算数の予習を進めるにあたり、日々の家庭学習のベースになる教材がないか探していました。
色々検討した結果、算数専門の通信添削教材「でき太くんの算数クラブ」の体験を申し込んでみました。
でき太くんの算数クラブを選んだ理由についての記事もありますのでお読みください。
でき太くんの算数クラブの特徴は、初めに診断テストに取り組み、その結果により、子供のレベルに合わせたオーダーメイドの教材(プリント)が作成され、作成された教材に日々取り組むスタイルの無学年式の通信教材です。
診断テストの結果により送られてきたオーダーメイドの教材の中には確認テストが含まれており、担当の先生が添削・指導してくれます。
また、でき太くんの算数クラブのコンセプトは、「自分で準備」・「自分で学習」・「自分で丸つけ」・「自分でやり直し」・「自分で片付け」の5つの自分が身につくと、子供の自立度はあがり、まわりの大人が付きっきりで援助しなくても、自然と「自分で」勉強を進めれるようになっていくということです。
管理人は、「オーダーメイド教材」と「自学自習ができるようになるというコンセプト」に惹かれ体験を申し込んでみることにしました。
今回は、体験教材の申し込み方法・コース選択・診断テストの結果・学習のすすめ方までについて報告します。
体験教材の申し込みまでの流れ
1「まずは体験しよう」から申し込み
体験は、HPの申し込みフォームから申し込みできます。
ここでは必要事項の入力の他に、算数や生活面などを具体的に書く欄があります。
おそらくここの欄は非常に重要となるので細かく記入した方がよいと思います。
先取り学習の有無やどの程度まで家庭学習をしているかなどを書きます。
繰り上がり・繰り下がり・掛け算まで学習しているなどを具体的に書いた方がいいです。
息子は1年生の範囲の学習を終了しており、先取りはしていないので2年生の内容は一切学習していないことを書き、数の分解と合成が理解できるまで時間がかかったことなども記載しました。
また、自閉症の有無についても記入する欄があります。
でき太くんの算数クラブは自閉症などにも対応しているので、受診の有無がある場合はしっかり記載したほうがいいです。
2コースの選択
でき太くんの算数クラブには、「みるみるでき太」と「スーパーでき太」の2つのコースがあり、体験申し込み時に選択します。
みるみるでき太のコースは「公立小学校レベルの算数をしっかり学習していきたい人」・「公立トップ高校を目指す人」・算数嫌いを克服したい人」向けです。
スーパーでき太のコースは「私立中学受験、都立、公立中高一貫校の受験を考えているお子さん」・「私立、国立小学校に通っているお子さん」・「中学受験の予定はないが、公立小レベルを上回る内容を学習したいお子さん」向けとなっています。
正直、教材を見る前にどちらのコースにしたらよいかは迷うところです。
管理人の息子は中学受験をする予定は今のところありませんが、学校以上のレベルの学習も定着できたらいいなーなんて気持ちもあります。
けど、あまり難しい内容でも息子は取り組めないので、とりあえずは「みるみるでき太」を申し込み、診断テストの結果をみてもらい、どちらのコースにしたらよいかでき太くんの算数クラブ側で判断してくださいという一筆を書きました。
料金は、「みるみるでき太」の体験は2,000円、「スーパーでき太」の体験が2,500円となります。
3学力診断テスト
体験、申し込みから5日前後で学力診断テストとアンケートが送られてきました。
息子の診断テストの内容は、1年生の全範囲と2年生の筆算の問題が含まれた16枚の診断テストテストでした。
息子は1日2枚の診断テストに取り組み8日間で終了しました。
診断テストには、実施した日とテストに要した時間を必ずタイムウォッチ等で計測し記入することになっています。
テストに要した時間も学力診断に重要な材料になるそうです。
テストのレベルはそれほど難しい問題はありませんでした。
1枚に要する時間も勉強が苦手な息子でも1分から2分くらいで解答できる内容です。
短時間で終わるので、息子も嫌がらずに、はりきって取り組んでいました。
親はテストの正誤などには一切タッチせず、息子が書いたままの状態で提出するようになっています。
遠目から息子の取り組みは見ていましたが、どれくらいできたのかはあえて見ないようにしました。
息子は「簡単、簡単」と言っていましたが、あてにはなりません。
でき太くんの算数クラブを申し込む前は、テストのレベルや量もわからなかったので、テストを解くのにどれくらいの時間を要するか不明だったので、時間のある冬休みに取り組みました。
しかし、息子の取り組み具合を見る限りは、学校がある時でも時間的にはさほどかからずに取り組めると思います。
診断テストと別にアンケートも2,3枚あります。
かなり細かな質問事項となっています。
おそらく子供の生活習慣や集中力、学習に対する意欲・自閉症の有無・親の接し方・親の学習に対する考え方などを見るような内容となっています。
診断テストとアンケートができたら、でき太くんの算数クラブに返信します。
切手代は自腹です。
4診断結果と体験教材の到着
診断テストが送られてきました。
息子の担当となる先生からの挨拶も同封されていました。
診断テストの総評と今後の学習のすすめ方について、お話したいので電話にて連絡する旨も書かれていました。
まず、評価判定については、計算領域・図形領域・量領域・文章題領域に分かれ、正解数・スピード・評価(完全に理解している・合格・再学習の必要あり・前段階にもどって学習する必要ありの4段階)で診断されていました。
●計算領域
計算領域は90問中20問の不正解でした。
間違った部分は、2年生領域となる筆算が16問の不正解だったので、1年生部分は4問の不正解となります。
判定は1年生の範囲は、「完全に理解している」と「合格」という判定で、2年生の範囲は「再学習の必要あり」という判定でした。
スピード判定はすべて「A判定」となっていました。
●図形領域
4問中2問の不正解、判定は「再学習の必要あり」で、スピードは「A判定」でした。
●量領域
26問中1問不正解、判定は「完全に理解している」で、スピードは「A判定」でした。
●文章題領域
3問中満点、判定は「完全に理解している」で、スピードは「A判定」でした。
後日、担当の先生から電話があり、総評としては、1年生の平均値を上回る反応であり、しっかり学習しているのがわかりますということで、これからもこのペースで学習を進めていけば問題ないということでした。
管理人としては、「え?そうなの?」という感じです。
息子は決して勉強ができる方ではないので、平均値を上回るという先生の評価に違和感がありますが、他人からの評価は、学校の先生以外では初めてなので、疑問がありながらも受け入れるしかありません。
今後進めていく学習教材は、診断テストで図形が少し弱かったので、図形のプリントと2年生の内容である筆算のプリントに取り組むようになっているということでした。
その他、質問がないかということだったので、繰り上がり・繰り下がりの計算は、未だに指を使うこともあるが大丈夫か?聞いてみました。
すると、テストのスピード判定はAになっているので、全く問題ないということでした。
「頭でわからずに指だけを頼りに計算をしているのであればもっと時間がかかります。」ということでした。
おそらく頭ではわかっているが、まだ自信がないので、確認のために指を使っている状況だと判断できますとのことで、演習量をこなして自信がついたら自然と指を使わなくなるので、現時点で指を使うことを指摘する必要は全くないということでした。
実に的確なアドバイスだなー関心して聞いていました。
また、管理人が質問した「みるみるでき太」と「スーパーでき太」のコースをどちらにしたらよいか迷っているということに関しては、「スーパーでき太」で学習を進めて問題ないということで、体験学習も「スーパーでき太」で用意したということでした。
「みるみるでき太」と「スーパーでき太」の体験料金が違うのでは?と聞いたら、「みるみるでき太」の料金でいいということを言っていただけました(良心的です)。
5今後の学習のすすめ方
スーパーでき太くんの学習教材で進めていくことになったのですが、具体的な進め方についてもアドバイスをもらいました。
1週間に2回、決まった曜日にその日に取り組んだプリントを写メで送ってもらい、学習状況を確認するそうです。
また、単元の確認テストも写メで送るようにとのことでした。
送られたメールにアドバイス等を書いて返信してれるようです。
管理人は、水曜日と日曜日に写メを送ることに決まりました。
まとめ
今回は、でき太くんの算数クラブの体験の申し込みから診断テストの結果について書いていきました。
次回は、でき太くん算数クラブの体験教材の取り組みについてレポートしていきたいと思います。
体験申し込みの流れまでは、担当の先生もとても丁寧で、質問に対し的確にアドバイスもしてくれるので、高評価です。
あとは、教材が息子に適しているのか?でき太くんの算数クラブのシステムが息子に適しているのか?がポイントになります。
これらについては、体験だけで判断するのは難しいかもしれません。
おそらく、しばらく取り組んで見なければわからないと思いますので、その都度、レポートしていきます。