今回ご紹介するIPO案件は、ダイコー通産(7673)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
ダイコー通産(7673)は、東証二部の上場予定で、想定価格1,510円となっています。
ブックビルディング期間は2月22日(金)~2月28日(木)で、上場日は3月1日(金)となります。
ダイコー通産(7673)はどんな会社?
ダイコー通産は、全国主要都市に営業所を配置し、顧客ネットワーク整備やシステム構築に際して、最先端技術の情報提供及びネットワーク構築に関する提案等を行い、電線・ケーブル製造業者、通信機械器具製造業者及び金属製品製造業者等の国内外のメーカー等から仕入れた各種商品を、通信工事施工業者、電気通信事業者、電力会社及び官公庁等の顧客に販売しています。
ダイコー通産が仕入れる商品は主にケーブル、材料、機器に分類され、販売先において屋内通信工事、屋外通信工事、電力工事等に使用されます。
ケーブル
光・電気信号を伝達するために利用されます。
主な商品:LAN・WANケーブル、同軸ケーブル、光ケーブル
材料
配線の連結や線材の固定、ケーブル類の保護のために利用されます。
主な商品:接続材、架線金物類、宅内引込・配線材料
機器
光・電気信号の変換、中継、送受信やその測定をするために利用されます。
主な商品:幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器
ダイコー通産(7673)の情報・業績
スマレジ(4431)のIPO上場規模は、最大で9.41億円であり、東証二部の中では小型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:24.1%とやや高めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
株式会社ディー・ケー・コーポレーション | 33.41% | ○ |
ダイコー従業員持株会 | 10.07% | 〇 |
河田 晃 | 9.30% | ○ |
河田 充 | 6.18% | ○ |
西村 晃 | 5.28% | ○ |
東京センチュリー株式会社 | 4.12% | 〇 |
河田 正春 | 3.59% | ○ |
河田 すみ子 | 2.80% | ○ |
来栖 正治 | 1.61% | ○ |
小谷 幸恵 | 1.32% | ○ |
●ダイコー通産の業績
回次 | 第39期 | 第40期 | 第41期 | 第42期 | 第43期 |
決算年月 | 平成26年5月 | 平成27年5月 | 平成28年5月 | 平成29年5月 | 平成30年5月 |
売上高(千円) | 13,552,379 | 13,413,297 | 13,650,687 | 13,514,288 | 15,281,363 |
経常利益又は経常損失(千円) | 686,723 | 666,824 | 558,830 | 634,417 | 658,420 |
当期純利益又は当期損失(千円) | 395,599 | 386,081 | 376,145 | 384,425 | 402,694 |
資本金(千円) | 411,798 | 411,798 | 411,798 | 411,798 | 411,798 |
発行済株式数(株) | 1,212,545 | 1,212,545 | 1,212,545 | 1,212,545 | 1,212,545 |
純資産額(千円) | 3,908,725 | 4,184,124 | 4,444,019 | 4,724,029 | 5,017,733 |
総資産額(千円) | 10,903,283 | 11,153,867 | 10,533,524 | 11,155,896 | 12,671,672 |
1株当たり純資産(円) | 3,223.66 | 3,450.80 | 3,665.14 | 1,948.04 | 2,069.15 |
1株当たり配当額 | 100 | 90 | 90 | 90 | 100 |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | 326.27 | 318.41 | 310.22 | 158.52 | 166.06 |
自己資本比率(%) | 35.8 | 37.5 | 42.2 | 42.3 | 39.6 |
自己資本利益率(%) | 10.5 | 9.5 | 8.7 | 8.4 | 8.3 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | 30.6 | 28.3 | 29.0 | 28.4 | 30.1 |
営業活動CF(千円) | - | - | - | 402,634 | 612,846 |
投資活動CF(千円) | - | - | - | 16,890 | -535,157 |
財務活動CF(千円) | - | - | - | -305,001 | -145,667 |
現金等残高(千円) | 1,117,395 | 1,334,041 | 750,706 | 863,353 | 796,722 |
従業員数(名) | 124 | 128 | 138 | 131 | 135 |
●取り扱い証券会社
主幹事:野村證券
大和証券・SMBC日興証券・SBI証券・みずほ証券・岡三証券
ダイコー通産(7673)IPOのまとめ
事業内容は、CATV及び情報通信ネットワーク向け各種商品の仕入れ・販売です。
IPOにおける人気度は地味目です。
IPOの資金用途は、全額を東日本ブロックの東京営業所及び東京物流センター拡充のための設備資金として充当する予定です。
上位株主にはベンチャーキャピタルはなく、満遍なくロックアップがかかっている状況です。
業績面を見ると、売り上げ高に伸びはなく、オファリング・レシオは24.1%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)とやや高めです。
上場規模は9.41億円と東証二部としては小型でありますが、業種・業績・オファリングレシオを考えると、IPOの初値リターンは、公募価格付近ではないかと思います。
管理人は見送りとします。
管理人の本気度
C
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
🔴ブックビルディング:2/22(金)~2/28(木)
🔴上場日:3/1(金)
🔴想定価格:1,510円
🔴市場:東証二部
🔴IPO規模:最大約9.41億円で、マザーズとしては小型案件
🔴オファリング・レシオ:24.1%とやや高め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
🔴取り扱い証券会社
野村證券(主幹事)・大和証券・SMBC日興証券・SBI証券・みずほ証券・岡三証券