前回の記事でズロチ買いポジションとユーロ売りポジションを形成することで、為替の影響がほぼ無い状態でスワップポイントのみを獲得していく方法としてズロチとユーロのスワップサヤ取りの実践編について記載しました。

 

ズロチとユーロの相関性を活かした比較的安全に利益を獲得できるズロチとユーロのスワップポイントサヤ取りについて、まだあまり知らいない方は、是非、こちらの記事もお読みください。

 

では、さっそくズロチのスワップサヤ取りの実践を考察していきたいと思いますが、一応、前回のズロチのスワップサヤ取り実践編のおさらいをしたいと思います。

 

ズロチスワップサヤ取りの実践編まとめ

●運用するFX業者

FXプライムbyGMO

●ズロチとユーロのポジション形成比率

ズロチ:ユーロ=4.3万通貨:1万通貨をワンセットとする

●ロスカットされないための運用資金

20万円~24万円をFX口座に入金

●年利

20万円の資金で1年で24,637.5円の利益、年利にすると12.3%

不労所得として年利12.3%はかなりおいしい投資手法だと思います。

 

今回は、実際にどのタイミングでポジションを形成したり、取引終了のタイミングなどを検証したいと思います。

 

 

ズロチとユーロのポジション形成のタイミング

ズロチとユーロは相関性が高いので、サヤ取りが成立している訳なので、基本的にどのタイミングで、ズロチ買いとユーロ売りのポジション形成してもよいと思います。

 

しかし、なるべく為替損益もプラスのタイミングでポジション形成できればなおベストだと思いますので、その指標となるチャートを活用するとわかりやすいのでご紹介します。

 

BloombergのEUR/PLNのチャートを利用し、売買のタイミングを計っていくとわかりやすいです。

 

●EUR/PLNの1年チャート 出典:Bloomberg

高値4.400 安値4.1316 中央値4.2658

 

●EUR/PLNの5年チャート 出典:Bloomberg

高値4.4813 安値4.0282 中央値4.25475

 

●現在(12/17)レート

現在レートとは、ズロチ買いとユーロ売りのポジション形成するための比率となります。

 

ユーロ(売り値)÷ズロチ(買い値)=現在レート(ポジション形成比率)を計算していきます。

 

現在のズロチ買い値:29.971とユーロ売り値:128.255を計算式にあてはめます。

 

128.255(ユーロ売り値)÷29.971(ズロチ買い値)=4.2793(現在レート)

 

現在レートの4.2793が1年チャート中央値・5年チャートの中央値より上であれば取引を開始してもOKのサインです。

 

●現在レート(12/17)4.2793>1年チャート中央値4.2658

●現在レート(12/17)4.2793>5年チャート中央値4.25475

 

1年チャートでみても5年チャートでみても、現在レートは各中央値よりも上なのでポジション形成しても問題ありません。

 

現在レートができるだけ高い方が有利となりますので、タイミングをみてポジション形成を試みてください。

 

ポジション形成のタイミングまとめ

●EUR/PLNが4.27以上でポジション形成

●EUR/PLNが4.25以下はポジション形成見送り

 

為替損益を把握する

基本的に、為替損益はそれほど気にする必要はありません。

 

ポジション形成したら不労所得になります。

 

ひたすらスワップポイントを獲得しつづけることができます。

 

しかし、異通貨のポジション形成をしているということを忘れてはいけません。

 

ズロチとユーロのサヤ取りで一番怖いのは、乖離の広がりです。

 

ズロチとユーロの値が大きく乖離してしまうと、必要保証金の維持率である100%切ってしまい、知らぬ間にロスカットになっている恐れがあります。

 

ロスカットされないためには、ズロチとユーロの乖離をチェックしておく必要があります。

 

毎日チェックし、必要保証金の維持率を計算する必要はありません。

 

EUR/PLNのチャートを時々チェックし、大きな動きがあれば資金を口座に入金などし、対応すればOKです。

 

では、EUR/PLNがどのような動きをしたら警戒が必要かというと、ズロチ買いとユーロ売りのポジションを持っているということは、EUR/PLNのショート(売り)を持っているのとほぼ同じ意味となります。

 

EUR/PLNが下がれば利益が出て、上がれば損失となります。

 

ですのでEUR/PLNの上昇が加速してきたら警戒が必要となり、必要保証金の維持のための資金準備をしておいた方がよいです。

 

ズロチとユーロのサヤ取りは、とにかく長くポジション形成を維持し、スワップポイントを獲得しつづけることが狙いなのでロスカットだけは避けなければなりません。

 

取引き終了のタイミング

どのような良い投資法でも取引き終了のタイミングがやってきます。

 

利益確定・損切など各自のルールにより取引終了となります。

 

この取引き終了のタイミングを間違うと痛い目にあってしまうことが多々あります。

 

管理人も個別株で自らのルールを破り、損切のタイミングを逸して大やけどをしたことがあります。

 

是非、取引き終了のタイミングのルール作りをしてください。

 

参考までに管理人のズロチとユーロサヤ取りの取引き終了タイミングを記します。

 

EUR/PLN5年チャートの下限である4.0282に近づいてきた場合

この値だと各自ポジション数は違うと思いますが、為替損が出ている状態だと思います。

 

チャート的にこのまま下限を突破しそうな勢いであれば、取引き終了のタイミングかと思います。

 

このままスワップポイントを獲得しつづけても挽回できるまでそうとうの日数がかかりそうな損失であれば、清く取引き終了し、別の投資法を見出す方が損失を取り戻しやすいかと思います。

 

この状態は安定期にスワップポイント獲得しつづけるという当初のコンセプトから逸脱しています。

 

FX業者のスワップポイントの変更

スワップポイントサヤ取り独特のデメリットですが、この投資法の基本となるスワップポイントがFX業者に依存していることから、FX業者が突然、スワップポイントの変更をすることがあります。

 

スワップポイントが大きく下がるようであれば、取引き終了のタイミングかと思います。

 

管理人は年利5%を切るようであれば、資金効率が悪いので取引き終了とします。

 

ただし、ズロチとユーロのスワップサヤ取り自体が悪い投資法ではないので、スワップポイントが高いFX業者に乗り換え、新たにポジション形成するのも有りだと思います。

 

ズロチとユーロのサヤ取りをする上で、条件がよいFX業者を2社ほどピックアップしておけばいざという時にタイミングを逃さずに乗り換えができますので、調べておきましょう。

 

管理人は現在、「FXプライムbyGMO」でポジション形成していますが、条件が悪くなってきた場合、第2候補である「くりっく365」で取引きしようと思っています。

 

EUR/PLNの5年チャートの上限である4.4813を突破した場合

この値だと大きく為替益が出ている状態だと思います。

 

予定していたスワップポイントによる利益の数年分の利益が出ているのであれば、利益確定してもよいと思います。

 

利益は出ていますが、トレンドが変わった可能性もあるので、ズロチとユーロの相関性を利用したスワップサヤ取りとしては成立しなくなるので、思わぬ落とし穴が待ち受けているかもしれませんので、一旦利益確定するのが無難かと思います。

 

ズロチとユーロのスワップサヤ取り実践編のまとめ

ズロチとユーロのサヤ取りの実践編としては第2弾の記事となります。

 

より実践的に売買できるよう、管理人が目安としているBloombergのチャート活用や取引き終了のタイミングなどを書いてみました。

 

ズロチとユーロのサヤ取りは、いかに必要保証金の維持率を保ちながらスワップポイントを獲得しつづけるかが「カギ」になるので、ズロチとユーロが異通貨ということを忘れてはいけません。

 

ある日突然、ズロチとユーロの相関性が失われ、値動きに乖離が見られはじめたら要注意です。

 

その場合、取引き終了も視野に入れながら、自分で決めたルールに沿って利益確定もしくは損切をしてください。

 

ここ数年のEUR/PLNのチャートをみるとそれほど乖離は心配ないと思いますが、世界情勢、特に米国と中国の貿易摩擦が思わなぬ形でズロチやユーロに影響を及ぼすかわかりません。

 

予めシミュレーションをしておき、マイルールをしっかり作っておくことが大切かと思います。

 

ズロチとユーロのスワップサヤ取りについて、別の記事でも説明していますので参考にしてください。