長い夏休みを終え、1学期とは違い、だんだん本格的な学習になったのが2学期でした。
よく小1の2学期から学校の学習進度が早くなるというのを聞きます。
勉強が苦手な息子はついていけるか心配していました。
考えても仕方がないので、出来が良くないのであれば、努力でうめるしかありません。
そこで2学期が始まる前に家庭学習でやるべき目標を立て、実行してきました。
今回は、2学期も終了したので、家庭学習の目標達成度を確認していきたいと思います。
管理人の息子は決して勉強が得意ではありません。
そこで、はじめのころは、参考になる勉強法はないかネットなどで調べてみたのですが、中学受験を考えている方のブログや成績上位のお子さんをお持ちの親御さんのブログなどはたくさんありました。
しかし、息子のように勉強が苦手な子供を持つ親にとっては、勉強する姿勢や考え方は大いに参考になりますが、家庭学習の取り組み内容はあまりにもハイレベルなので、参考にしたくてもレベルが合いません。
色々な方の勉強法のブログは読みますが、最終的には自分の子供の力量に合わせた学習プログラムを構築できるのは親か塾や家庭教師などのプロしかいません。
プロにまかせず、親が勉強を見ていく場合、構築した家庭学習の方針が本当に正しいのか?間違った方向で子供に学習をさせているのではないかと不安になることもあります。
しかし、親が家庭学習を見ていくと決めた以上は、責任をもって子供を見守ったり導いていく必要があります。
もし、管理人と同じ境遇のお子さんをお持ちでしたら、恥ずかしいレベルの家庭学習内容を公開していますが、ご意見やアドバイスをもらえたら嬉しいです。
2学期算数の目標と取り組み
目標
2学期中に、1年生の単元は終了し、基本をしっかりかため、応用を少しできればいいかなーと思い取り組みました。
取り組み内容
取り組み内容は、①学校の単元の予習と復習・苦手単元の克服②計算③文章問題を毎日の取り組みとしました。
取り組み内容は、同じですが、理解度やレベルに合わせ使用するドリルや問題集は変えています。
1学校の単元の予習と復習、苦手単元の克服
1学期から継続していることですが、数単元先を家庭学習で予習していきます。
使用する教材は、ネット上の無料プリント(ぷりんときっず・算願)と教科書ワークを使用ています。
家庭学習で予習していますが、学校の単元終わりには、忘れていないかもう一度、単元のまとめ的なドリルやプリントで確認します。
管理人の息子は、教科書ワークのまとめテストで確認しています。
12月からは通信のポピーもお試しで使用してみましたが、単元まとめに非常に使いやすいので、3学期からはこちらも本格的に併用していく予定です。
単元のまとめテストで問題がなければ、また、数単元先の予習に戻ります。
問題が発覚した場合は、数単元先の予習は一旦中止し、問題のあった単元を徹底的に復習していきます(ネットの状のあらゆる無料プリントを利用したり、自作プリントで理解できるまで毎日取り組みます)。
苦手単元の取り組みなので、子供にとっては非常につらい作業になり、途中で何度も嫌になったりします。
しかし、ここで苦手部分を曖昧にして先に進む訳にもいかないので、親も根気よく怒らず、どの部分がわからないのか細かく分析し、一緒に苦手な単元を克服していきます。
苦手箇所ができるようになった時は、大いに褒めます。
息子自身も苦手単元を克服できた時は、満足気で自信にも繋がっているようです。
苦手単元に取り組んでいる間は、新しい単元の予習はできていませんが、事前に数単元先の予習をしているので、学校の授業に遅れることはありません。
このように少し先の単元を予習していることで、余裕が生まれるので、じっくり復習や苦手単元に取り組む時間があり、学校の授業についていけないということになりません。
●無料プリント(ぷりんときっず・算願)・教科書ワークで予習
●教科書ワークのまとめやポピーで単元の確認
●苦手単元の克服(自作プリントやあらゆる無料プリントを利用)
2計算の取り組み
計算は、繰り上がりの足し算・繰り下がりのある引き算・20以上の大きい数の引き算・足し算を10月中にマスターすることができました。
繰り上がり・繰り下がりをマスターする前に、数の合成と分解をしっかり理解していないと、繰り上がり・繰り下がりは苦戦すると考え、夏休みの大部分に、数の合成と分解に重きをおき、練習してきました。
そのおかげで、夏休み中に繰り上がりの足し算までは、なんとかマスターすることがで、その後の繰り下がりの引き算と20以上の大きい数の計算は比較的スムーズに取り組むことができました。
もし、お子さんが繰り上がり・繰り下がりの計算問題が苦手だと感じる場合は、数の合成と分解が整理できていない可能性があるので、一度、確認してみてください。
計算の単元でつまづきやすいポイントについて書いた記事もありますので、よければお読みください。
20以上の大きい数の計算まで終了すると1年生で習う計算は、一通り終わったことになるので、その後は計算のスピードアップや少し難しい計算問題などを中心に取り組むことにシフトチェンジしました。
ただし、勉強が苦手な息子は、計算量が多いと嫌になってしまうので、息子のキャパに合わせた計算量を繰り返していきました。
具体的に取り組んだ内容は、学校の宿題である計算カードを毎日学校から帰ってきたらすぐに取り組むことと、夜は管理人と50問ほどの計算問題に取り組みます。
計算ができるようになったからといって、問題量を増やすと一気にテンションが下がり、やる気を失う恐れがあるので、少ない量でも継続して計算問題を解き続けることが重要だと思っています。
単純な計算問題の繰り返しも非常に重要なことなので、毎日継続しますが、少し考える計算問題にも取り組みたいと考え、Z会のグレードアップ問題集(計算と図形)にも取り組み中です。
Z会のグレードアップ問題集は1回あたりの取り組み量は少ないですが、単純な計算問題ばかりではなく、試行錯誤しないと解けないような問題も出題されています。
ただし、奇抜な問題はなく、学校で学んだ計算問題の応用といった感じなので、本当に計算問題がわかっているのか確認するには非常によい教材です。
量が多くないので、息子は比較的嫌がらず取り組むことができています。
もちろん勉強が苦手な息子なので、解けない問題もたくさんあります。
グレードアップ問題集は、終了したら間違ったところをもう一度、トライしてみるつもりです。
●学校の宿題の計算カード
●家庭学習では、繰り上がりのある足し算・繰り下がりのある引き算を合わせて50問
●少し考える計算問題にZ会グレードアップ問題集(計算と図形)を使用
3文章問題
1学期中も文章問題に取り組んでいました。
1学期は、単純な足し算・引き算の文章問題を解いていました。
使用した教材は、ネットの無料プリント(ぷりんときっず)を中心に解いていきました。
しかし、単元ごとに文章問題を解いていると、問題文を読む前に、この問題は足し算・引き算ということをパターンで解いていたので、このままでは根本的な部分がわかっているか不安でした。
そこで、単元ごとの文章問題ができるようになったら、足し算・引き算の文章問題がランダムに出題されている問題に取り組むことにしました。
使用した教材は、これも無料プリント(算願・算数プリント)を利用しました。
たし算・引き算がランダムに出題される文章問題にも慣れてきたら、文章問題をよく読みこまなければ解けないような問題に取り組み始め、現在も取り組み中です。
少し考える癖をつけけることが狙いです。
息子の場合は、わからない問題があるとすぐに「答えは何?」と聞いてきて、全く考えようとしません。
そこで、正解が出せなくても、じっくり問題を読み込み考えるという作業が必要かと思っています。
算数だけに関わらず、すべての教科、また、学習だけは無く、物事を色々考えるということは、これからの人生においてとても大切なことだと思います。
考えることをすぐに諦めてしまう癖は、早いうちに克服していかなければなりません。
ただし、ここで注意しなければいけないのが、今まで、じっくり考えることに慣れていない息子にとって、いきなり考える問題をたくさん解かせようと思っても、嫌になってしまうだけなので、少しづつ慣れていく必要があります。
まずは、文章問題を絵にしてみる訓練からはじめ、慣れてきたら少し難しい文章問題に取り組むというスモールステップアップをしていきました。
使用した教材は、文章から絵や図にしてみる訓練ができる「文章イメージトレーニングワークシート1」、ちょっと難しい文章問題には「サイパーシリーズの足し算・引き算の文章問題①」を使っています。
算数の文章問題の取り組みについてまとめた記事もあります。記事には、具体的にどのようなドリルや問題集を使用したかも詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
今後も文章問題の取り組みは継続していきます。
●単元ごとの文章問題の取り組み(ぷりんときっず)
●足し算・引き算がランダムの文章問題の取り組み(算願・算数プリント)
●少し考える文章問題の取り組み(サイパーシリーズ文章問題たし算・ひき算①)
まとめ
1学期・夏休みと家庭学習を継続することができ、勉強が苦手な息子も少しずつ家庭学習が習慣化してきました。
自分から進んで家庭学習に取り組むことはありませんが、「今日は○時から始めるから、それまで遊んでていい?」など、自分で時間設定することができるようになってきました。
親としては、息子からそのような発言が出てくるなんて、入学当初は想像できなかったので、かなりの成長だと思っています。
ただし、時間になっても、4,5分ダラダラしてからスタートしています。
それでも自ら何時に勉強を始めるという発言は、かなりの進歩だと思っています。
このまま、3学期も継続することができれば、少しずつ学習習慣が定着していくはずです。
では、実際に我が家で行っている家庭学習の流を紹介したいと思います。
息子は何分も集中力が続かないので、ドリルやプリントを数枚もしくは数ページ取り組んでは2分の休憩を取り、その後、また取り組んで、2分の休憩というように、息子の集中力が続く範囲に合わせ学習と休息を混ぜながら、1日のやるべき学習に取り組んでいます。
計算をしたり、国語をしたりなど、1セッション(勉強と2分の休息)ごとに取り組み科目を変えたり、難易度を変えた問題に取り組んだり、息子が飽きないようにしながら、尚且つリフレッシュできるようにしています。
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●2分休憩
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●算数の単元学習or苦手単元克服or考える計算問題(Z会グレードアップ問題集)
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●2分休憩
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●算数文章読解と国語文法
上記が1日の家庭学習の取り組みです。
何分学習するかは決めていません。
1日のやるべきことが終了したら、どんなに早く終わっても追加の学習はしません。
早く終わったらたくさん遊べますし、ダラダラやったら勉強が終わったら即就寝となります。
この方法で、1セッション(勉強と2分の休息)の集中力がついてきたと思います。
我が家では、2分の休憩時間に、相撲をしたり、ボールを蹴って遊んだり、体を動かすことが好きな息子がやりたいことをしています。
タイマーで2分を設定し、時間が来たらまた学習に取り組みます。
勉強が苦手な子供は、集中力がすぐに欠けてしまいます。
短い時間であれば、何とか集中できるので、各家庭で色々工夫してみてください。
息子の場合は、体を動かすことでリフレッシュできるようなので、2分休憩時間では思いっきり体を動かして遊んでいます。
このように1学期から毎日継続することで、今のところ「家で勉強はするものだ」という感覚には多少なっているようです。
もちろん勉強が苦手な息子ですので、「進んで楽しく勉強する」という訳ではありませんが、毎日コツコツ努力することはできています。
家庭学習で地頭はよくなりません。
しかし、「コツコツ継続する力・努力する力」はつけることができると信じて取り組んでいます。