塾用教材について色々ご紹介しています。
今回は「のびのびじゃんぷ算数」という無学年式の教材を紹介していきます。
小学校6年間で学習する単元を1級から42級まで細分化されています。
レベル的には基本から標準レベルの内容です。
無学年式の教材はタブレットの通信教材などがありますが、紙の無学年式教材は市販でも塾用でもほとんどないので、「のびのびじゃんぷ算数」は貴重な存在です。
無学年式教材は子供のレベルに合わせてどの級からでも始めることができるので幅広い用途で活用できます。
中学受験を希望するお子さんであれば、先取り学習として活用できますし、学校の単元学習につまづきのあるお子さんであれば、つまづいている級から学習をはじめることができます。
また、見開きの半分が文章題問題となっているので、問題問題が苦手なお子さんのトレーニングにもなります。
このように幅広い用途で活用できるのびのびじゃんぷ算数のコンセプトは「くり返し学習で理解度を100%に」という理解度の定着を狙った構成になっています。
どのようなところが理解度の定着につながっていくのか教材の中身について解説していきます。
のびのびじゃんぷ算数の概要
のびのびじゃんぷ算数は40級までが小学校の内容です。
1つの級で2単元の学習をします。
今回は3年生で学習するあまりのある割り算を例にみていきます。
●級:15級
●学習する単元数:各級2つの単元
●単元の内容:あまりのある割り算・大きな数
●ページ数:32ページ
●構成数:15回構成
●その他付属品:解答・進級テスト
●大きさ:A4判
のびのびじゃんぷ算数の内容
内容は、「たしかめページ」・「1回~7回:あまりのある割り算」・「8回~14回:大きな数」・「15回:この級のまとめ問題」・「進級テスト」の順番に学習を進めていきます。
各級の1ページ目にこの級で学ぶ学習事項とポイントが記載されています。
学習内容の説明と目次の役割を果たしています。
解説は簡単なものにとどまっていますが、各回の例題で詳しく解説してくれているので、たしかめページでは基本的事項について学習していきます。
のびのびじゃんぷ1回分は①例題解説②今日の計算③確かめ問題④新しい学習事項の問題に分かれています。
それぞれについて詳しく解説していきます。
①解説例題
新しい事項の学習になります。
解き方は丁寧に書かれています。毎回、1つの例題を掘り下げて学習していきます。1人でも例題を見ながら学習を進めることができます。
②今日の計算
10問の計算問題が出題されます。
解説例題に対応した計算か前回までに学習した計算問題の復習かの2パターンの出題です。
忘れたころに過去に学習した計算方法が出題されるので定着率もあがります。
③確かめ問題
たしかめページ(各級の1ページ目)で説明されている内容について学習していきます。
解けない場合はたしかめページのポイント番号にフィードバックして確認します。
④新しい学習事項の問題
解説例題で学習した内容の問題です。
1回目で学習した内容は5回連続で登場します。同じ形式の問題を解くことによって、理解したことを確実に定着させる学習システムになっています。
ここで1回目から5回目までを色分けし、新しい学習事項の出題のされ方について見ていきます。
赤:1回目
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青:2回目
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ピンク:3回目
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緑:4回目
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黄色:5回目
繰り返し学習がのびのびじゃんぷの最大のポイントであり他の教材にない強みです。
また、1回目から5回目までは各回ごとに新しい内容を1つだけ学習するというのも特徴です。
1回にたくさんのことをインプットするのは大変ですが、1つであれば集中してインプットできます。
1回目で学習した内容は5回連続で登場します。同じ形式の問題を解くことによって、理解したことを確実に記憶させる学習システムになっています。
15回目は計算のまとめ問題と各級で学習した内容がまとめれています。
ランダムに出題されていますが、全14回で学習したことなのでスムーズにできると思います。
全15回が終了し、間違なども確認できたら表・裏10問出題されている進級テストに取り組みます。
80点以上が合格で次の級に進めます。
80点以下は間違った問題を復習し、時間をおいて別日に再度テストを受けてみてください(テストは2枚ついてきます)。
また、間違った問題は教材のどの例題番号を学習したらよいか書いていますので、例題番号のページに戻って再度復習してください。
合格したら賞状(付属されています)に名前・合格級を記載して息子に渡します。
息子はこのテストを非常に楽しみにしています(それほど難しいテストではないので、80点以上取れます)。
合格した賞状は壁に貼って満足気にしています。
予習で「のびのびじゃんぷ算数」を活用しているので、まだ学校で習っていない内容のテストを合格しているのも自信の一つになっているようです。
どんな簡単テストでも励みや自信につながるのは良い事だと思うので、このテストは気に入っています。
学年と級の対応表を載せておきます。
のびのびじゃんぷ算数の管理人の感想
のびのびじゃんぷ算数はとてもよく考えられた構成の教材だと思います。
調べてみるとのびのびじゃんぷ専用の個別塾などもかなりありました。
それだけ塾でも活用しやすい教材なのだと思います。
無学年式でなのでどのお子さんでも活用できます。
レベルも基礎から標準レベルなので基礎学力の定着を希望されるお子さんや文章問題の取扱いも多いので、文章題強化を目的とされて活用することもできます。
また、中学受験を考えているお子さんには学年相当の級ですと物足りないですが、先取り学習としてはちょうどよいレベルだと思います。
1学年・2学年先の学習を早めに終了し、中学受験に備ええるという活用法もできます。
我が家では、3単元先の予習教材として活用しています。
教科書ワークで各単元について予習したあと、演習もかねて「のびのびじゃんぷ算数」に取り組みます。
「のびのびじゃんぷ算数」は基礎から標準レベルなのでなるべく一人でやり切るように促しています。
のびのびじゃんぷ算数の購入方法
塾用教材「のびのびじゃんぷ算数」はネット販売もありませんので、一般の方が購入するのは難しいです。
そこで管理人のブログ読者には、子育てをする同志として特別に購入できるようにしたいと考えました。
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