さて、今回ご紹介するIPO案件は、日本ホスピスホールディングス(7061)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
日本ホスピスホールディングス(7061)は、東証マザーズの上場予定で、想定価格780円となっています。
ブックビルディング期間は3月11日(月)~3/15日(金)で、上場日は3月28日(木)となります。
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日本ホスピスホールディングス(7061)はどんな会社?
日本ホスピスホールディングスグループは、日本ホスピスホールディングス、連結子会社であるナースコール株式会社及びカイロス・アンド・カンパニー株式会社で構成されており、「在宅ホスピスの研究と普及」をミッションとして掲げ、「看取り」へ対応するケアを、末期がん患者と難病患者を対象として提供しています。
これは、家で自由に過ごしたいという希望、痛み苦しみを和らげて欲しいという希望の両方をかなえるためのケアサービスです。
日本ホスピスホールディングスグループのターミナルケアは、「死」を意識する状況にあって、人生の仕上げ期をどう過ごすかを一緒に考えることから関わっています。
命を救うことを目的とする病院、介護サービスの提供を目的とする介護施設とは、関わり方や目的が異なり、日本ホスピスホールディングスグループでは、「死」は人生のゴールであり、悲しみは伴うものの忌み嫌うべきものではないと考え、各々が各々の人生の最終段階を迎えられるよう、「死」と向き合い、「死」を恐れず、人生の仕上げを実現できる社会の実現に貢献したいと考えています。
日本ホスピスホールディングスグループは、暮らしの場である「自宅」で療養し最後を迎えるために必要な「在宅ホスピス」を、「ホスピス住宅の提供」と「在宅ホスピスサービスの提供」の形で展開しています。
ホスピス住宅
日本ホスピスホールディングスグループは「看取り」へ対応するケアを、末期がん患者と難病患者を対象として提供しており、その基盤となるのが日本ホスピスホールディングスグループの運営する、入居者を末期がん患者や難病患者等に限定した賃貸住宅です。
具体的には、サービス付き高齢者向け住宅又は在宅型有料老人ホームの指定を受けた住宅であり、訪問介護事業所を併設又は近設し、ケアサービスを提供しています。
在宅ホスピスサービスの提供
住み慣れた自宅での療養生活の継続を目的として、訪問看護を中心に、看護小規模多機能型居住介護、居住介護支援事業所、訪問介護、通所介護、24時間定期巡回・随時対応型訪問看護介護などを組み合わせた在宅ホスピスサービスを提供しています。
日本ホスピスホールディングス(7061)の情報・業績
日本ホスピスホールディングス(7061)のIPO上場規模は、最大で17.4億円であり、東証マザーズの中では中型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:29.4%と高めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
J-STAR二号投資事業有限責任組合 | 48.62% | ○ |
MIDWEST MINATO,L.P. | 18.16% | 〇 |
Pacific MinatoⅡ,L.P. | 16.85% | ○ |
高橋 正 | 6.07% | ○ |
加藤 晋一郎 | 3.64% | 〇 |
稲津 隆夫 | 1.94% | ○ |
笹本 哲 | 1.94% | ○ |
宮地 宗男 | 1.46% | ○ |
関 洋晃 | 0.61% | ○ |
小笠原 利枝 | 0.49% | ○ |
●日本ホスピスホールディングスの業績
回次 | 第1期 |
決算年月 | 平成29年3月 |
売上高(千円) | 93,000 |
経常利益又は経常損失(千円) | 2,401 |
当期純利益又は当期損失(千円) | 1,611 |
資本金(千円) | 100,000 |
発行済株式数(株) | 7,094 |
純資産額(千円) | 384,713 |
総資産額(千円) | 398,351 |
1株当たり純資産(円) | 53.41 |
1株当たり配当額 | - |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | 0.25 |
自己資本比率(%) | 95.1 |
自己資本利益率(%) | 0.4 |
株価収益率(%) | - |
配当性向(%) | - |
営業活動CF(千円) | - |
投資活動CF(千円) | - |
財務活動CF(千円) | - |
現金等残高(千円) | - |
従業員数(名) | 2 |
●取り扱い証券会社
主幹事:野村證券
SBI証券・岡三証券・松井証券・マネックス証券・岩井コスモ証券・いちよし証券・エース証券・静銀ティーエム証券
日本ホスピスホールディングス(7061)IPOのまとめ
事業内容は、終末期のターミナルケア事業となります。
IPOにおける人気度はそれほど高くない業種となります。
IPOの資金用途は、事業拡大のための運転資金として、施設開業又は増室に係る採用活動費、人件費、賃借料、及びその他諸経費に充当する予定です。
上位株主にベンチャーキャピタルは存在しますが、満遍なくロックアップがかかっている状況です。
業績面は全く問題ありませんが、上場規模は、17.4億円で東証マザーズとしては中型案件であり、オファリング・レシオも29.4%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)と高めです。
予想PERは18.9倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
上場規模・オファリングレシオ・事業の特徴など特筆するものはなく、IPO的には初値が高騰する感じはありませんので、管理人は見送りとします。
管理人の本気度
C
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:3/11(月)~3/15(金)
●上場日:3/28(木)
●想定価格:780円
●市場:東証マザーズ
●IPO規模:最大約17.4億円で、マザーズの中では中型案件
●オファリング・レシオ:29.4%と高め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
野村證券(主幹事)・SBI証券・岡三証券・松井証券・マネックス証券・岩井コスモ証券・いちよし証券・エース証券・静銀ティーエム証券