小学1年生 算数 図形の授業時間が少ないのはなぜ?

B!

 

こんにちわ。戦国おやじです。

 

現在、息子の算数の授業が「形づくり」という図形の単元を学んでいます。

 

1年間のカリキュラムを見ていて、小1は、図形について学ぶ機会が極端に少ないように感じるのは管理人だけでしょうか?

 

高校受験や大学受験ではガンガン出題される図形問題ですが、小1算数では、計算や数の概念などの扱いに比べ、図形単元の学習が少ないように思いますし、あっさりと授業が過ぎさっていくようにも感じます。

 

図形の授業の復習のため、息子に図形問題を少し取り組ませてみましたが、全然、理解できていません。

 

理解が曖昧なまま、単元終了となっています。

 

実際には、理解できないというより、今まで、図形に触れる機会が少なかったので、経験による想像力が全く無いに等しい状態です。

 

図形問題を解くには、空間認識能力だけではなく計算力や読解力など総合力が必要となりますが、小1の授業では、空間認識を養う学習に重きを置いていないように思いました。

 

図形について学ぶことはなぜ必要なのか?

 

図形の学習は高校受験や大学受験では大きなウエイトを占めるので、受験戦争に打ち勝つには、絶対に抑えておかなければいけない単元であるというのは、多くの方が認識しています。

 

しかし、図形の学習は、社会に出てからも非常に重要になる単元の学習でもあります。

 

 

図形を学ぶということは、空間認識能力を鍛える学習になります。

 

空間認識能力は、直感力や創造力を鍛える学習です。

 

社会ではどのように役に立つかというと、図形をイメージして色々な角度から、見たり創造することは、物事を様々な視点から「考える力」・「判断する力」・「見る力」を養うことにつながると思っています。

 

その基礎を小1より学ぶことは非常に重要です。

 

図形は大脳を鍛える

空間認識能力は、大脳皮質が重要な役割を担っていると言われています。

 

大脳皮質は、後天的に育つ部分であり、遺伝に関わらず、誰でも鍛えることができます。

 

いわゆる「地頭がいい」子供でなくても、図形に関しては、訓練である程度何とかなる分野になります。

 

大脳皮質は、経験により成長していくので、いかに図形に関することを経験したかにより、得意分野になる可能性が秘めているということが言えます。

 

また、大脳皮質の成長は、身体に比べ成長が早く、低学年から中学年くらいが急成長すると言われています。

 

この時期に、空間認識能力を鍛えるための経験がその後に大きな影響を及ぼすのですが、学校の授業の取扱いは、時間をかけずに非常にたんぱくに終わっている印象です。

 

低学年から中学年での経験が大きく影響する図形学習を、足早に進む学校の授業にすべて委ねるだけでは、図形学習に関する経験量が圧倒的に不足となってしまいます。

 

今更ながら、中学受験を目指す子供を持つ首都圏の親御さんが、パズル系の習い事やドリルの取り組みに熱を入れている理由がわかった気がします。

 

図形学習はどのように取り組む?

 

図形学習は、紙面に向かって学習するより、本来は、幼少期から図形を意識したような接し方を親がしたらよかったのでしょうか、管理人は、図形を意識した接し方はほとんどしていませんでした。

 

例えば、「レゴや積み木を一緒にやってみる」・「粘土などで工作してみる」・「パズルで遊ぶ」など、そのような取り組みをした覚えはほとんどありません。

 

ブロックなどを買ってちょっと遊んだりしたことはありましたが、息子はあまり興味を示さなかったので、当時は、そんなもんかと思い、深く考えることもなくブロック遊びは我が家では、はやりませんでした。

 

ゆえに、空間把握や図形に関して経験が少ない息子は、図形問題がほとんどできません。

 

イメージができないんですね。

 

図形学習において、頭を柔軟にし、創造力を働かせたり、試行錯誤したりしながらイメージするということが非常に重要になってきます。

 

しかし、息子は、正方形が正三角形2つが組み合わさってできるということや、三角形を回転させたり、移動したりすることでどのような形ができるかが、全くイメージができていないようです。

 

「経験値がないのでイメージができない」これは、親である管理人の責任でもあります。

 

レゴや積み木は今更、あまり興味を示さないので、付け焼刃の図形学習として、紙で三角形や四角形などを作り、教科書やドリルなどに出てくる図形を作ったり、自分で好きな形を使って色々な物を創造していく学習をしています。

 

それと3学期から始めた幼児向けの点描写や線対称なども、継続してやっていきたいと思います。

 

しかし、上記の対応は人工的な卓上の対策なので、本来は生活や遊びの中での経験による空間認識がよいと思っています。

 

今まで、授業についていけるようにすることばかり意識がいってたので、低年齢で経験させるべきことに目が向いていなったのは、やはり管理人の責任です(息子よー、すまん!)。

 

今までの過ごし方の分は取り戻せませんが、これからは、親である管理人が図形や空間認識を意識した接し方をしていきたいと思います。

 

取り組みが遅いかもしれませんが、少しでも物事を多角的に考えることができる人間になってほしいと思っています。

 

現在、幼稚園や保育園のお子さんがいましたら、今のうちから遊びの中で図形を意識した接し方をしていくのがよいかと思います。

 

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