勉強が苦手な小2息子の家庭学習の取り組みや勉強の躓きの対処などを備忘録としてブログにアップしています。
コロナ休校も終わり授業が再開されていますが、算数の授業ペースが早いです。
何も準備をしていなければ、勉強が苦手な息子は当然のように置き去りにされてしまいます。
そこで、今回は2年生の山場である掛け算の話ではなく、意外に壁となりそうな単元「単位」について考えていきたいと思います。
今までの息子の様子を見ていると、「単位」の単元は間違いなく苦戦するであろうと思い、コロナ休校期間を利用し予習することにしました。
休校明けから足早に授業が進むだろうと予測していたので、どこの単元を削っていくのだろうか考えました。
2年生の山場は掛け算なのでおそらく掛け算はじっくり授業するだろうと考え、それ以外の単元の授業時間を削っていくのではないかと予測しました。
実際に授業がはじまると、管理人が予測していたよりひどいです。
息子の小学校では、表とグラフ・時間については、プリントのみで終了!
「えっ!まじ?」
足早に進むとは思っていましたが、さすがに授業無しとは予想しませんでした。
管理人が思っている以上に、現場の先生は1年以内にすべての単元を終わらせることに焦りを感じているのかもしれません。
まだ授業は始まったばかりまですが、今後もかなりの速度で授業が進み、授業についていけない子供が出てくるかもしれません。
その中でも予習して感じたのが、単位の問題は勉強が苦手な子供がはまりやすい躓き単元だと思いました。
単位換算・単位の計算などいくつもの知識を複合した問題は間違いなく苦手分野だと思います。
今回は単位の取り組みについて「時間」・「長さ」・「かさ」に分けて考察したいと思います。
息子は、「時間」と「長さ」は何とか終了し、現在は「かさ」に取り組んでいる最中です。
時間
時間は、1分=60秒・1時間=60分・2時間=120分・1日=24時間は理屈抜きに暗記です。
上記がしっかり暗記されていなければ、時間問題は苦戦します。
息子は、何故か幼稚園の頃から時間に関しては、実際に時計を見ていて、5分後は何時などの感覚に慣れていました。
時計は実践にまさるものはありませんので、時間の単元が苦手な場合は、日常生活で「何分後」を意識させてください。
例えば、「15分たったら出かけるよ」・「4時20分から4時30分の10分間はゲームしていいよ」など、何分間ということを常に意識させます。
すると10分間の遊びは短いとか1時間だとたっぷり遊べるなど、子供自身が意識します。
何分間の感覚が身に付けば、ドリルなどもスムーズにできます。
ドリルなどは、7時に起き、8時15分に家を出て学校に向かいました。起きてから学校に行くまで何時間何分ですか?などが問われます。
これらの問題も頭で考えてわからなければ、実際に時計を見たり、おもちゃの時計などを自分で回して見るなどして答えを導くようにしてください。
勉強が苦手な子供は、頭で時計を描くことが難しいこともあるので、実際に時計を見ながらやっていく内に頭の中に時計がインプットされていきます。
ドリルや問題集に取り組む際は、おもちゃの時計を使ってもいいので、必ず最後まで自分の力で答えを導くことが大事です。
長さ
長さは、「mm」・「㎝」の実際の長さが大雑把にでもつかめるかがポイントです。
息子が長さの問題に取り組んだ時に感じたことですが、mm・㎝の感覚が全く分かっていないということでした。
定規を使って長さを計ったりして、折り紙の縦横の長さを実際にはかったりすることもしましたが、何となく定規を使えて長さを求めている感じで、実際には長さの感覚がイマイチのような感じが見うけられました。
実際に、1cm=( )mmや( )cm=100mm・10㎜=( )cmなどの答えは、むちゃくちゃでした。
例えば、10㎜=(100)㎝など平気で書いちゃってましたよ!
まさに長さの感覚が全く無いので、上記のように答えちゃうんですね。
そこでドリルや問題集に取り組む前に、長さの感覚を捉えるために、指などを使ってザックリと長さを表現することにしました。
mmは点、1㎝はこれくらい、10㎝はこれくらいなど、上図のようにドリルに取り組む前に必ず指などを使って表現してもらい、長さのおおよその感覚を身につけるようにしました。
これを毎回することで、少なくても10㎜=10㎝などと、的外れなことを書くことはなくなります。
時計に比べ、長さの感覚を日常生活で意識させることなく過ごして来たので、長さに関する感覚が養われていないのは当然です。
親として責任を感じます。
今からでも長さなどすべての単位に関して少し意識させながら過ごすようにしたいです。
メートルに関しては、まだ取り組んでいませんが、mm・㎝・mの3つが絡んでくると苦戦しそうです。
かさ
単位の中で、息子は「かさ」が一番苦戦しました。
苦戦した理由は、L・dL・mLの3つが出てくること、dLが日常生活であまり使われないことが大きな要因です。
大人は1000mL=1Lくらいを覚えておけば、日常生活で困ることはほとんどありません。
しかし、かさの学習は小学生にとって定番の単位学習ですよね。なのでdLもしっかり押さえておかなければなりません。
かさの学習をはじめて取り組んだ時は、ひたすら暗記を試みたのですが、その時には覚えても翌日には、忘れたり混乱しています。
やはり複数の単位があるので混乱しやすいです。
そこで「かさの感覚」を身につけた方が早いのでは?と思い、L・dLが記載された計量カップを購入し、お風呂で体感することにしました。
我が家では、体や髪を洗う時に、「100mLかけまーす」と言ったり、「10dLかけまーす」など掛け声をかけながらシャンプーや石鹸のついた髪や体にお湯を流していきます。
すると息子からは「100mLじゃ全然洗えないよ!」などのクレーム反応があります。
「じゃーどれくらいの量を注文しますか?」などと遊びながらやり取りをします。
息子からは「じゃー1Lのお湯をくださーい」など、のってきてくれました。
今度はお湯をかける側とかけられる側を交代します。
管理人が髪を洗い、息子がお湯をかけます。
実際に目盛を見ながら1L・10dL・1000mLなどの量を体感していきます。
これを数日やっていくとだいぶ感覚がつかめてきました。
我が家は1Lの計量カップを使って学習し、「1L・10dL・1000mLは多い量」・「1dL・100mLは少ない量」というザックリとした仲間わけで覚えさせました。
実際にペーパーで学習し、1L=( )dLという問いで迷った場合は、1Lは「多い量の仲間」なのか「少ない量の仲間」なのか、頭の中で整理させると解けます。
仲間わけは、お風呂で量を体感しているので、何となく体にしみついているようです。
単位の学習まとめ
今回は単位の学習について書きました。
2年生の学習は掛け算がクローズアップされますが、この単位の学習はくせものです。
低学年ですと実生活で、長さを計ったり、水かさを計ったりする場面が少ないため、学習と感覚がリンクしないため難しく感じるのだと思います。
時間の学習に関しては、2年生になると時計を意識した生活がはじまるので、わりとスムーズにできると思います。
同じように「長さ」や「かさ」も実生活で使われ始めると、ペーパーで覚えなくても使えるようになりますが、それはもう少し先の話しになります。
とはいえ学習単元で出てくるので覚えるしかありません。
特に「かさ」は大人でもdLについて使う場面が少ないので忘れている人も多いと思います。
親も小学生の頃を思い出しながら、お子さんと面白おかしく「dL」の学習をしてみてください。
勉強が苦手な息子が、単位の学習が身につくまで結構時間がかかりました。
もし、学習に不安のあるお子さんでしたら、早めに単位の学習を始めた方がいいかもしれません。
息子の学習で使った教材・道具を紹介していきます。
ペーパー教材は、くもんの「単位と図形にぐーんと強くなる」を使いました。
単位と図形に特化しているので、細部にわたるまで学習でき、繰り返し・繰り返しスモールステップアップしていくのが特徴です。
勉強が苦手な子供でも無理なく、頭の中を整理しながら学習を進めれます。
算数の総合問題集だと、それぞれの単位の学習量がわずか数ページにすべて盛り込まれているので、息子のように理解力が悪いと中々身に付きません。
「単位と図形にぐーんと強くなる」は、何回も演習を繰り返し、体で覚えていく構成になっているので勉強が苦手な息子でもスムーズに学習を進められました。
さすがくもんといった感じで、徹底的に繰り返し学習をして身につけていくようになっています。
その他に使用した教材は、ネットの無料プリント教材の「脳トレキッズ」です。
ネットの無料教材は多々ありますが、小2よりこちらの「脳トレキッズ」を利用させてもらう機会が増えています。
とにかく単位の問題がわかりやすく良問揃いです。
勉強が苦手な息子が単位学習を習得するまでの道のりを大雑把にまとめます(かさの学習はまだ進行中なので、最終的には少し学習量がかわるかもしれません)。
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●くもん「単位と図形にぐーんと強くなる」・「脳トレキッズ」・「自作問題」で徹底的に反復学習
●授業
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●ポピーで授業の復習
*発展問題系の学習は、現時点では行いません。学年のすべての単元が終了したら取り組む予定です。
小学2年生単位と図形にぐーんと強くなる【1000円以上送料無料】
「かさ」の学習で使用した計量カップですが、dLが記載された計量カップは中々みつかりませんでしたがモノタローで販売していました。
初めてモノタローを使う場合は、登録が必要となりますので検討してみてください。