近年は、コロナなどの影響により通塾以外にも通信学習・映像学習などを選択するご家庭も増えてきています。
そこで今回はWEBを使った小学生のオンライン学習とオフライン映像学習について比較してみました。
目的・予算・オンライン学習授業かオフライン映像学習を希望か・1回の授業時間・強化したい科目など明確にし、お試しからやってみましょう。
オンライン学習の目的
目的は大きく分けて2つです。
中学受験を見据えた映像学習か、教科書の範囲・基礎学習をメインにした映像学習を希望なのかはっきりさせます。
教科書の範囲を十分に理解していないのに中学受験を対象にしたオンライン学習授業やオフライン映像学習をみてもレベルが合っていないのでお子さんにとっては苦痛でしかなく身に付きません。
まずは方向性をしっかり決めましょう。
オンライン学習授業とオフライン映像学習の違い
オンライン授業は先生がリアルタイムで教えてくれるシステムです。少人数もしくは個別で行うことがほとんどです。
オンライン学習授業のよいところは先生がいるので、親は管理する必要がないことです。
先生も生徒が授業に集中できているか監視しながら進めていくので、保護者は丸投げできるメリットがあります。
ただ、リアルタイム授業で効率よく学習するのであれば個別一択だと思います。
個別の方がオンライン授業の特性を生かせると思います。
中学受験を見据えた場合、オンライン学習授業(塾・家庭学習)は有効だと思います。
首都圏のお子さんは中学受験塾がたくさんあるのであえてオンライン学習授業などを活用する必要はないかもしれませんが、地方都市に住んでいて中学受験を希望する場合、中学受験に対応している塾が少ないのが現実です。
その場合、中学受験に対応したオンライン授業(塾・家庭教師)はかなり有効です。
実際に浜学園WEB・日能研関西WEB・栄光ゼミナールなど中学受験大手塾のオンラインもあります。
一方、オフライン映像授業はあらかじめ撮影された動画を見ながら学習するシステムです。
自分のペースで苦手な単元や科目の学習に活用したり、通塾のようにスケジュールを組んですべての映像学習を履修するのもいいと思います。
中学受験など難易度の高い学習にはあまり向いていないと思いますが、教科書のレベルをしっかり身に付けたい場合はオフライン映像学習は向いていると思います。
オフライン映像学習の欠点は、受け身の学習であり集中して取り組まなければ何の意味もありません。問題集に取り組む方がよっぽどいいです。
小学生のうちは親がそばにいて一緒に映像を見ながら子供を見守る方がいいと思います。
集中力が切れてきたら映像をストップし休憩を挟むなど、親主導で管理するとかなり効率的にオフライン映像学習の利点を活用できると思います。
子供のみで映像学習に取り組むにはよほど成熟したお子さんでなければ難しいと思います。
オンライン学習の費用
オンライン学習授業とオフライン映像学習では費用が大きくことなります。
一般的にはオンライン授業はオフライン授業に比べ高額になります。
オフライン映像学習はすべての科目が含まれた月額に対し、オンライン学習授業は通塾と同じように1科目あたり月何回の授業でいくらといった料金設定になっています。
さらに中学受験用のオンライン学習授業だとかなり高額になります。
一方、オフライン映像学習は低額設定のケースがほとんどで、さらにすべての科目が含まれている映像学習もあります。
オンライン学習授業は月額5000円~が一般的で数万円かかることも珍しくありません。
オフライン映像学習は月額5000円以下が一般的であり、さらにすべての科目の学習ができるケースもあります。
メリット・デメリットまとめ
オンライン学習・オフライン映像学習のどちらも家にいながらプロの講師の授業を映像で見ながら学習するシステムです。
それぞれの特徴を理解し、選択されるといいと思います。
管理人的には中学受験を希望するのであればオンライン学習授業、教科書レベルをしっかり学びたい場合はオフライン映像学習がよいのではないかと思います。
オンライン学習授業とオフライン映像学習についてメリット・デメリットをまとめました。
メリット
①家にいながら中学受験対策ができる(地方在住向け)
②講師の監視下で学習するので親の管理が必要ない
③大手の中学受験塾も対応している
④カリキュラムがしっかりしている
デメリット
①費用が高い
②首都圏であれば中学受験塾があるので必要性を感じない
③集団には向かない
④学習した気になる
メリット
①家にいながら通塾のようなカリキュラムで学習できる
②費用が安い
③すべて科目に対応しているケースが多い
④好きなタイミングで学習できる
デメリット
①親の監視が必要
②成熟した子供なければ集中できない
③継続するには親子の努力が必要
④学習した気になる