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前回の「大学と大学院の学費いくら準備したらいいの?~大学生活その1」に続き今回も大学生の学費にまつわる費用について書いていきたいと思います。

 

2023年12月のニュースで多子世帯(3人以上の子供がいる世帯)は2025年より高等教育機関(大学・短大・高等専門学校)の授業料・入学金を無償化する方針が示されました。

 

お子さんがたくさんいる家庭には嬉しいニュースですね。

 

しかし、学費が無償化しても大学生の生活費はかかります。

 

仕送りをいくらするのか?奨学金制度を利用するのか?バイト代はいくら稼いだいいのか?などの判断基準が必要となります。

 

今回は「大学生一人ぐらいの生活費はいくらかかる?~大学生活その2」ということで、大学生の生活費について考えていきたいと思います。

 

自宅通学、自宅外通学別に表にまとめてみました。

 

大学生の生活費(自宅・自宅外)

自宅生 自宅外生 管理人的
家賃 330 53,020 55,000
食費 11,390 24,130 36,000
交通費 9,340 4,210 4,210
書籍費 1,520 1,540 1,540
勉学費 1,290 1,430 1,430
日常費 5,720 7,430 7,430
電話代 1,710 3,460
その他 1,920 2,170 2,170
貯蓄・繰越し 16,950 12,970
水道光熱費 11,383
通信費 8,570
教養娯楽費 13,410 13,270 13,270
合計 63,580 123,630 141,003

全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査 2023年度」より

水道光熱費・通信費は総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年」より

*通信費内訳:携帯通信・通話料、インターネット接続料、携帯電話本体価格

 

データは全国大学生活組合連合の「第58回学生生活実態調査」を引用しました。

 

ただ、学生生活実態調査のデータだけではおぎないきれないと感じ、その他必要なデータを追加した管理人的生活費も記載しました。

 

自宅外の月額費は「第58回学生生活実態調査」では約123,000円となっています。

 

しかし、このデータでは水道光熱費と通信費が含まれてなったので管理人的学費では含め、逆に貯蓄は0円としました。

 

管理人的学費では月額約14万円という試算になりました。

 

14万円だと1年間で168万円、4年間で672万、6年間で1,008万円となります。

 

家賃は当然、自宅生と一人暮らしもしくは下宿などでは違いがあり、生活費の主な部分となります。

 

もし可能であれば家族で引っ越して家賃分を浮かせたいです。転勤大歓迎です。

 

もし、家賃負担がない自宅生であれば年間66万円、4年間で264万円・6年間で396万円が浮くことになります。

 

また、「学生生活実態調査」で貯金額も約13,000円あるのが驚きました。もし、仕送りで余るお金があるなら我が家は翌月に繰越してもらいます。子供の小遣いはバイトで賄ってもらいます。

 

自宅生と一人暮らしだと月約78,000円の差額になり、1年間だと936,000円・4年間で3,744,00円・6年間で5,616,000円の違いがあります。

 

真剣に引っ越しや転勤希望提出を考えてもいいかもしれません。

 

生活費は国公立でも私立でも同じだけかかるので非常に悩ましいです。

 

最後に前回まとめた「大学と大学院の学費いくら準備したらいいの?~大学生活その1」と今回まとめた生活費の合計費用を見ていきます。

 

大学生の学費と生活費の合計

学費 生活費(自宅外) 合計
国立大学 2,425200 6,720,000 9,145,200
公立大学 2,536,757 6,720,000 9,256,757
私立文系 4,079,015 6,720,000 10,799,015
私立理系 5,119,611 6,720,000 11,839,611
私立医科歯科系 23,961,844 10,080,000 34,041,844
私立薬学系 12,206,607 10,080,000 22,286,607

 

想像を絶する金額となりました。

 

学費に加え生活費の負担まで考えると国公立でもかなり前から資金の準備をしなければ苦しいです。

 

大学生の生活費のまとめ

1000万円以上の金額のうちどこまで親が準備するのか?というのは各家庭により考え方が違うと思います。

 

管理人は医科歯科系以外に進学した場合は全額負担できる準備をしていこうと思っています。

 

管理人の場合は一人息子なので何とか負担できそうですが、もし、兄弟がいたら奨学金や国民金融公庫などを利用することになると思います。

 

ただ子供が社会人になってからのことを考えると奨学金などの借金を背負わせるのは心苦しいです。

 

大学進学時になんの準備もなく親御さんの年収だけで毎年学費と生活費を負担するのは相当高収入の家庭以外難しいと思います。

 

1年間で250万円以上を給与だけで負担するのは相当厳しいので学費と平行して大学生の生活費を準備する必要があります。

 

機会があれば、学費・生活費の貯蓄方法や支払い方法(国民金融公庫や奨学金)について考えていけたらいいなーと思っています。

 

また、子供の学費を準備するのは当然ですが、自分の老後資金も準備しなくてはなりません。

 

国の制度や会社の退職金のみで十分なのでしょうか?

 

体が動くうちは働き続けますか?それとも子育てが終わったらのんびりと過ごしたいと考えていますか?

 

もしかすると老後のお金が足りないのは薄々気がついてはいるが、不安しか出てこないので考えるのを止めていませんか?

 

思考停止だけは絶対ダメです。

 

必ずやってくる老後に対し今から向き合っていかなければなりません。

 

子育てで手一杯かもしれませんが、自分の老後も幸せに過ごすためにお金と向き合う必要があります。

 

まずは子育てを終えた後、夫婦二人で過ごす生活費は月々どれくらいかかるのか?ざっくりでもいいので考えてみることから始めてみましょう。

 

 

 

 

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