体積・単位変換 2つのパターンをマスターでOK 5年生算数

B!

5年生の図形第一弾は体積の学習です。

 

その中でも苦手に感じるのは、単位変換と水かさの問題です。

 

今回は、勉強が苦手な息子が単位変換と水かさをどのようにして克服したのか?学習法を紹介していきます。

 

単位変換はやっぱり苦手

またまた出てきました。単位変換!

 

小2から登場した単位変換ですが、子供たちは苦手とする単元です。

 

苦手の要因としてはすべての単位変換を丸暗記しようとするので、苦手意識をもってしまうのではないかと思います。

 

暗記はできるだけ最小限にして日常生活にそったイメージしやすい単位で導けるようにした方がよいです。

 

管理人は100㎝=1m(自分の身長をイメージ)、1L=1000ml(牛乳パックをイメージ)、1kg=1000g(赤ちゃんの体重をイメージ)くらいは身近なものにたとえるようにし、それ以外は無理に覚えなくてもいいと言っています。

 

5年生で登場する単位変換は体積に関するものです。

 

体積で登場する単位変換は主に2パターンです。整理して学習するとなんてことはないです。

 

パターン①㎤とL・mlです。

1L=1000mlは牛乳パックをイメージしたらよいのでこれは暗記していた方が楽です。

 

L・mlと㎤の関係をどう理解するかです。

 

何も難しいことはありません。水の容積はLやmlで表現しますが、水槽に入れた水の容積は四角い箱の体積と同じと考えればOKです。

 

つまり容積と体積は同じ意味と理解して問題ないです。

1L=1000ml=1000㎤となります。

 

パターン②㎤と㎥です。

㎤と㎥の単位変換は立方体を描いてから変換したら簡単です。

 

1㎥を㎤に変換する場合は縦×横×高さ=体積なので

1m×1m×1m=1㎥となります。

 

図を見てわかるように1m=100㎝なので㎤に変換する時は

100㎝×100㎝×100㎝となり、体積は1000000㎤となります。

 

つまり1㎥=1000000㎤となります。

 

暗記する必要は全くありません。立方体を描くことができれば誰でもできる内容です。

 

ただし、息子のように勉強が苦手な子は①と②のパターンがごちゃごちゃになることがあります。

 

そこで単位が違う種類(mlと㎤)に変換する時は①を活用し、同じ種類(㎤と㎥)の変換の時は②を活用するということを整理するとよいと思います。

 

最終的には10Lは㎥ですか?のようにパターン①とパターン②の混合の問題が解けるようにします。

 

ちなみに答えは1L=1000㎤を活用し10L=10000㎤と表し、10000㎤=0.01㎥なるので10L=0.01㎥となります。

 

体積の単位変換はこの2パターンですので徹底的に問題をやり込めば慣れます。

 

水かさに関する体積

体積を求める問題でつまずきやすいのは、水槽に入っている水に石を入れるとその体積や水かさがどのようになるか?という問題です。

 

具体例で見てみましょう。

1)縦10㎝・横25cm・深さ20㎝の水槽があります。この水槽の中に8㎝の深さまで水が入っています。

 

①水は何㎤入っていますか?また、それは何Lですか?

②①の水にさらに1Lの水を加えると水の深さは何㎝ですか?

 

 

2)縦50㎝・横30cm・深さ30cmの水槽に、底から20㎝の高さまで水が入っています。

①水の体積はいくつですか?

②この水槽に石を入れたところ、水面が3cm高くなりました。石の体積は何㎤ですか?

 

 

1)・2)ともに①は水の体積を求めるようになっています。こちらは簡単にできると思います。

 

1)・2)ともに②に注目してください。

 

1)は水を1L追加した場合に、水の深さがどうなるか?という問いになっています。つまり、縦・横・体積がわかっており、高さだけがわからない高さを求める問題です。

 

一方、2)は元の水面より3㎝高くなった時の石の体積はどうなったか?が問われています。つまり、縦・横・高さはわかっており、体積だけがわからない体積を求める問題になっています。

 

勉強が苦手な息子は、何を問われているのか?が混乱していました。

 

基本的に体積を求める問題は、縦×横×高さ=体積が基本的な式です。

 

この中で3つの数字がわかれば解けます。

 

この部分を意識しるように演習を重ねるとスムーズに解けるようになります。

 

高さ(深さ)を聞かれているのか?体積を聞かれているのか?瞬時に判断できるまで演習を重ねるのが体積問題につまずかなくするポイントだと思います。

 

小5算数 体積・単位変換のまとめ

単位変換と水かさに関係する体積問題をまとめました。

 

つまずきやすいが避けては通れない必須の学習項目について記述しました。

 

勉強が苦手な子供の共通点として。問われていることをしっかり把握できていないことが大きな要因でもあります。

 

親は子供がつまずくと「よく文章を読みなさい」・「大事な部分に線を引きなさい」というケースがありますが、これではいつまでも同じような間違いをします。

 

なぜなならそもそも問われていることがぼんやりしかわかっていないからです。

 

導き方としては、子供が頭の中を整理しながら文章を読めるように導いてあげるとよいと思います。

 

例えば、今回紹介した単位変換のようにパターン1とパターン2があるというとを定着するまで学習し、つまずいた時はパターン1なのか?パターン2なのか?を意識しながら文章を読むことで問われていることが明確になるはずです。

 

親としては子供のモヤモヤをできるだけスッキリできるような導き方をすると自分一人で見直しもできるようになります。

 

パターン学習のように思えるかもしれませんが、基本事項をしっかり学んだあとにパターンがあることを気づかせるように学習を進めていっているので問題ありません。

 

初めからパターンだけ学習するのはNGです。

 

基本学習があるからこそパターンがあるという説明をしても「なるほど」と納得します。

 

管理人は基本学習は東進のオンライン学校を活用しています。

 

どうしてこうなるのか?をプロの先生が丁寧に解説しながら学習を進めてくれるのでどんなに勉強が苦手な子供でも大丈夫ですよ。しっかり理解できるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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