今回ご紹介するIPO案件は、カオナビ(4435)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
共栄セキュリティーサービス(7058)は、JASDAQの上場予定で、想定価格2,070円となっています。
ブックビルディング期間は2月28日(木)~3月6日(水)で、上場日は3月18日(月)となります。
Contents
共栄セキュリティーサービス(7058)はどんな会社?
共栄セキュリティーサービスグループの事業は、警備事業の単一セグメントでありますが、「施設・巡回警備分野」、「雑踏・交通誘導警備分野」、「その他」の3つに区分しています。
施設・巡回警備分野
施設・巡回警備分野は、あらゆる施設を警備フィールドとした業務展開を行っています。
出入管理・巡回・緊急対処等を行う「施設警備」は、共栄セキュリティーサービスグループの主力の業務ととなっています。
特色のある分野として、企業受付や商業施設で、受付と警備を兼ねたハイブリッドスタイルを提供する「レセプション・コンシェルジュ」、駐車場出入口等の車両誘導や料金収受などを行う「駐車場警備」、航空機事故等が発生した場合に消化と救難を行う「空港消防業務」を展開しています。
雑踏・交通誘導警備分野
雑踏・交通誘導警備分野は、工事現場・建築現場などや雑踏を警備フィールドとした業務展開を行っております。
車両や歩行者などの誘導を行う「交通誘導警備」は、昭和60年の共栄セキュリティーサービス設立から30年以上にわたって、取り組んでいます。
スポーツ大会やコンサートの会場等で規制や誘導などを行う「イベントの警備」は、平成14年のサッカー世界選手権大会の警備などをはじめ多数の実績があり、今後ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、関連する警備実績を積み上げるなど、着々と準備を進めています。
他に、高速道路本線やサービスエリア・パーキングエリアにおける交通誘導警備や故障車発生時に後方警戒による安全確保を行う「ハイウエイ・セキュリティー」を展開しています。
その他
その他では、警護対象者の身辺において不審者や暴漢からの人的危害などから安全を確保する「ボディーガード」を展開しています。
共栄セキュリティーサービスには、格闘技に精通しているスタッフ(テコンドー元全日本チャンピオンや格闘技の現役選手)が在籍しており、企業役員をはじめ、ハリウッドスターやアーティストなどのボディーガードにおいて、15年以上に及ぶ実績があります。
警護以外の業務としては、商業施設や病院等の駐車場における管理業務、またコイン式駐車場における機械トラブル発生時の現場急行対処業務の「駐車場運営管理」、マンション管理会社の専任管理員の休日等に管理業務を代行する「マンション代行管理」、建物設備の法定点検・巡回点検の実施及び常駐管理を行う「建物・設備管理」を展開しています。
共栄セキュリティーサービス(7058)の情報・業績
共栄セキュリティーサービス(7058)のIPO上場規模は、最大で10.2億円であり、JASDAQの中ではやや小型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:34.3%と高めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
合同会社あっとプランニング | 59.77% | ○ |
マックスコーポレーション | 9.20% | 〇 |
株式会社ケイ・エス・エス | 7.36% | ○ |
我妻 文男 | 5.70% | ○ |
株式会社サン総合メンテナンス | 4.60% | |
我妻 紀子 | 3.95% | 〇 |
合同会社K-mac | 3.13% | ○ |
阿部 克巳 | 3.03% | ○ |
我妻 和文 | 1.38% | ○ |
芹澤 成美 | 0.37% | ○ |
●共栄セキュリティーサービスの業績
回次 | 第30期 | 第31期 | 第32期 | 第33期 | 第34期 |
決算年月 | 平成26年3月 | 平成27年3月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 | 平成30年3月 |
売上高(千円) | 4,078,058 | 4,160,669 | 4,416,240 | 4,895,482 | 4,973,192 |
経常利益又は経常損失(千円) | 169,598 | 198,650 | 165,945 | 395,878 | 376,103 |
当期純利益又は当期損失(千円) | 100,376 | 90,692 | 104,520 | 233,936 | 243,805 |
資本金(千円) | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 |
発行済株式数(株) | 1,000 | 1,000 | 1,042 | 1,042 | 1,042 |
純資産額(千円) | 1,649,224 | 1,731,701 | 1,907,217 | 2,117,526 | 2,362,792 |
総資産額(千円) | 2,222,093 | 2,395,952 | 2,506,184 | 2,845,943 | 2,996,387 |
1株当たり純資産(円) | 1,649,224.46 | 1,731,701.81 | 1,830,343.52 | 2,032.17 | 2,267.55 |
1株当たり配当額 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | - | - |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | 100,376.39 | 90,692.11 | 102,020.85 | 224.51 | 233.98 |
自己資本比率(%) | 74.2 | 72.3 | 76.1 | 74.4 | 78.9 |
自己資本利益率(%) | 6.2 | 5.4 | 5.7 | 11.6 | 10.9 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | 14.9 | 16.5 | 14.7 | - | - |
営業活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
投資活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
財務活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
現金等残高(千円) | - | - | - | - | - |
従業員数(名) | 231 | 216 | 403 | 376 | 417 |
●取り扱い証券会社
主幹事:みずほ証券
岩井コスモ証券・SBI証券・岡三証券・いちよし証券・あかつき証券
共栄セキュリティーサービス(7058)IPOのまとめ
事業内容は、施設警備、雑踏・交通誘導警備を中心とした警備業となります。
IPOにおける人気度はあまり高くない業種となります。
IPOの資金用途は、人材採用・人材育成等、新規エリア進出、社内基幹システム構築、事業生産性向上投資、その他運転資金に充当する予定です。
上位株主にはベンチャーキャピタルの存在はなく、カバー率は高めです。
業績面は、派手さはありませんが、着実に売上高を伸ばしています。
上場規模は10.2億円とJASDAQとしてはやや小型案件ですが、オファリング・レシオは34.3%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)と高めなのが気がかりです。
予想PERは8.0倍と類似企業と比較すると割安感はあります。
将来的には東京五輪が控えているので、警備のニーズは非常にあり、株価はだんだんと上昇する可能性はありますが、IPO的な初値リターンとなると微益ではないかと思います。
東京五輪まで保有するという考えであればブックビルディング申し込みも有りだと思います。
管理人はブックビルディングの申し込みは思案中です。
管理人の本気度
C~B
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:2/28(木)~3/6(水)
●上場日:3/18(月)
●想定価格:2,070円
●市場:JASDAQ
●IPO規模:最大約10.2億円で、JASDAQとしてはやや小型案件
●オファリング・レシオ:34.3%と高め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
みずほ証券(主幹事)・岩井コスモ証券・SBI証券・岡三証券・いちよし証券・あかつき証券