標準新演習 国語

B!

 

今回は塾用教材の標準新演習国語を紹介します。

 

●レベル:標準より少し難しい

 

●取り組む時期:標準レベル終了後

 

新演習シリーズは様々な用途やレベルに応じ分かれています。

 

標準新演習は中学受験はしないが学校レベルをしっかりおさえ、応用レベルまで対応したい場合に最適です。

 

中学受験を希望される場合の導入問題集としても使えます。

 

もう少し高いレベルの中学受験学習を希望される場合は、小3ですとジュニア新演習が最適です(思考力系の問題も充実しています)。

 

新演習独自の特徴

初めに新演習独自の特徴について述べていきます。

 

最近の受験傾向にグラフや表などから情報を読み取って解答する設問が多めに出題されれています。

 

今後もこの分野は出題重点項目の一つになります。

 

教科を問わず表とグラフの読み取りは重要になってきます。

 

そこで新演習では「情報」の章が設けられています。さすが塾教材なので最新の傾向をいち早くおさえた構成になっています。

 

もう一つの特徴は、「思考力・判断力・思考力」の強化がこの1冊で可能となります。

 

文章を総合的に判断する問題や文章を読んで自らの意見をまとめる設問等が充実しています。

 

今後の受験傾向も記述問題に重点がおかれていきます。

 

記述問題にもしっかり答えれるようにするには「新演習シリーズ」のような問題集で記述の設問形式に慣れていく必要があります。

 

中学受験をしない子供も高校受験・大学受験と記述問題に重点をおかれる傾向にあるので今からしっかり訓練していくとよいと思います。

 

管理人のおすすめポイント

管理人が新演習国語をお勧めするポイントは、文法問題と読解問題がリンクしているというとろこです。

 

どういうことかいうと、通常の問題集の構成は文法問題と読解問題は独立した内容を学習していきます。

 

例えば文法学習で主語と述語について学び、読解問題では主語・述語とは全く関係ない詩の学習をしたりします。

 

文法問題では短文から主語や述語を見つけ出すのが一般的な傾向です。

 

ほとんど子供は短文から主語や述語をみつけることができるようになります。

 

しかし、長文の中では主語や述語を意識して読んだり捉えたりすることを求めると極端にできなくなります。

 

せっかく文法で主語・述語を学んでも長文による実践的なトレーニングをしていないので、主語・述語の文法が定着していません。

 

しかし、「新演習」は文法を学んだら長文で文法演習できる設問構成になっています。

構成

●文法学習

●長文の中に学習した文法が混じっている

●学んだ文法の設問

 

実はこのような構成になっている問題集はほとんどありません(見つけれません)でした。

 

非常に貴重な構成になっている問題集です。

 

文法と読解問題をバラバラに学習してもあまり効率的ではありません。

 

文法と読解問題がリンクすることで、本当の文法学習になると思います。

 

 

次に問題集の中身について見ていきましょう。

 

標準新演習国語の内容

新演習の内容をみていきましょう。ここでは小学3年生を例にしていますが各学年構成は同じです。

 

いくつかの構成に分かれていますので1つ1つ簡単に解説していきます。

 

やってみよう

①はその課で学習する項目がまとめてあります。問題集に取り組む前に確認しておきましょう。

 

②は文章の全体を図式化した問題になっており、まずは、文章の流れをつかむ練習をしていきます。

 

練習しよう

「やってみよう」よりも難しい問題が出題されているので、課の学習内容をより深く理解できます。

 

また、「〇」マークがついた問題が出題されていることがあります。

 

このマークがついた問題は、「思考力問題」を表しており、文章の中に書いてあることだけでなく、文章全体の内容から推論したり、これまでの自身の体験をふまえて考えたりする問題です。

 

まとめの問題

各章の最後にまとめの問題があります。

 

その課で学習した内容の振り返りと、総合的な問題演習で仕上げをしていきます。

 

解答

塾用教材で懸念されるのは解答の詳しさです。

 

塾で活用するように構成されているので、解答・解説は塾講師がするのであまり詳しくないのかと思うかもしれませんが、「標準新演習国語」の解答は非常に詳しい解説付きなのでご安心ください。

 

しっかり考え方が示されており、市販の問題集の解説より詳しいかもしれません。

 

正直、これだけ詳しい解答であれば塾に行かなくてもいいように思います。

 

塾では+αの解説があるのかな?

 

確認テスト

標準新演習国語には、1つの単元に1枚の確認テスト(別冊)がついています。

 

本冊で学習した内容につながる問題は「重点問題」として☆印がついています。

その課で身につけるべき基本事項を確認する問題になっているので、全問正解を目指します。

 

テストなので時間をはかったり誤字がないように見直すなど、本冊に取り組むより緊張感を持たせます。

 

標準新演習国語まとめ

「標準新演習国語」は非常にバランスの取れた問題集です。

 

「記述問題」・「文書の要約を問われる問題」・「文法と長文問題のリンク」など、他の問題集にはない取り組みができるので非常に重宝しています。

 

レベル的には標準から教科書+αくらいです。

 

標準レベルよりやや難しいですが、勉強が苦手な息子でも十分取り組めていますので、ほとんどお子さんが取り組めるレベルです。

 

ちょっと難しいレベルなので、本文も設問もしっかりゆっくり読む癖がついていきます。

 

国語力をつけるための訓練なのでじっくり読み込む癖がつくのはよいことです。

 

内容は塾用教材ということで、市販の問題集に比べると内容を重点をおいた構成になっており、1冊やり終えると力がつくんだろうなーという印象です。

 

欠点は塾用教材なので値段が少し高めです。しかし、それだけの価値はあると思います。

 

塾用教材ですがAmazonでも買えるので、気になる方は是非、試してみてください。

 

標準新演習国語の特徴まとめ

●構成がしっかりしている

●文法と長文のどちらも学習できる

●解答・解説が詳しい

●1冊で十分な学習量が担保される

●中学受験のお子さんも活用できる

●塾用だけどネットで買える

 

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