意が必要です。
エントリーは指値や逆指値ではなく、必ず目視でエントリーし、為替の急変に備えてください。
メリット・デメリットまとめ
スワップポイントサヤ取りは、低リスクで確実に利益を出すことができる夢のような投資法です。
ロスカット管理さえしっかりできれば、毎月コツコツと利益を増やしていくとができます。
これから投資をしてみようと思う方や今までの投資で思うように利益を出せていない方は、トライしてみる価値があると思います。
また、資金は増やしたいが時間がない方、家族との時間を大切にしたいので投資に時間を割くことができない方、家計の足しにしたい方、内緒のお小遣いが欲しい方などにも最適な投資法です。
ただし、大きく利益を出すにはかなりの資金が必要となりますので、資金が少ないが大きな利益を出したいという方には向ていない投資法です。
少ない利益を長期的にコツコツと積み上げていくための投資法が「スワップポイントサヤ取り」です。
○メリット
・時間がない人でも投資可能
・投資経験が浅くてもできる
・損失を出す可能性が低い
・安定した利益を出すことが可能
○デメリット
・短期的に大きな利益が出せない
・資金拘束される
・FX業者のスワップポイント次第
・大きな値動きによってはロスカットになってしまう
スワップポイントサヤ取りについて詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。