算数の教科書ワークには「教科書ワーク」・「教科書ワーク数と計算」・「教科書ワーク文章題・図形」の3種類があります。
この3冊は中学受験をしない子供にとってはてっぱんの教材です。
教科書ワークと聞くとイメージ的に基礎的内容ばかりで応用問題に対応していないように思われがちですが全く違います。
ベースの教科書ワークは基礎ベースですが、「数と計算」・「文章・図形」はそれぞれ特化した教材なので応用問題まで取り組むようになっています。
管理人も4年生までベースの教科書ワーク以外内容を見たことがなかったので、「数と計算」・「文章・図形」を内容を初めて見た時は、これは力がつく内容になっているなーと驚きました。
正直、算数の学習はこの3冊でも十分なような気がします。それくらいすぐれた教材です。ただし、3冊セットで取り組む意義があると思います。
目次
教科書ワーク中心の学習の進め方
教科書ワークをベースにした算数学習の進め方について解説していきます。
息子の場合、学校の授業だけでは新しい単元を理解できないので東進オンライン学校で十分な予習をしてから学校の授業に挑んでいます。
教科書ワークの役割は復習で活用します。
東進の予習と学校の授業で各単元はある程度理解できていますが、学習内容が定着するまでにはなっていません。
息子の場合、学習内容が定着するまで時間がかかります。
復習は各単元の内容が定着するまでやります。
まとめのページのみ使用する
復習での教科書ワークの活用法は、3種類教科書ワークの各まとめページのみコピーして使います。
今回は6年生の分数で見ていきます。
教科書ワークは各単元の用語の説明や分数の解き方を例題を通して丁寧に解説してくれています。
子供は例題の穴埋めをしながら各単元を理解していく構成になっています。
しかし、初めの例題を使った解説は東進オンラインと学校の授業で十分理解しているので省きます。
管理人の教科書ワーク活用の狙いは、学習内容の定着をはかることが目的なので単元を理解するための導入文部分では活用しません。
この辺の線引きが重要です。
学校の授業の前に予習としても活用する場合は、初めのページから取り組んだ方がよいと思いますが、塾や他の教材で単元の導入部分は理解しているのであれば時間がもったいないので省いていきます。
算数は演習を繰り返して学習内容が定着していくので、単元の内容が理解できたらどんどん演習問題に取り組んでいきたいです。
そして教科書ワークのもっともすぐれているところが、このまとめ問題が実に高品質な問題になっているというところです。
管理人は教材マニアを自負しており、塾用教材・通信教材・市販教材などあらゆる教材を目にしています。
正直、教科書ワークの例題を使った導入部分の解説はあまりよい内容には思えません。
単元を理解する段階や予習で活用するなら他にもっとよい教材がたくさんあります。
しかし、まとめのページは優れた内容になっています。
このすぐれたまとめ問題は大いに活用し力をつけていきたいです。
算数教科書ワークの活用事例
3冊の教科書ワークをどのような順番で学習していくのか管理人と息子が取り組んだパターンを紹介します。
①教科書ワークのまとめ問題に取り組み全問正解するまで繰り返します。
②ベースの教科書ワークの学習が終了したら「教科書ワーク数と計算」と「教科書ワーク文章題・図形」を同時に取り組み、こちらも全問正解するまで繰り返します。
①・②ともに全問正解するまで取りう組むので答えは直接教材に書かないようにしていください。
ノートに答えを書くかまとめページをコピーして活用するかしてください。
では、それぞれの教科書ワークの内容を見ていきます。
①教科書ワークの活用
教科書ワークまとめ問題
ベースの教科書ワークのまとめ問題でほぼすべての基礎的な内容を漏らさず出題されています。
これで基礎的な内容は十分網羅されています。
この漏らさず問題に反映されているというところが他の教材より優れている所です。
教科書ではほんの少し触れている部分も問題にしてくれているので、教科書ワークのまとめ問題が全部正解できればこの単元は十分理解していると判断できます。
②「教科書ワーク数と計算」・「教科書ワーク文章題・図形」の活用
ベースの教科書ワークで基礎的な内容を十分理解できたが、応用問題ができるようになるか心配という方は、「教科書ワーク数と計算」・「教科書ワーク文章題・図形」のまとめ問題に取り組むことで心配は解決されます。
数と計算のまとめ問題
「教科書ワーク数と計算」のまとめページは、分数の単元であれば分数の四則計算が混じっって出題されます。単元学習の欠点はわり算ならわり算しか出題されないので本当に理解できているのか不安になりますが、ランダムで出題されスムーズに解くことができれば安心します。
また、管理人が「教科書ワーク数と計算」を重宝しているのは一行問題を扱っているのがポイントです。
数と計算
一行問題は計算問題を短い文章で出題している計算問題の応用問題と言えます。一行問題もスムーズにできれば計算問題は応用まで十分マスターしているといえます。
文章題・図形
文章問題の演習をたくさん取り組みたい場合は、「文章題と図形」です。
教科書のすみまで文章題や図形問題として出題され応用問題まで出題されています。
教科書で扱うほとんどの文章題パターンに取り組めるようになっています。
まとめ
3冊の教科書ワークに取り組むことで教科書のすみずみまで基礎から応用の学習したことになります。
あとはまとめ問題を間違いがなくなるまで繰り返すことで完了です。
発展問題まで取り組みたい場合は、別の教材が必要になりますが、中学受験をせず公立中学進学以降は上位を狙うのであれば、現段階では応用問題ができるようになっていれば十分だと思います。
総合問題・計算問題・文章問題・図形と満遍なく学習でき応用力までつけることができる教科書準拠教材学習はお勧めです。
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教科書ワークはネットでも購入できます。基本の教科書ワークは各学校で採択している教科書の出版会社に対応しているので、お手数ですが自分でお調べください。
「数と計算」・「文章題・図形」はすべての教科書に対応しているので1種類のみとなります。各学年別にまとめましたのでご活用ください。