今回ご紹介するIPO案件は、ディ・アイ・システム(4421)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
ディ・アイ・システム(4421)は、JASDAQスタンダードの上場予定で、公募価格はまだ未定(想定価格1,220円)です。
ブックビルディング期間は10月3日(水)~10月10日(水)で、上場日は10月19日(金)となります。
Contents
ディ・アイ・システム(4421)はどんな会社?
システムインテグレーション事業
システムインテグレーション事業では、エンドユーザ、エンドユーザ情報システム子会社、通信事業者、ディ・アイ・システムと同業となるシステムインテグレーション事業者に対しまして、IT通信業・金融業・流通業・医療・公官庁等の幅広い業種に対応した業務用アプリケーションの設計開発業務、インフラシステムの設計構築業務、業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務を中心に行っています。
サービス提供形態としましては、顧客要望を確認の上、派遣契約にて顧客の事務所内に人材を常駐させて作業を行う方法や、請負契約にて作業を一括して請負う方法を採用しています。
1.業務用アプリケーションの設計開発業務
売上管理、顧客管理、購買管理、生産管理等の顧客業務を効率化するための業務用アプリケーションの設計開発業務を行っています。
上記の設計開発業務におきましては、「顧客要望に対して最適なシステム提案を行う」という方針のものと、独立系の情報サービス企業としての強みを活かし、顧客の投資金額、ユーザ規模、希望納期等に応じまして、スクラッチでのシステム設計開発業務、ソフトウエアパッケージ製品を利用したシステム設計開発業務を提案・対応しています。
2.インフラシステムの設計構築業務
IT基盤において、「想定されたユーザが確実にシステムを使用すること」に加えまして、「想定されたユーザ以外は、システムを使用できない」ことを達成するために必要となる情報を管理する各種サーバ、ネットワーク、ストレージ等で構築するインフラシステムの設計提案業務を行っています。
業務用アプリケーションの設計と同様に、「顧客要望に対して最適なシステム提案を行う」という方針のもと、独立系の情報サービス企業としての強みを活かし、顧客の投資金額、ユーザー規模、希望納期等に応じまして、各種メーカの機器選定を含めましたシステム設計構築業務の提案・対応を行っています。
3.業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務
業務用アプリケーション・インフラシステム共に運用段階において、顧客はシステム導入した効果を享受することになります。
一方、業務用アプリケーション・インフラシステムの適切な運用のためには、システム運用監視、データ投入・解析、保守開発、機器メンテナンス等の運用保守が必要となります。
ディ・アイ・システムグループは、上記1・2にて納品いたしました業務用アプリケーション・インフラシステム及び他の事業者が納品したシステムに対しまして、顧客が期待した通りの効果を享受できるように運用保守業務の提案・対応をしております。
教育サービス事業
教育サービス事業では、エンドユーザ、エンドユーザの情報システム子会社、エンドユーザの教育サービス子会社、ディ・アイ・システムグループと同業となる教育ベンダに対しまして、コンピュータ言語、データベース、サーバ、ネットワーク等のIT教育業務を行っています。
顧客の人事戦略に基づき、新入社員向け研修、中堅社員向け研修を行っています。
新入社員向け研修におきましては、IT基礎研修の実施から成果発表までを行っています。
新入社員の採用数が数十名となる企業につきましては、研修内容、研修期間を個社向けに調整した研修コースの提案・提供をしています。
新入社員の採用数が5名前後となる企業につきましては、複数者合同にて開催することができる汎用性のある研修コースの提案・提供をしております。
中堅社員向け研修におきましては、受講人数が数十名となる企業、もしくは、特殊な技術の研修を希望する企業につきましては研修コースの開発から研修実施までの提案・提供をしています。
汎用性のある技術研修を希望する企業につきましては、複数社合同にて開催することができる研修コースの提案・提供を行っています。
ディ・アイ・システム(4421)の情報・業績
ディ・アイ・システム(4421)のIPO上場規模は、最大で6.35億円であり、JASDAQの中では小型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:35.2%とやや高めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
株式会社NAM | 40.54% | ○ |
長田 光博 | 13.78% | 〇 |
吉原 孝行 | 6.65% | ○ |
ディ・アイ・システム社員持株総会 | 5.92% | ○ |
石井 亜沙子 | 4.86% | ○ |
仲 麻衣子 | 4.86% | 〇 |
富田 健太郎 | 4.10% | ○ |
関亦 在明 | 4.10% | ○ |
長田 朋子 | 3.45% | ○ |
大塚 豊 | 2.23% | ○ |
●ディ・アイ・システムの業績
回次 | 第12期 | 第13期 | 第14期 | 第15期 | 第16期 |
決算年月 | 平成25年9月 | 平成26年9月 | 平成27年9月 | 平成28年9月 | 平成29年9月 |
売上高(千円) | 1,600,767 | 1,770,225 | 2,092,804 | 2,506,042 | 2,887,703 |
経常利益又は経常損失(千円) | 36,962 | -29,716 | 1,626 | 20,597 | 142,387 |
当期純利益又は当期損失(千円) | 20,008 | -24,872 | -5,412 | 12,224 | 91,392 |
資本金(千円) | 76,000 | 76,000 | 82,350 | 82,350 | 88,350 |
発行済株式数(株) | 9,600 | 9,600 | 11,360 | 11,360 | 11,510 |
純資産額(千円) | 135,303 | 110,431 | 115,318 | 124,703 | 225,028 |
総資産額(千円) | 577,120 | 730,537 | 885,659 | 968,203 | 1,130,827 |
1株当たり純資産(円) | 14,094.15 | 11,503.25 | 10,151.30 | 109.77 | 195.50 |
1株当たり配当額 | - | 250.00 | 250.00 | 270.00 | 1,600.00 |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | 2,084.24 | -2,590.89 | -532.12 | 10.76 | 80.09 |
自己資本比率(%) | 23.44 | 15.12 | 13.02 | 12.88 | 19.90 |
自己資本利益率(%) | 15.97 | -20.24 | -4.79 | 10.19 | 52.26 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | - | - | - | 25.09 | 19.98 |
従業員数(名) | 213 | 244 | 292 | 361 | 372 |
●取り扱い証券会社
主幹事:SMBC日興証券
SBI証券・岡三証券
ディ・アイ・システム(4421)IPOのまとめ
事業内容は、システムインテグレーション事業、教育サービス事業ということでIPO的な人気は標準的です。
IPOの資金用途は、①名古屋支店オフィス移転に関する資金、②システム投資資金、③本社オフィス移転に関する資金、④借入金の返済資金に充当する予定です。
上位株主にベンチャーキャピタルも存在せず、満遍なくロックアップがかかっています。
オファリング・レシオ35.2%とやや高め(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)ですが、上場規模は6.35億でJASDAQとしては小型で、業績も堅調で申し分ないです。
管理人としては、是非とも欲しいIPO案件です。
上場日は、ギフト(9279)と同時上場ですが、ディ・アイ・システムの方が魅力的で人気がでると思います。
また、主幹事のSMBC日興証券は完全平等抽選なので、当選のチャンスもグッと上がるのではないでしょうか?
皆様も是非、狙ってみてください。
管理人の本気度
B
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:10/3(水)~10/10(水)
●上場日:10/19(金)
●条件価格:未定(想定価格:1,220円)
●市場:JASDAQスタンダード
●IPO規模:最大約6.35億円で、JASDAQとしては小型案件
●オファリング・レシオ:35.2%とやや高め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
SMBC日興証券(主幹事)・SBI証券・岡三証券