こんにちは。管理人の戦国おやじです。
勉強が苦手な小2息子と家庭学習に取り組んでいる様子を記事にしています。
勉強が苦手な子供へどのような学習法でアプローチした方がよいか、どのようなドリルや問題集を使った方がよいかなど日々考えながら取り組んでいます。
今回は、悩みと迷いです。
管理人は、小学校入学直前より息子と家庭学習を一緒にしてきました。
取り組み内容は、基礎学習の取り組みを重点的にし、各学年最後には教科書+α(管理人が考える教科書+α)まで取り組むというのが学習到達点です。
しかし、最近の息子の様子が少し苦しそうに感じてきています。
苦しそうという表現が適切なのかは微妙ですが、教科書+αの問題集の取り組みが、息子にとっては現時点でキャパオーバーな感じがしています。
教科書+αの取り組みは近い将来的なこと(大学受験)を考え、低学年の内から考えて取り組むような問題にも触れさせておいた方がよいと親である管理人が勝手に先回りして取り組ませていました。
しかし、元々、勉強が苦手な息子にとっての家庭学習は「授業についていけるため」ということが目的で取り組んでいましたが、いつの間にか、もう少し・もう少しという親の考えで「教科書+α」の学習も取り組むようにしていました。
1年生の頃も教科書+αの問題集には取り組んでいましたが、サクサク問題集が解けるということはありませんでしたが、何とかサイパーシリーズやZ会のグレードアップ問題集・四谷大塚のはなまるリトルあたりまでやり終えることができました。
親としてはとても満足感がありました。
2年生も同じように学年終わりまでに教科書+αの問題集をいくつか終われるレベルまで達していればという思いで、家庭学習に取り組んでいました。
しかし、最近、息子から「Z会のグレードアップやサイパーは少し難しいからあまり好きじゃないなー」ということを言ってきました。
申し訳なそうに管理人に言ってきた息子の表情を見て「はっ」となりました。
もしかして、1年生のころから教科書+αの問題集の取り組みは、息子にとってかなりきつい状態だったのではないか?
管理人が問題集を用意するので、嫌だけどお父さんをがっかりさせたくないから、つらくても一生懸命取り組んでいたのではないか?という思いになりました。
そこで今回の記事は管理人自身が、家庭学習の取り組みについて改めて見直す機会ではないかと思い、ブログで考えを整理しながら振り返っていこうと思いました。
家庭学習を始めた理由を振り返る
そもそも親子で家庭学習を始めた理由は、息子の幼稚園などの様子から、小学校に入学したら学習面で苦労するだろうなーという思いが生じ、勉強に苦手意識を持たないようにするため学習面でサポートすることを決め家庭学習を開始しました。
幼稚園時代の息子の様子は、落ち着きがなく、じっと座っていることができませんでした。
ADHDなども疑い、色々な相談センターに行ったりしていましたが、まだ幼児の段階では判断がつかないので、そのまま様子を見ていきましょうということになり現在に至っています。
そんな息子の様子から判断して、家庭学習の目的も「授業についていけるようにする」ということが目的でした。
小学校は幼稚園と違い一日の大半が授業に費やされます。
その大半を占める授業が分からない状態だと、勉強が嫌いになったり、更には学校がキライになり、学校へ行くのも嫌になる恐れが生じるのではないかと思い、家庭で少しでも学習面をサポートした方がよいのではないかと考えたからです。
結果ら言うと、1年生から毎日家庭学習を続け、現在の息子の様子は、当初心配していた「授業についけないのでは?」ということもなく、元気に学校に行っています。
また、幼稚園時代に目立っていた問題行動も小学校入学頃には、授業中に立つこともなく、座って先生の話なども聞けており、発表会なども普通に参加し問題行動もないということを担任の先生も言っています。
管理人も授業参観や発表会で息子の様子を見た時は、幼稚園の時に比べるとかなり成長しており、息子が普通の小学生に見えたのに驚きました。
振り返ってみると、当初の目的であった「授業についていけるようにする」ということは十分に達成されていることがわかります。
親の欲による勉強のやらせすぎ!
小2になった現在の息子の様子は、集中力の無さや落ち着きの無さ、また過度のおしゃべりは相変わらずありますが、担任の先生からも積極的に授業で発表しているということを聞かされたり、カラーテストなどを見ても、学校の授業にはついていけているようです。
本来であれば、家庭学習の目的はこれで達成されているはずです。
しかし、「学校の授業についていけるようにする」という目的で始めた家庭学習が、いつの間にか、将来的な大学受験を見据えて「教科書+α」の取り組みまですることに舵をきってしまっています。
中学受験などは考えていませんが、家庭学習をしていく内に将来的な高校受験や大学受験に向けて今から準備しなくては、立ち打ちできないのではないかと考えるようになってしまい、「教科書+α」の学習まで息子に強要するようになってしまいました。
何故、そのようになってしまったのか管理人自身もよくわからないのですが、初めに息子と家庭学習を始めた時の「授業についていけるようにする」という目的からは、ずれてきています。
おそらく、基礎的な学習を息子がクリアできるようになると、「もう少しレベルを上げた学習でもできるのではないか?」、「将来的なことを考えるともう少しレベルを上げた学習をしたほうがよいに決まっている」というような「欲」が管理人に芽生えたのだと思います。
低学年の子供には自分自身で学習するレベルを設定することはできません。
親が子供の能力に合わせ、学習教材なども用意し取り組ませることになると思います。
子供のレベルに応じ親が学習教材を用意し、一緒に取り組むこと自体は悪いことだと思いませんが、子供が息切れするような学習の組み立ては問題です。
低学年の子供にとって、大好きな親から用意されたドリルや問題集に親と一緒に取り組むことは、遊びの延長上で楽しいはずです。
しかし、やってもやってもどんどんレベルの高い問題集やドリルを用意されたらどうでしょうか?
大好きなお父さんが用意した問題集だからやらなくちゃと思っても、自分のキャパギリギリの問題やキャパを越えたレベルの問題に取り組むのは、低学年にとっては相当ハードです。
これが中学生くらいであれば「こんなものやってられるか」くらいに、問題集を放り出すこともできるでしょうが、低学年の子供にとっては、親が用意するものがすべてで、親との関係が崩れることを最も恐れます。
そんな抵抗するすべを持たない息子に、管理人はどんどんハードルを上げた問題集に取り組ませていたというのが今の状態です。
はっきり言って「教育虐待」に近い状況だと、この記事を書きながら震えています。
実際に息子が言った言葉に衝撃と反省
上記でも述べたように1年生頃から学年末には教科書+αの問題集が終えることができれば、その学年の学習は終了ということで家庭学習に取り組むようになっていました。
しかし、2年生の2学期半ばに息子が「Z会のグレードアップやサイパーは少し難しいからあまり好きじゃないなー」ということを言ってきました。
申し訳なそうに管理人に言ってきた息子の表情を見て「はっ」となりました。
息子なりに遠慮しながら言っているのがよくわかりました。また、勉強は継続するということを健気に言っているのも管理人に対する気づかいにも思えます。
反省すべきところがたくさんあります。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
教科書+αの問題集は、息子にとってはかなり難易度が高いです。
管理人は、それがわかっているにも関わらず、あまりにもできない時にイライラしていることが多くなってきたように自分自身でも感じます。
何とか感情をコントロールしようと思ってもイライラしてしまっている自分がいることに気づき「いかん・いかん」と思う場面が2年生になってから増えたような気がします。
息子にとって管理人がイライラするのは、かなりショックだったと思います。
今までの息子と管理人の関係でイライラして接することがほとんどなかったのに、2年生になり難しい問題ができないと、管理人がイライラするので辛かったのだと思います。
息子にとって「教科書+α」の問題集に取り組むと管理人がイライラするので、余計に難しい問題集や家庭学習に取り組むことへの拒絶感、また、勉強に対しての自信喪失・学習意欲低下につながっているのだと思います。
本当は管理人のせいで、そのような状態になっているのですが、息子はそれをグレードアップ問題集やサイパーの問題集に取り組むことでそうなっていると思い込もうとしています。
無意識のうちに父親との関係を壊さないようにするため、問題集への恨みへすり替えているのだと思います。
本当に息子にはとても辛い思いをさせてしまい、反省の思いしかありません。
全くもって父親失格です。
なぜ、学習の方向性が変わってしまったのか分析
息子は、勉強が得意な方ではありません(本人は勉強が苦手という認識はありません。管理人なりに息子が勉強に対して苦手意識を持たないように対策しているためです)。
一つの単元を理解するにもかなり時間がかかったりすることもあり、本人もそのことを気にすることが時々あります。
また、間違いを極端に気にする性格でもあります。
しかしながら、今のところは毎日家庭学習を継続することもできており、学校の単元も問題なくクリアできています。
ただ、苦手をクリアするまでの学習の取り組み方に少し問題があるように思います。
それは、管理人の性格が大きく影響しているように思います。
管理人の性格上、わからないこと・理解できないことは徹底的に深掘りし、どこかに見落としがないか細部までチェックしてしまう傾向があり、それを息子の学習にまで持ち込んでしまいます。
徹底的に理解するまで深掘りするということは一見よいことに思えますが、息子にとってわからないことを徹底的に学習させられ、更に苦手分野も教科書+αまで学習させられることはどうなんだろうか?と思うようになりました。
こんなことをしていたら、勉強自体が大嫌いになりそうですし、管理人と学習すること自体、憂鬱な時間に思えるようになってくるのではないかと思いはじめています。
重箱の隅をつつくような部分まで理解できていなくても、ある程度の部分が理解できていれば「よし」という思考に管理人自身が変えていく必要があります。
また「教科書+α」の問題集への取り組みについても考えを改めなければなりません。
管理人は、「教科書+α」の学習はその学年の内に終わらそうという思いが強く出てしまい、知らず知らずのうちに息子へプレッシャーをかけていたようにも感じます。
「教科書+α」の学習はした方がよいと思いますが、必ずしも当該学年の内に終わらせる必要はないという考えにシフトする必要があります。
正直、何をそんなに焦っているのだろうかと自分自身でも思います。
元々、息子は勉強が苦手だということがわかっているにも関わらず、鼻息荒く教科書+αの問題集を終わらせなければいけないと勝手にマインドされていたようにも思います。
どうしてこのようなマインドになったか考えてみました。
管理人は男性なので、ママ友などのお付き合いは当然ありません。
なので誰かに「教科書+αまでの学習をしなければ将来大変だよ」など他人の言葉から影響を受けたという記憶はありません。
妻から影響も受けた覚えもありません。
妻は息子の学習は管理人に任せているので、学習面や家庭学習の取り組みに口を出すことはほとんどありません。
考えられるとすると、管理人はよく教育ブログなどを読みます。
何か息子の学習に参考になればという思いで読んでいたのですが、大方のブログは中学受験を控える親御さんのブログであったり、地頭がよいお子さんの学習ブログであったりします。
知らず知らずのうちに世の中の子供たちは、難しい学習に取り組んだり、学習塾や公文で頑張っている様子が強い印象として残り、勉強が苦手な息子が世の中から取り残されるのではないかという目に見えない焦りが生じていた可能性があります。
管理人の過去の記事でも、中学受験する親御さんのブログは、レベルが違うので学習方法など参考になることは取り入れるが、最終的には親がその子供に合ったレベルの学習方法や教材選びをすることが重要だということを常に言っていたのに、管理人自身がモロに影響を受けていたとは、自分の愚かさにあきれてしまいます。
ママ友などと話をする機会がないので、周りから学習面での影響は受けることなく、自分の子供だけを見つめて家庭学習に取り組めるので、案外男性の方が子供の学習を見る上で客観的になれていいのではないかと思っていました。
しかし、逆に情報プアにならないためネット情報などを見すぎてしまい、知らず知らずのうちに見ず知らずの人のブログから大きな影響を及ぼされていたことが今更ながら気づきました。
これは本当に怖いことです。
自分の子供のことだけを見つめて学習を見ていけばいいと思っていたのに、そして他人からは影響を受けていないと思っていたのに、このありさまです。
今後の家庭学習の取り組み
管理人がネット情報などの影響により、知らず知らずのうちに息子の家庭学習がキャパオーバーを招いてしまったので、家庭学習の取り組みについて改めて方向性の修正が必要となりました。
国語は、今までの子供の家庭学習の取り組みを見ても、それほど修正の必要はないと感じます。
息子にも確認を取りましたが、国語の学習は今までの取り組みでも嫌になるほど難しいと感じてはいないようです。
ただ、文字や数字をきれいに書けと言われるのはうるさいようですが、これは大事なことなのでこれからも明らかに乱雑な文字は指摘していきます。
漢字
早い段階で学年で習う漢字の読み書きを一通り触れ、間違いが多かった漢字の読み書きをピックアップし自作プリントや学年の漢字まとめプリントで繰り返していきます。
ほぼ間違わないようになったら次の学年の漢字習得に着手します。
言葉の決まり・文法
管理人が選んだ問題集やドリルを簡単なものから、少しずつレベルアップした問題集に切り替えながら取り組むようにしています。
息子自身も特に苦痛に感じていることはないようです。
読解
管理人が選んだ問題集やドリルを簡単なものから、少しずつレベルアップした問題集に切り替えながら取り組むようにしています。
たまに、この問題集は難しいと言うことはあります。
少しずつレベルアップした問題集に取り組むので、1冊終えて次の問題集に移行しはじめの方は前のレベルの問題集に比べ難しいと感じることがあります。
数日取り組んでみても、レベルが合っていない場合は別の問題集に変えたりしています。
主に今回の記事を書くきっかけになったのは算数の取り組みです。
算数の問題集のレベルが息子には合っていませんでした。
国語のように徐々にレベルを上げていけばよかったのかもしれません。
算数は、「授業の予習」・「復習」・「計算」・「教科書+αの学習」という分け方をしていました。
学校の授業の予習と復習と並行して単元に関係なく教科書+αの学習を日常的な取り組みとしていました。
おそらく2年生の「教科書+αの学習」を息子のキャパで早い段階から取り組ませることにそもそも無理があったのだと思います。
単元の学習でも躓くことが多く、つまずきを克服するための取り組みだけでも息子にとってはかなりエネルギーを要していたはずです。
その上、息子にとってはかなり難関な「教科書+α」の学習にも毎日取り組むのは、あきらかにやらせすぎだったと思います。
息子の場合「各学年の教科書+αの問題集」に取り組めるだけの脳の準備ができていないのです。
もし、息子に「教科書+αの問題集」に取り組ませるのであれば、各学年の単元学習がつまずくことなくスラスラできるようになった頃に取り組むのが時期的にベストだったのだと思います。
それが当該学年に取り組めず、学年が一つ上になったとしてもよいと思うように管理人の思考を変えていかなければなりません。
算数の今後の取り組み
予習・復習・計算・標準問題まで取り組むということを基本方針とし、単元につまずきがないことが確認できた時点で「教科書+α」の学習に取り組むということにします。
ただ、標準レベルの問題集やドリルをほとんど持っていないので、いくつか用意しなければいけません。
チラチラ本屋さんで見ているのですが、いいなーと思うものが少ないです。
ネットも含めもう少し本腰を入れて標準レベルの良質な問題集を探したいと思います。
場合によっては、単元別によい問題集が異なり複数用意することになるかもしれません。
今回はブログの記事を書くことにより管理人自身のあまたの中を整理することができ、学習方針が明確になったと思います。
元々、勉強ができる方ではない息子にかなり負荷をかけていたということを大いに反省しなければいけません。
同時に息子に対し「すまない」という気持ちで胸が張り裂けそうです。
得意ではない学習に対し、毎日取り組んでいること自体「すばらしい」ことです。
息子の努力をもっと称えなければいけないはずが、親の欲により「もっと・もっと」になってしまい前が全く見えていない状態になっていました。
これからは「努力することを継続している息子」を大いに褒めて、また一緒に家庭学習に取り組んでいきたいと思います。
たぶん、今の息子の心境はお父さんと一緒に勉強することは嫌だなーと思っているはずです。
これ以上、管理人と一緒に勉強することが嫌であれば塾や家庭教師などにまかせることもありだと思っています。
その辺は息子と相談しながら決めていきたいです。
追記
この前、息子に今後の学習の取り組みについて確認をしたら、「お父さんと一緒に勉強したい」ということを言っていたので、しばらくはまたパパ塾でやっていきます。