今回ご紹介するIPO案件は、日本国土開発(1887)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
日本国土開発(1887)の上場市場は東証一部もしくは二部で、想定価格500円となっています。
ブックビルディング期間は2月15日(金)~2月21日(木)で、上場日は3月5日(火)となります。
Contents
日本国土開発(1887)はどんな会社?
土木事業
日本国土開発の土木事業は、総合建設会社として、ダム・河川・トンネル・道路・上下水道・造成工事等の社会基盤整備及び震災関連復興工事から、太陽光発電等再生可能エネルギー、維持補修、環境再生工事まで幅広い工事を行っています。
建築事業
日本国土開発の建築事業は、保有技術を活用した超高層建築や大スパン建築、食品工場、建物リニューアルを強みとして、住宅・ホテル・事務所・店舗・物流施設・工場等の設計管理及び施工管理を行っています。
豊富な実績と高い技術力に基づき、お客様のニーズに合わせたソリューションの提供を行っています。
関連事業
日本国土開発の関連事業は、不動産の売買、賃貸及び都市開発・地域開発等不動産開発全般に関する事業並びに再生可能エネルギー事業、建設用資機材の賃貸事業等を営んでいます。
関連会社
日本国土開発の関連会社事業は、国土開発工業(株)及びコクドビルエース(株)を含む関連子会社8社、持分法適用会社1社より構成されています。
売上の大半を国土開発工業(株)が占めており、同社では土木工事及び建設用機械の製造・販売・賃貸事業を行っています。
日本国土開発(1887)の情報・業績
日本国土開発(1887)のIPO上場規模は、最大で77.3億円であり、東証一部であれば小型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:15.7%と低めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
日本国土開発持株会 | 16.44% | ○ |
株式会社ザイマックス | 7.90% | 〇 |
みずほ信託銀行株式解すあ | 5.39% | ○ |
株式会社西京銀行 | 4.71% | ○ |
株式会社三菱UFJ銀行 | 4.71% | ○ |
アジア航測株式会社 | 4.29% | 〇 |
前田建設工業株式会社 | 4.04% | ○ |
日本基礎技術株式会社 | 3.91% | ○ |
三井住友海上火災保険株式会社 | 3.31% | ○ |
東亜道路工業株式会社 | 2.96% | ○ |
●日本国土開発の業績
回次 | 第85期 | 第86期 | 第87期 | 第88期 | 第89期 |
決算年月 | 平成26年5月 | 平成27年5月 | 平成28年5月 | 平成29年5月 | 平成30年5月 |
売上高(百万円) | 87,580 | 102,659 | 110,543 | 100,108 | 103,567 |
経常利益又は経常損失(百万円) | 905 | 2,531 | 4,656 | 6,175 | 13,805 |
当期純利益又は当期損失(百万円) | 926 | 2,301 | 2,485 | 3,262 | 9,265 |
資本金(百万円) | 5,012 | 5,012 | 5,012 | 5,012 | 5,012 |
発行済株式数(千株) | 100,255 | 100,255 | 100,255 | 100,255 | 100,255 |
純資産額(百万円) | 35,474 | 37,998 | 39,726 | 39,688 | 47,108 |
総資産額(百万円) | 75,035 | 84,735 | 81,423 | 102,972 | 105,674 |
1株当たり純資産(円) | 353.84 | 379.02 | 396.25 | 494.87 | 670.52 |
1株当たり配当額 | 3.00 | 5.00 | 6.50 | 7.50 | 15.00 |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | 9.24 | 22.95 | 24.79 | 36.83 | 124.53 |
自己資本比率(%) | 47.2 | 44.8 | 48.8 | 38.5 | 44.6 |
自己資本利益率(%) | 2.6 | 6.1 | 6.3 | 8.2 | 19.7 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | 32.5 | 21.8 | 26.2 | 20.4 | 12.0 |
営業活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
投資活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
財務活動CF(千円) | - | - | - | - | - |
現金等残高(千円) | - | - | - | - | - |
従業員数(名) | 894 | 918 | 958 | 893 | 890 |
●取り扱い証券会社
主幹事:三菱UFJモルガンスタンレー証券
大和証券・マネックス証券・みずほ証券・極東証券・カブドットコム証券
日本国土開発(1887)IPOのまとめ
事業内容は、土木事業・建築事業などの総合建設業で、1999年会社更生法と同時に上場廃止しており、今回は再上場案件ということで、IPO的な人気度は低めとなっています。
IPOの資金用途は、技術開発拠点「つくば未来センター及び関連施設」への投資・機械設備の購入・全社システム投資・太陽光発電事業への投資に充当する予定です。
上位株主にベンチャーキャピタルの存在はなく、満遍なくロックアップがかかっている状況です。
業績面を見ると、売り上げ高は順調であり、オファリング・レシオは15.7%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)と低めとなっています。
また、上場規模も77.3億円と東証一部の上場であれば小型で、想定価格も低く、割安感もでています。
しかし、再上場ということで、想定価格の低さは売りさばきたいという企業側の思惑も感じられ、警戒する必要があります。
管理人は見送りとさせてもらいます。
管理人の本気度
C
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:2/15(金)~2/21(木)
●上場日:3/5(火)
●想定価格:500円
●市場:東証一部もしくは二部
●IPO規模:最大約77.3億円で、東証一部であれば小型案件
●オファリング・レシオ:15.7%と低め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
三菱UFJモルガンスタンレー証券(主幹事)・大和証券・マネックス証券・みずほ証券・極東証券・カブドットコム証