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今回は、家庭学習中に度々起こっている息子の厄介な問題について書いていきます。

 

息子は、ドリルや問題集での学習で「間違う事」を極端に嫌います。

 

特に計算問題で顕著になります。

 

間違いを嫌がる程度ならさほど問題ないのですが、間違いがあると「ぐずったり」、「イライラしたり」、「俺はなんて馬鹿なんだ」と自己否定感を出したり、その後の学習も一気にやる気が無くなります。

 

間違ったところは勉強の強化ポイントであり、見直していくことで学習の力がついていきます。

 

間違うたびにイライラしたり、自己否定していては、勉強にならないので何とかしなければなりません。

 

実際に息子がどのような場面で間違う事が嫌がるのか少し説明していきます。

 

息子は「でき太くん算数クラブ」という通信教材に取り組んでいます。

 

でき太くんの算数クラブは自学自習を目標に、自分で教材に取り組み、自分で丸つけをする仕組みになっています。

 

そこで、丸つけをして間違ったところをもう一度やりなおすことになっているのですが、間違っているにも関わらず丸をつけたり、間違った部分を答えを見てから修正して丸にしたりしています。

 

でき太くんの算数クラブでは、週に2回、息子の取り組んだプリントをLINEで送ることになっています。

 

LINEで学習状況の確認やどのような間違い方をしているかなどを確認し、先生からアドバイスが送られてくるシステムとなっています。

 

どのような間違いをしているかによりアドバイスも異なってくるので、間違いは修正せずそのままの状態でLINEしなければ意味がありません。

 

でき太くんの先生も管理人も間違うことは、全く問題ないということを息子に伝えていますが、中々受け入れることができず、やはり間違うとイライラしたり落ち込んだりして、その後の学習に影響がでたり、間違い直しの学習をやりたがりません。

 

何故、正確に丸つけができないのか息子に聞いてもよくわかりません。

 

とりあえず✖印は嫌だということは言っていたので、プリントの間違い部分に✖印はつけず、間違った部分は何もつけないことにしましたが、それでも間違いは受け入れることができないようです。

 

正直、ここまで頑固な理由がわかりません。

 

プライドがあり間違うことを恥だと思っているのかもしれません。

 

間違うことは恥だから次は間違わないように頑張るぞーとなってくれればいいのですが、息子はイライラして、やる気が下がってしまいます。

 

このまま間違いを受けいれない大人になってしまっては問題なので、何とかしたいと思っています。

 

普段の生活では、間違ったことをした時はすべてではありませんが、素直に謝ったりできます。

 

しかし、でき太くんの算数クラブの計算問題や漢字の書き取りなど学習面になると、かたくなに間違いを受け入れることができません。

 

自分での丸つけするということがが合っていないのか?とも思いました。

 

しかし、でき太くんの算数クラブ以外など親が丸つけをするドリルでも、間違いがあるとイライラしてしまいます。特に計算問題の間違いの時が一番ひどいです。

 

何故まちがうことを嫌がるか考察

もしかすると、管理人との学習の取り組みで間違うことが悪い事というのが刷り込まれているのかもしれません。

 

管理人自身は、息子が学習で間違うことを責めたりした覚えはありませんが、知らず知らずのうちに間違うことはよくないという否定的な雰囲気をかもしだしていたのかもしれません。

 

管理人の雰囲気により息子自身、間違うことが全否定されている感覚に陥っているのかもしれません。

 

同じような問題を何度も間違ったりした時、強い口調になったり、イライラした雰囲気を出したり、何かしらの態度が出ており、管理人のそうした態度を息子が敏感に感じ取っている可能性があると思い、息子と勉強している時の管理人の態度について、妻に聞いてみることにしました。

 

妻によると、勉強中に管理人がイライラしている時が結構あるということで、知らず知らずのうちに、管理人もそのような雰囲気をかもし出しながら、息子と勉強に取り組んでいたんだと深く深く反省しました。

 

管理人のイライラした態度により、息子の間違いを受け入れられない状況を作り、さらには自己否定感につながるような発言が出るまでになっている状況は、深い反省とともに大問題です。

 

間違いを嫌がる息子への対策

息子と勉強を始めるときは、イライラしないということを一度、心で思ってから取り組むことにします。

 

さらに、見えるところに「お父さんはイライラしないこと」と書いた紙を貼ることにして、息子との勉強中に意識できるようにしました。

 

また、息子の間違い部分は、間違うことは悪い事ではなく、間違うことで、苦手な部分がわかり、それを克服すると更に成長できることになるチャンスであるということを十分に伝えていこうと思います。

 

実際に行う声かけとして「間違うことは頭がよくなるチャンスだから気にしなくていいよ」と声かけすることにし、間違った部分にはファイトというスタンプを押すことにしました。

息子はスタンプやシールが好きなので、✖印をつけるのではなく、ファイトというスタンプを押することで、間違うことは悪い事ではないという視覚的な印象も変えていきたいともいます(本当はチャンスというスタンプがあればベストだったのですが、見つけれなかったのでファイトにしました)。

 

間違いを嫌がる子供について書かれた著書

教育の鉄人 公立小学校教諭 杉渕鐡良(すぎぶちてつよし)先生の著書の「小学校の教師だからわかる本物の家庭学習」という本の内容に、間違いを指摘すると怒り出す子供について書いていた部分があります。

 

杉渕先生によると、できないことを指摘されると、それ以上親の言うことを聞かなくなる子がいますが、こういう子供はむしろ見込みがあると言っています。

 

「間違ってくやしい」という思いや、「正解したい」というこだわりがあるので間違っても平気だったりするよりも見込みがあるということだそうです。

 

間違いを何故みとめないのかということの一つに悔しいという部分があるからだというのは、もっともな意見だと思い読んでいました。

 

違った見方をすることで、間違いを認めないことは悪い事ではなく、正解したいという強い気持ちがあり、大変見込がある子供だという捉え方もできるのだということを学びました。

 

杉渕先生の本には具体的な家庭学習の方法が学年別・教科別に書かれているので非常に参考になりますので、一度、読んでみることをお勧めいたします。

 

 

 

まとめ

子供は繊細な心の持ち主です。

 

親や周りの人間の態度により、傷ついたり、自己否定につながったりします。

 

逆もあり、親や周りの態度次第で、自己肯定感に繋がり、飛躍的な成長を遂げる可能性もあります。

 

子供の周りの大人は、子供と接する時は、常に自分の態度に責任を持たなければなりません。

 

今回、息子が間違いを受け入れられない・自己否定感につながっているのは、管理人の態度が原因のように思います。

 

大いに反省しなければなりません。

 

息子の「間違いを受け入れない態度」・「自己否定感」はすぐに改善しないかもしれませんが、少しずつ、よい方向に向かうようにまずは管理人の態度を改めていきたいと思います。

 

 

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