作文問題は公立中高一貫校や一部の私立中学受験で出題される分野であり、作文学習することで国語の地力がついてくる学習です。
しかし、作文学習は親の指導のみで取り組むのには限界があります。
そこで自宅で作文学習をしていこうと思うと通信教材による学習が必須になってきます。
今回は厳選した作文通信教材について、ジャンル・料金・添削回数・特徴などを徹底比較していきます。
作文の通信教材は作文に特化した「作文専門通信」と通常の通信教材の「オプション作文講座」の2通りがありますのでその辺りの特徴も解説していきます。
最後に管理人オススメの4教材についての詳細も書いていきますので参考にしていただければと思います。
通信教材 | 料金 | 添削回数 | 特記事項 |
作文専門 | |||
ブンブンどりむ |
4,972円 | 2回/月 | ・TVや書籍で有名な齋藤孝先生が監修
・イラスト・カラーなどをたくさん使い、低学年からでも取り組みやし内容になっている。 ・作文が初めて、作文が苦手というお子さんでも取り組みやすい教材でなおかつ教材の質・量も充実 ・「月間Newsがわかる」や「時事シート」など副教材も充実 |
ノゾミワーズ
(小1~小6) |
スタンダードコース:5,800円
クイックコース:6,800円 |
2回/月
4回/月 |
・教材が充実
・国語力は養われる |
作文小論文専門学院
(小1~小6) 中受対応可 |
7,015円
入会金6,000円 |
1回/月 | ・年間カリキュラムが細かく設定されており今月のやるべきテーマがわかりやすい
・課題提出でポイントが貯まり、図書カードなどと交換できる ・教材は入試問題などを研究し作られており充実している |
言葉の森
(小1~小6) 中受対応可 |
通常:8,800円
中学受験コース:12,100円 入学金11,000円 |
4回/月 | ・電話もしくはZOOMで毎回個別指導
・作文を書くことに特快しているので確実に作文が書けるようになる ・中根克明先生は著書でも有名 |
国語単科大竹教室
(小1~小6) 中受対応可 |
作文コース:10,450円
総合コース:17,050円 入室料:22,000円 年会費:11,000円 |
4回/月
2回/月 |
・国語専門の塾の通信講座です
・中受界では有名塾 ・しっかりとしたプログラムと良質の教材が特徴 |
みちくさ作文教室
(小1~小6) |
1・2年生10,000円
3・4年生12,000円 5・6年生14,000円 |
4回/月 | ・塾長一人ですべての受講生対応
・学年別の料金 |
白藍塾
(小1~小6) 中受対応可 |
通常:20,000円
中学受験コース:33,000円 入学金5,000円 |
4回/月
6回/月 |
・樋口裕一先生は多くの作文問題集を出版
・充実の教材 |
通信教材オプション作文講座 | |||
(小5・小6) |
2,805円
|
1回/月 | ・Z会ならではの考えられた教材
・標準レベルの学習プログラム ・料金が安い |
進研ゼミ作文表現力講座 |
3,030円 | 1回/2ヵ月 | ・2ヵ月に1回のゆっくりしたペースでじっくり作文力をつける指導
・基礎から標準レベルまで達するカリキュラム ・作文が初めて、作文が苦手というお子さんでも取り組みやすい教材になっている |
学研読解作文
(小3~小6) |
3,300円 | 1回/月 | ・読書教材と作文教材で学習を取り組む
・無理のない教材レベルでしっかり基礎を身につけます。 |
名探偵コナンゼミ |
3,685円 | なし | ・国語教材の中に作文講座が含まれています。 |
作文専門通信教材の特徴
作文専門通信教材は、作文のみに特化しているので内容・教材がとても充実しています。
何といっても添削の回数が多いのが作文専門通信の特徴です。
作文はどうやって教えたらよいのか?全くわからないという場合は作文専門通信に丸投げでもいいと思います。
また、作文や小論文は公立中高一貫校や一部の私立中学受験で出題され分野ですが、作文専門通信は中受対応コースも充実しています。
気になる点は料金が「オプション作文講座」より高めというところです。
しかし、添削回数で考えると添削1回あたりの料金は「オプション作文講座」とほとんど変わりません。
作文力だけでなく国語力をつけたい場合は、作文専門通信教材でじっくり学習するのがお勧めです。
学年が低いほどじっくり学習する時間があります。
通信のオプション作文講座
通常の通信教材英国算理社の他にオプション講座として作文講座が用意されている通信教材もあります。
習い事や通塾などでがっつりと作文学習時間を確保するのが難しい、しかし、本格的な作文学習までいかないまでも、少しでも作文に慣れたいという時は「オプションの作文講座」が最適です。
また、コストが安いことも魅力です。
ただし、しっかり管理しないと作文講座は後回しになってしまい結局取り組まないままになることもあります。
取り組む時間が少ない分、優先的に取り組むように親の管理も必要になると思います。
また、添削回数も少ないので、できるだけスモールステップアップで自分一人でも取り組める内容になっている教材が望ましいです。
「通信のオプション作文講座」は中学年以降から対応というケースが多です。
管理人おすすめ作文通信4選の解説
ぶんぶんどりむ
対応学年:小1~小6
教材:メインテキスト(作文・読解・語彙・情報読み取り)とドリル(語彙・漢字・作文)
添削回数:2回
料金:4,972円
学習時間:1回10分くらい
fa-pencil管理人の一言
テキスト・ドリルなどボリュームは作文通信教材では一番充実していると思います。
ボリュームはありますが、イラスト・マンガをたくさん使いしかもカラーなのでスムーズに作文学習に入っていける感じがします。
低学年からでも十分取り組めます。
学習分量が多いですが、しっかり取り組むことで根本的な国語力も強化される教材になっており記述力も養われます。
早い学年から取り組むと中学受験での作文や国語記述問題も圧倒的に強くなると思います。
スモールステップアップになっているので、ぶんぶんドリムの教材通りに作文学習を進めていくと少しずつ力がついていきます。
管理人もブンブンどりむにしようか非常に迷いましたが、息子の1日の学習時間が少ないのでブンブンどりむに取り組める時間が確保できないのでは?と思い断念しました。
でもかなり、魅力的なので未だに気になっています。
fa-pencil管理人の一言
息子は言葉の森にお世話になっています。
課題は毎日の読み物だけで、特に取り組むワークやテキストはありません。
毎週ZOOMや電話で担当の先生と本日の作文テーマについて話、ZOOM・電話終了後に作文に取りかかり、その日のうちに郵送で提出という流れです。
1週間に1回必ず作文を自力で完成させます。
必ず作文を提出と聞くとハードルが高そうに感じますが実際にそんなことはありません。
先生の親切な指導でどのお子さんでも必ず書き切ることができます。
我が家が言葉の森に決めた理由は、親が作文指導ができない・週1回の取り組みでOK・先生に丸投げできるの3点が決め手となりました。
純粋に作文力だけを向上させたい場合は「言葉の森」は最適だと思います。
Z会のオプション作文講座
対応学年:小5・小6
教材:エブリスタディ作文・てんさく問題
添削回数:1回
料金:2805円
学習時間:エブリスタディ作文学習が月3回(1回40分)と提出課題の添削問題月1回(40分)
HP:
fa-pencil管理人の一言
メインテキストのエブリスタディ作文を週1回取り組み作文を書くための基礎学習を進めていき、月に1回のてんさく問題に取り組み提出します。
添削は丁寧に指導してくれるので、指導内容をチェックしながら次回の課題にチャレンジすると力がついてくると感じます。
Z会はテキストがしっかりしているので、作文だけではなく国語力も養えるような構成になっているのが特徴です。
ただ、小5からしか対応していないので、学年が低い内は他の教材に取り組みしかないです。
進研ゼミ「作文・表現力講座」
対応学年:小3~小6
教材:作文チャレンジ(メインテキスト)・書き方とアドバイス
添削回数:2ヵ月に1回
料金:3030円
学習時間:週1回の作文チャレンジ(20分)に取り組み、2ヵ月に1回課題提出
HP:進研ゼミ作文・表現力講座
fa-pencil管理人の一言
進研ゼミの作文・表現力講座のメインテキストはZ会のテキストとは真逆でキャラクターやイラストがたくさん登場し、作文学習に入っていきやすいような構成になっています。
穴埋め問題形式で文章を書く基本を訓練し、慣れてきたらお手本を見ながら長い文章を書いていく構成になっています。
2ヵ月で1クールとなっているので、ゆっくり少しずつ長い文章が書けるようになる構成になっているので、じっくり少しずつ作文学習に取り組みたいというお子さんには最適な教材だと思います。
小3から受講できるので、ゆっくり少しずつステップアップしていけば6年生の時には相当な作文力になっていると思います。
作文学習を2ヵ月という時間をかけながら無理なく楽しく学習できるということで進研ゼミの作文講座はオススメです。
作文通信教材のまとめ
管理人は特徴が明確になっている4つの作文講座をお勧めしましたが、お子さんによって相性があると思います。
早い学年から作文学習をすることで国語力もしっかりつくことは間違いないので、中学受験する子もしない子も作文学習は取り組むべき学習だと思います。