個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は、老後資産を形成していく上で、日本国民が税制面なども考えた場合にもっとも有益な国の制度にも関わらず、加入者は恐ろしく少ないのが現状です。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の加入者数推移

加入者数
2010年 11万人
2011年 12万人
2012年 14万人
2013年 16万人
2014年 18万人
2015年 21万人
2016年 31万人
2017年 58万人

 

2017年には58万人の加入になりましたが、加入資格がある人の割合で見ると全体の0.9%しか加入していません。

 

日本国民のほとんどが、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)に加入していないのが現状です。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は老後のための貯金をしながら、税制面が優遇されるという国の制度です。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)に加入するだけで年収(課税所得)の15%以上の節税効果があります。

 

このようにみなさんにとって非常に有利な制度があるにも関わらず、利用しないのは本当にもったいないです。

 

実際に当ブログを見てくれた人の中にも、「個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)」という言葉を初めて聞いた方や聞いたことはあるが自分には関係ないと思っている方も多いと思います。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)を始めない理由
  • そもそもそのような制度を知らなかった
  • よくわからないものは怖い
  • 投資運用などやったことがないので不安
  • 手続きとか面倒で難しそう
  • すでに利益率が高い金融商品で貯蓄しているので個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)に加入する意味がない。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は、国の制度で、ほとんどの日本国民が加入でき、税制が圧倒的に有利な資産形成方法にも関わらず、上記のような理由で加入者が少ないのは非常に残念です。

 

今回は、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)が他の金融商品と比べ老後の資産形成にどれほど有利なのか解説していきます。

 

 

定期預金と個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の比較

 

はっきり言いますと、定期預金と個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)を比較する意味が全くないほど、定期預金で老後資産を形成していく意味がありません。

 

定期預金をしても税制面での優遇はありませんし、利率がいいわけでもない。

 

ただタンスに預金するより、金融機関に預金をする方が安心というだけのことで、特段、定期預金する意味がありません。

 

仮に1%の利息がつくとして100万円を10年預けても、10年で10万円程度しか増えません。

 

1%の定期預金なんてまずほとんどないと思いますが、それでも10年で、たった10万円増えてもそれほど老後資産に影響を及ぼすとは思えません。

 

年金以外で、旅行や趣味などの余暇を楽しみながら老後を過ごすには、3,000万円~5,000万円の資産が必要となります。

老後にどれほどの資産が必要かはコチラをお読みください。

 

これが例え積立預金で複利を活用し増やしたとしても、雪だるま式に資産が増えることはありません。

 

管理人は、定期預金は全く無意味だと思っています。

 

資産を眠らせてるだけで、老後の資産形成には全く役に立たないと思っています。

 

 

個人年金と個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の比較

個人年金は、老後のことをしっかり考えた人であれば、加入している方や加入を検討している方も結構たくさんいるのではないでしょうか?

 

返戻率や利率といった言葉を使いながら、個人年金の魅力について説明を受け、加入された方も多いと思います。

 

しかし、この返戻率と利率、さらに年利(利回り)という言葉が、実に勘違いしやすく、全く意味が異なります。

 

返戻率・利率・利回り(年利)について例を挙げながら説明していきます。

例:30歳 男性個人年金の保険料:月額1万円

払い込み期間:60歳まで(30年)

もらえる個人年金:年額40万円を10年間もらえる

結果

30年間で支払った個人年金の保険料総額:360万円

もらえる個人年金総額:400万円

 

この場合の返戻率は

400万円(もらえる個人年金総額)÷360万円(支払った保険料総額)=約1.11

 

返戻率は111%となります。

 

返戻率が111%と聞くと大きい数字に見えませんか?かなり得しているように感じますよね。

 

では、今度は111%の返戻率の個人年金を年利(利回り)で見ていきましょう。

 

上記の例でいうと、保険料総額が360万円に対して400万円の受取になる個人年金保険となりますので、収益は40万円となります。

 

30歳で加入し、受け取りが60歳からとなりますので、この個人年金保険は30年間運用したことになります。

 

今度は実際に年利(利回り)を計算していきましょう。

 

年利(利回り)は30年運用で40万円の収益と考えます。

40万円(利益の総額)÷30年(保険を掛けていた期間)÷360万円(支払った保険料総額)×100

=0.37

 

この個人年金保険の年利(利回り)は約0.37%ということになります。

 

返戻率でみると111%ですが年利でみると0.37%となります。
返戻率だけを見ると大きな数字で、いかにもかなり得をしているように見えますが、年利(利回り)でみると大した数字ではありません。

 

年間0.37%の利回りの投資なんて、それほどすばらしい商品とは思えません。

 

しかし、どうしても年金保険がよいという人もいると思いますので、日本の保険会社の返戻率と利回りを掲載しておきますので参考にしてください。

 

個人年金保険の返戻率と年利(利回り)一覧

保険会社 商品 返戻率 年利 払込み期間
日本生命 グランエイジ ニッセイ長寿生存保険 106.72% 0.44% 20年
JA共済 予定利率変動型年金共済ライフロード 106.57% 0.32% 30年
住友生命 たのしみワンダフル 106.31% 0.24% 30年
日本生命 ニッセイ みらいのカタチ 年金保険 105.14% 0.25% 30年
第一生命 とんちん年金ながいき物語 105.12% 0.41% 15年
明治安田生命 5年ごと利差配当付個人年金保険 年金かけはし 105% 0.21% 35年
住友生命 たのしみワンダフル 104.97% 0.24% 20年
第一生命 積立年金しあわせ物語 104.67% 0.23% 30年
JA共済 予定利率変動型年金共済ライフロード 102.79% 0.26% 10年

*年利(利回り)が0.2%以下は掲載しておりません。

 

個人年金保険のポイント

●保険の積立期間で年利も大きく変わる

●返戻率で見るのではなく、年利(利回りで)で見る

 

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)と他の金融商品比較まとめ

 

保険大国である日本では、色々な備えに保険に加入するケースはとても多いです。

 

病気や入院、万が一の死亡に備え保険に加入することは必要だと思います。

 

管理人も死亡保険と学資保険に加入しています。

 

万が一、管理人が死亡した場合は、まだ子供が小さいので、生活に困らないようにするための備えです。

 

しかし、学資保険は、加入しなくてもよかったかなーと思っています。

 

子供の学費を貯めるということであれば保険でなくもよかったと思います。

 

しかし、管理人は44歳で子供がまだ小さいので、学費を貯めるという意味の他に、万が一のことも考えて加入しました。

 

ちなみに管理人が加入している学資保険の返戻率は、120.2%で年利(利回り)は1.15%です。

 

返戻率がよい時に加入した商品ですが、それでも年利(利回り)は1.15%ですので、たいしたことはありません。

 

個人年金保険は、自分の老後に備え、資産形成をするための資産運用商品としての役割を担っていますので、加入する意味はほとんどないと思っています。

 

保険会社さんには怒られそうですが、資産運用のためにわざわざ年利(利回り)がそれほど高くない個人年金に加入する必要が本当にあるのでしょうか?

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は、節税分を利回りにして考えると15%以上になります。

 

これほど年利(利回り)が高い、国の制度を利用する前に、民間の個人年金保険に加入する必要があるのでしょうか?

 

このブログを見て、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)に変えたいが、すでに個人年金保険に加入している人もいると思います。

 

個人年金に加入している場合、中途解約すると返戻率は大きく下がり、元本割れしてしまいます。

 

しかし、個人年金を解約しても、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の15%の年利(利回り)であれば、いずれ解約で損した分も取り戻せます。

 

しかし安心してください。解約せずともよい方法があります。

 

現在の個人年金保険を払い済みにして、それ以上の保険の支払いをせずに、保険は残したままにしておくことができます。

 

個人年金保険を払い済みにして、保険は残したままにしておくだけで、年月が経過すると返戻率が高くなってきますので、損をすることはほとんどありません。

 

 

皆さんも自分の加入している定期預金や個人年金保険が、本当に老後の資産形成に役立つのか、あらためて検討し、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)への加入も考えてみてください。

 

現在加入している金融商品を見直す理由
●定期預金はタンス預金と変わらないので、意味があまりない

●個人年金保険は、返戻率ではなく、年利(利回り)で見るとわかる

●個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は年利(利回り)にすると15%以上になる