こんにちは。戦国おやじです。

 

久々に南アフリカランドについての記事です。

 

南アフリカランドの下げが止まりませんね。

 

 

ここはチャンスと見て、少しポジション形成してみましたが、果たして吉とでるか凶とでるか?

 

 

まず、南アフリカランドの下落について、少し分析していきましょう。

 

慢性的な要因は、国営電力会社のエスコム問題

 エスコムの財政赤字が一向に解決されず、更にかなりの頻度で計画停電を行ったことにより、南アフリカ企業へも大きな不利益が生じています。

 

そのことが、格付け機関であるムーディーズの懸念事項として、マークされています。

 

エスコム問題が解決されなければ、近い将来、ムーディーズの格付けランクは確実に下がります。

 

ムーディーズよる格付けが下がると、ランド円は恐ろしいほどの下落が予想されます。

 

南アフリカ政府としては、何としても解決しなければならない優先問題です。

 

ラマポーザ大統領の新閣僚メンバー

総選挙で、政権与党であるANC(アフリカ民族会議)が勝利しましたが、人事で問題がでています。

 

ANCの得票率は57.51%で何とか過半数を超え、政権維持ができる得票率でしたが、新内閣の人事に注目が集まりました。

 

現大統領のラマポーザが、前大統領ズマ派を一掃し、黒い噂のある副大統領のマブザ氏を排除できるか注目されていましたが、結果、できませんでした。

 

前大統領の元妻であるドラミニ・ズマ氏の閣僚入りと、マブザ副大統領の再任となってしまいました。

これにより政権運営に支障をきたす可能性があり、市場もこのことを懸念したようでランド円は下落していきました。

 

GDPが予想を大幅に下回る

先日、南アフリカのGDPの発表があり、前回は+1.4%で、今回の事前予想では-1.7%とでていましたが、-3.2%という予想をはるかに超える悪い数字に、市場は大きく反応し、ランド円7.4

円台を一気に突き破り、7.3円台に突入しました。

 

この結果では、中銀は利下げをする可能性が出てきました。

 

GDPの低下は、エスコムの停電による企業の生産力の低下が大きく響いているようです。

 

米中貿易問題

米中貿易問題は、世界中を巻き込んでいますが、こと南アフリカにとって、中国の経済的なダメージは、南アフリカにも大きく影響を及ぼします。

 

南アフリカにとって、中国は最大貿易相手国だからです。

 

輸出入ともに中国が最大相手国なので、その影響は計り知れません。

 

このまま、米中貿易問題が長引くと、南アフリカ経済にとっても大きなマイナス要因となることは容易に想像できます。

 

まとめ

ここ最近の南アフリカランドの下落の要因は、様々ですが、ラマポーザの新内閣が発足してまもなくなのに、試練が続きで、少し気の毒です。

 

新政権には、一致団結してこの苦境を乗り越えてほしいものです。

 

なんといっても、すべての凶元は、国営電力会社エスコムではないでしょうか?

 

エスコムの赤字問題さえ解決できたら、停電問題もなくなり、南アフリカ企業の生産力も上がり、結果、GDPの押し上げにつながると思います。

 

ムーディーズもそのことを懸念しているので、ラマポーザ大統領が、エスコム問題の解決にむけてどのような手をうってくるのかが最重要項目です。

 

いつまでも解決の兆しが無ければ、容赦ない格付けダウンが待っています。

 

そうならないことをこころから願いします。

 

というのも管理人は、南アフリカランドを久々にポジション形成したので、7.3円前後が底値となってほしいと願っています。