今回ご紹介するIPO案件は、レオス・キャピタルワークス(7330)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
レオス・キャピタルワークス(7330)は、東証マザーズの上場予定で、仮条件価格1,400円となっています。
ブックビルディング期間は12月6日(木)~12月12日(水)で、上場日は12月25日(火)となります。
Contents
レオス・キャピタルワークス(7330)はどんな会社?
レオス・キャピタルワークスは、創業メンバーの藤野英人、湯浅光裕、五十嵐穀が、よりよい社会を作るため国内外のヒト、モノ、カネの「流れ(レオス)」を興すこと、理想の投資信託を作ること、また、株式投資が企業と人を応援し、明るいミリを創ることにつながるという投資の本質を伝え、人々の資産形成の一助となることを目的に設立した投資うんっ用会社です。
レオス・キャピタルワークスの経営理念は「資本市場を通じて社会に貢献します」です。
国内外のお客様資産を成長企業に投資し、日本および世界経済の成長に貢献することを目指しています。
レオス・キャピタルワークスの事業領域は、投信投資顧問事業の単一セグメントであり、党押し信託委託業務と投資顧問業務(投資一任契約に係る業務)から構成されます。
投資信託委託業務の収益は、運用資産の残高に一定率を掛け合わせることで算定される投資信託委託者報酬に紐づいており、投資顧問業務の収益は、運用資産の残高に一定率を掛け合わせることで算定される投資顧問報酬と運用成績に応じて発生する成功報酬に紐付いています。
投資信託委託業務
投資信託委託業務とは、レオス・キャピタルワークスが組成した投資信託に、お客様に投資していただき、集まった資金を国内外の株式等に投資し、その運用成果が
それぞれのお客様の投資額に応じて分配される仕組みの金融商品の運用を行う業務です。
レオス・キャピタルワークス委託している投資信託は2018年9月末現在、以下の4本です。
1.公募投信「ひふみ投信」
2.公募投信「ひふみプラス」
3.DC専用投信「ひふみ年金」
4.私募投信「レオス日本小型株ファンド」
「a.ひふみ投信」および「d.レオス日本小型ファンド」はレオス・キャピタルワークスが委託とともに販売(直接販売)も行う投資信託です。
委託者報酬における運用会社としての機能分と販売会社としての機能分を収益としています。
「b.ひふみプラス」および「c.ひふみ年金」は販売会社(証券会社、銀行等)に提供し販売していただく(間接販売)投資信託です。
委託者報酬における委託会社の機能分を収益としています。
レオス・キャピタルワークスでは、直接販売、間接販売と販売チャネルの多様化を図ることにより、お客様がお買い求めやすい環境を提供しています。
公募投資信託の「ひふみ投信」はレオス・キャピタルワークスが販売会社も兼ねており、金融業界では数少ない、運用会社が直接お客様に販売する直販けえ意識をとっております。
これにより販売会社の意向に左右されることなく、独自で営業活動やお客様とのコミュニケーションを図ることが可能となっています。
ひふみ投信のお客様には「保有して楽しい」と感じていただけるようなイベントやセミナー、コミュニケーションをご提供することにより、お客様の資産形成をサポートしています。
投資顧問業務(投資一任契約に係る業務)
投資一任契約とは、お客様から投資判断を任され、お客様に代わりお客様の資産運用を行う契約のことで、この契約に基づき投資資金を受託、運用する業務を行っています。
報酬は、運用による投資顧問報酬、および運用成績が定められた一定以上になった場合の成功報酬です。
レオス・キャピタルワークス(7330)の情報・業績
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO上場規模は、最大で73.9億円であり、マザーズの中では大型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:28.7%とやや高めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
株式会社SIホールディングス | 51.00% | ○ |
株式会社3A | 11.52% | |
遠藤 昭二 | 11.31% | ○ |
藤野 英人 | 8.56% | ○ |
湯浅 光裕 | 6.67% | 〇 |
遠藤 美樹 | 2.85% | ○ |
WMグロース3号投資事業有限責任組合 | 1.21% | |
村井 眞一 | 1.16% | |
岩田 次郎 | 0.86% | ○ |
五十嵐 穀 | 0.64% |
●レオスキャピタルワークスの業績
回次 | 第11期 | 第12期 | 第13期 | 第14期 | 第15期 |
決算年月 | 平成26年3月 | 平成27年3月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 | 平成30年3月 |
売上高(千円) | 284,516 | 445,666 | 894,094 | 1,288,285 | 3,853,134 |
経常利益又は経常損失(千円) | -95,645 | -64,616 | 72,196 | 43,733 | 1,126,602 |
当期純利益又は当期損失(千円) | -96,101 | -65,042 | 125,013 | 115,444 | 983,060 |
資本金(千円) | 100,000 | 100,000 | 100,000 | 100,000 | 100,000 |
発行済株式数(株) | 32,976 | 56,306 | 120,166 | 120,166 | 120,166 |
純資産額(千円) | 141,359 | 176,332 | 501,355 | 616,800 | 1,599,860 |
総資産額(千円) | 449,142 | 558,298 | 1,039,614 | 2,287,057 | 3,881,851 |
1株当たり純資産(円) | 4,286.73 | 3,131.69 | 4,172.19 | 51.33 | 133.14 |
1株当たり配当額 | - | - | - | - | 400.00 |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | -3,324.52 | -1,413.49 | 1,242.38 | 9.61 | 81.81 |
自己資本比率(%) | 31.47 | 31.58 | 48.23 | 26.97 | 41.21 |
自己資本利益率(%) | -68.91 | -40.95 | 36.89 | 20.65 | 88.70 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | - | - | - | - | 4.9 |
営業活動CF(千円) | - | - | - | 111,930 | 321,073 |
投資活動CF(千円) | - | - | - | -23,433 | -234,750 |
財務活動CF(千円) | - | - | - | 400,000 | -170,000 |
現金等残高(千円) | - | - | - | 768,907 | 685,229 |
従業員数(名) | 22 | 28 | 29 | 38 | 50 |
●取り扱い証券会社
主幹事:みずほ証券
楽天証券・マネックス証券・SBI証券・ライブスター証券
レオス・キャピタルワークス(7330)IPOのまとめ
事業内容は、投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務で、ひふみ投信が有名です。
IPOにおける人気度は市況に大きく左右されます。
IPOの資金用途は、システム投資(直販顧客管理システムの整備、ホームページの回収、トレーディングシステムの整備)・運転資金(顧客分別金信託の設定)に充当する予定です。
上位株主にはベンチャーキャピタルがあり、しかもロックアップがかかっていない状況です。
業績面では、売り上げ高は順調ですが、オファリング・レシオは28.7%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)とやや高めで、上場規模は73.9億円で東証マザーズとしては大型なのも気になるところです。
さらなるマイナスポイントは、過密日程とベルトラ・リンクとの3社同時上場となり、ベルトラ・リンクはIPO的には人気なので、レオス・キャピタルワークスに資金が向かうかがポイントになりそうです。
管理人としては、微妙です。資金に余裕があれば申し込みます。
管理人の本気度
B~C
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:12/6(木)~12/12(水)
●上場日:12/25(火)
●仮条件価格:1,400円
●市場:東証マザーズ
●IPO規模:最大約73.9億円で、マザーズとしては大型案件
●オファリング・レシオ:28.7%とやや高め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
みずほ証券(主幹事)・楽天証券・マネックス証券・SBI証券・ライブスター証券