勉強が苦手な小1息子の家庭学習の取り組みについて1学期も終わったので振り返ってみたいと思います。
今回は、算数について書いていきます。
そもそも、息子の勉強が苦手だとわかったのは、算数の家庭学習の取り組みをしてわかりました。
簡単な計算問題の理解にも時間がかかり、何度説明しても同じような間違いを繰り返すため、この時点で地頭がいい子ではなく、勉強が苦手なんだなーということが何となくわかりました。
勉強が苦手だということを親が理解することで、家庭学習の取り組みも変わってきます。
勉強が苦手な子供に、難易度が高い問題集をいきなりやらせたり、ドンドン先取り学習をしていくのは、子供にかなり負担をかけてしまうので、様子を見ながら段階的に演習問題のレベルを上げていく必要があります。
我が家では、まずは「授業についていけるようにすること」・「集中して机に向かうこと」・「家庭学習習慣がつくこと」を目標にしています。
親は子供が勉強が苦手だということを認識して家庭学習をみていきますが、息子自身には、勉強に対し苦手意識を持たないようにするためにサポートしていくことが重要だと思っています。
特に勉強に対し苦手意識を持ちやすい算数は、うまく家庭学習でフォローしていかなくては、学校の授業についていけなくなり、勉強そのものに対し、苦手意識を持つ結果になってしまいます。
そこで、あらゆる単元の基本を繰り返し学習し、苦手な部分や理解度があいまいなところがあれば徹底的に学習していきます。
ある程度、基本が理解できたようであれば、少し応用問題に取り組むようにしていきます。
応用問題に取り組む理由は、基本の理解が深まることと、学校の授業がスムーズに入っていけるようにするためです。
また、管理人の考えとしては、大幅な先取り学習は勉強が苦手な子供には必要とないと思っていますが、1単元・2単元先の予習は必要だと思っています。
応用問題に取り組む理由でも述べましたが、1単元・2単元先を予習することで、学校の授業がスムーズに入ることができ、より理解できるために取り組みます。
現在のところ、1単元・2単元先の予習と計算問題・文章問題・苦手単元の取り組みなどを行っている状況で、まずまずうまくいっています。
まだまだ基礎的なことしかできていませんが、勉強が苦手な子供にとって、基礎的な部分を確実にできるようになることで、苦手意識を持たずに算数へ取り組めるるようになり、授業もついていけるようになります。
時間をかけ、しっかり基礎を固め、不明な部分やあいまいな部分は徹底的に克服していきます。
では、勉強が苦手な息子の1学期の取り組みについて具体的に記していきます。
計算問題の取り組み
しかし、勉強が苦手な子供は、計算量が多いドリルやプリントを見た瞬間に嫌気がさします。
はじめは、大きな数字で書かれた少ない量の計算をこなし、徐々に量を増やしていきます。
息子は公文の体験で、その時に出された宿題量に嫌気がさし、体験で公文は終了となりました。
計算の難易度より、見た目の量で勉強の意欲に影響が出てしまう息子は、少ない量を毎日コツコツやっていくしかありません。
1学期の終わりくらいには、1日50問~70問くらいをやれるようになっています。
正直、全然たりないと思いますが、今の息子のキャパではこれくらいが限界です。
ネット無料プリント
カラーで、非常にかわいい無料プリントです。また、難易度がわかれているので、少し難しい計算まで取り組むことができるので、旺文社の計算ドリルが終わった後に使用しました。
虫食い問題など色々なバリエーションの問題があるので、基礎力がしっかりついているか確かめるには最適な無料プリントだと思います。
絵がかわいいので、息子は喜んで取り組んでいましたが、難易度があがるといつも苦戦しています。
ある程度、計算ができるようになったら、毎日、継続して計算問題に取り組んでいく必要があると思っています。
ただ、ドリルや無料プリントは単元ごとになっているものがほとんどです。
ある時、息子に何気なく、繰り下がりの無い引き算と繰り下がりのある引き算を混ぜた管理人自作の問題を解かせると、見事にパニックになっていました。
単元ごとの計算では、どちらもできるようになっていたのですが、パターンで解いていただけなので、ランダムに出題するとできなくなります。
おなじことで10+○なども単元ごとのドリルではできていましたが、ランダムに出題すると混乱してしまいます。
算願の無料プリントはランダムで問題が出題がされているので、非常に使い勝手がいいです。
問題の量も息子にとってはほどよいので、毎日の取り組みとして算願の計算プリントは使用しています。
問題のパターンがとても多いので、計算ドリルは算願だけでも足りるくらいです。
使用したドリル・問題集
小学算数計算問題の正しい解き方ドリル たしざん・ひきざんをトレ-ニング 1年 /旺文社/旺文社
100マスマス計算の前に! 小学校1年生~ /フォ-ラム・A/三木俊一
100ます計算で有名な陰山先生のドリルを使用してみました。同じ内容の計算問題を繰り返し出題されている構成になっています。
このドリルでは、100マスは登場しません。ドリルの最後の方で10マスが出てくる程度で、100マス計算に移行するための準備ドリルです。
同じ問題を解くことで計算時間が早くなっていき、息子にとっても励みになっていくようです。
息子にとって、100マス計算は、ちょっと量が多いので見ただけで、嫌になってしますので、100マスは取り組んでいません。いずれ、100マスに取り組めたらいいなーと思っています。
1単元・2単元先の予習
授業をしっかりするために予習に取り組んでいます。
予習はやはり教科書に沿った教科書ワークが最適です。
管理人が教科書に沿って説明したあと、理解度の確認のために、教科書ワークに取り組みます。
この取り組みで、息子の苦手な単元がおおよそわかります。
教科書ワークで一通り予習ができたら、ちびむすドリルやぷりんときっずなどの取り組みをしていきます。
ドリル・問題集
教科書ワ-クさんすう1ねん 教育出版版しょうがくさんすう完全準拠 /文理
無料プリント
苦手分野の克服
教科書ワークで単元を予習したあと、ぷりんときっずのステップアップ問題でつまづいているところが苦手箇所です。
ぷりんときっずは基礎レベルの問題ですので、そこでつまづきがあるということは、苦手なんだろーなという判断になります。
息子の場合は、数の合成と分解、虫食い問題がかなり苦手でした。
数の合成と分解がしっかり理解できないと繰り上がり・繰り下がり問題でも苦戦するので、ここは徹底的に取り組みました。
取り組みの様子は、こちらの記事で書いているので、見てください。
もう一度、基礎問題をしたり、ブロックやコインなどを使って理解につとめたりし、最後は苦手な分野だけを集約した自作プリントをやることで克服していきました。
文章問題の取り組み
文章問題については、勉強が苦手な息子は、1学期・2学期にひねった文章問題に取り組む必要はないと思っています。
文章に書かれている内容を自分の頭でしっかり整理し、式に書き落とし、答えまで導き出せればOKです。
ここでもぷりんときっずが活躍します。
何よりかわいい絵がついているので、息子の反応・やる気はそれだけで上々です。
ぷりんときっずのよいところは、難易度別になっているので、だんだんとレベルアップしていけるのが特徴です。
また、足し算・引き算がランダムになった問題もあったので、重宝しています。
一般的なドリル・問題集の欠点は、文章問題も含め足し算・引き算が単元ごとになっていることが多いことです。
単元ごとに文章問題をやってもパターンで問題を解いている可能性があるので注意しなければなりません。
息子の場合、文章題を読む前にこれは引き算と勝手に思い込み、出てきた数字を引くといった作業を機械的にやっているケースがありました。
しっかりと問題を読む癖をつけなければいけないので、足し算・引き算どちらの問題かは、文章を最後まで読まないとわからないという設問が理想的です。
是非、文章題に慣れてきたら足し算・引き算がランダムに出題されるドリルに取り組んでみてください。
足し算・引き算の設問がランダムで出題されており、設問のパターンも豊富な無料プリントで、「小学生の算数無料問題・無料プリント」というサイトがありましたのでご紹介しておきます。
足し算・引き算の文章問題をランダムで解かせた場合の無料プリントは、小学生の算数無料問題・無料プリントというサイトを利用させてもらいました。
引き算のキーワードとなる違い・残りなど色々な言葉を使った文章問題をたくさん解くことができるので非常に助かります。
また、1枚のプリントに足し算・引き算の文章問題がランダムで出題されるので、息子のように足し算・引き算をパターンで解いている子供にとって、最後まで文章を読まなければ、足し算なのか引き算なのかわからないようになっているのもいいです。
その他、自作で文章問題を作りました。
足し算・引き算の問題をランダムにし、引き算のキーワードを盛り込んだ問題を作成しました。
子供の名前やお友達の名前、お父さん・お母さんなど、息子の身近な人を登場させたり、息子はトミカが好きなので、トミカにちなんだ文章問題を作ったりしました。
自分が登場したり、好きなトミカが登場する文章問題の食いつきはよかったので、もしよければ皆様のご家庭でも取り組んでみてはどうでしょうか?
まとめ
子供本人が勉強に苦手意識を持ちやすいのが算数です。
算数は答えがはっきりでる科目なので、目に見えて「できる」・「できない」がわかります。
幸い息子は、今のところ自分自身では勉強が苦手という認識がないので、家庭学習がうまくいっているのかな?と思います。
家庭学習の目的の一つである「学校の授業についていけるようになる」というのは、現在のところ達成されているようです。
このまま算数に対し、苦手意識を持つことなくいけたら最高ですが、そのための準備と日々の努力は必要です。
息子は今のところ、毎日の家庭学習は嫌がることなく継続できています。
この継続して勉強していくということが何よりも重要となります。
勉強が苦手でも、毎日努力することで、数年後には大きな力になっているはずですし、大学受験などの受験勉強する上で、努力を継続できるということが最大の武器になるはずです。
息子は理解力が高い子供ではありませんが、日々家庭学習をしていることで、今のところ勉強に対し苦手意識を持っていません。
高学年になってから家庭学習を開始しようと思っても、自己主張が出てくる年齢だと素直に親の言うことを聞かない可能性もあります。
低学年の内に、何とか家庭学習を習慣化する必要があります。
そのためには、サポートする親も努力や家庭学習に対する情報収集と分析が必要です。
一人一人の子供に合った「勉強法・教え方」・「ドリル・問題集選び」・「苦手箇所の把握、克服」は、いつも一緒に家庭学習をサポートしている親しかできません。
家庭学習を継続することは、子供だけはなく親も大変です。子供と一緒にがんばる覚悟が必要です。
しかし、子供にとって大好きなお母さん、お父さんである親が一緒に家庭学習を見守ってくれるのは心強いはずです。
管理人の息子も1学期は何とか家庭学習を継続することができたので、夏休み・2学期も継続できるようにサポートしていきたいと思います。
夏休みの家庭学習の取り組みついて書いた記事もありますのでお読みください。