小学校入学前に
入学後に困らないようにするために、幼稚園の春休み期間を利用して、家庭学習の実践に取り組み始めました。
取り組み期間は2月後半から4月5日入学前までです。
その後も流れで家庭学習として習慣づけになってくれればと思っています。
小学校入学前までにクリアしたい課題
小学校入学は、何もかもが初めてのことが多く、親も子も不安と期待に満ち溢れています。
入学すぐは学校の環境に慣れるまで時間がかかると思います。
「新しいお友達」・「上級生の存在」・「先生が幼稚園と雰囲気が違う」・「勉強」など、幼稚園とはまるで違う環境が色々あり、子供の適応能力にもよりますが、一つ一つクリアして慣れていかなければいけません。
そんな中「勉強」という幼稚園にはなかった新しい項目が出てくるわけですが、まだ、環境に慣れておらずソワソワしている中で授業がスタートします。
緊張中なので、もしかすると授業も上の空になり、気づいたら授業で習ったことを理解する前に、先に進んでしまうなんてこともあり得ます。
理解せずに先に進まれてしまうことが、少しずつ大きな差になってしまい「授業が全く分かんなーい」、「学校がおもしろくない」、「勉強はいやー」となってしまう可能性もゼロではありません。
実際に管理人は小学校の授業の記憶がほとんどありません。
記憶として残っているのは、体育・音楽以外の授業は苦痛だったということです。
つまり、授業をほとんど理解しないまま小学校を卒業してしまったため、中学からの勉強が大変でした。
勉強習慣や今までの知識を取り戻すために、中学生時代の勉強量がものすごいことになってしまいました。
息子には、小学校生活が快適にすごせるように準備をしていこうと思いました。
そこで「ちょっと先取り学習」をしておこうと思います。
ちょっとだけ先取り学習をすることで、授業がスムーズに理解でき、自信にもつがってくれればという親の願いもあります。
ちょっと先取り学習で準備しておきたい項目として「10までの足し算・引き算」・「ひらがな・カタカナの読み書き」・「時計の読み方」・「左右の理解」・「文章の読解」・「初歩的な漢字への取り組み」などを入学前までにできればいいなーと思っています。
しかし、一番の目的は「45分間座って授業を受けれるようにするための訓練」と「小学校生活がスムーズに入っていけること」がテーマなので、実際に上記の項目が必ずしもクリアできなくてもいいと思っています。
入学前から詰め込みすぎたり、無理のしすぎで、勉強が嫌になっては元も子もありませんからね。
新1年生のお子様をお持ちの親御さんも焦らず、まずは授業を受けれるための準備という感覚で家庭学習をされてみてはいかがでしょうか?
10までの足し算・引き算
管理人の息子は幼児教室にかよっていたので、数字にふれたりは以前よりしていましたので割とスムーズに入ることができました。
しかし、実際にドリルなどに取り組むと、すぐに飽きてしまい、次の問題に行くまでダラダラしたり、しゃべったり、鉛筆や消しゴムで遊んだり、机にあるもので遊んだりと中々進みませんでした。
まずは机には極力余計なものを置かないようにしているのですが、子供とは遊びの天才なのか、何でも遊びの道具としてしまうので困ってしまいます。
そこで考えたのが問題数を減らしたり、タイムなどを計測しゲーム感覚にしてやってみると驚くほど集中して問題を解くではありませんか?
子供にとっては遊びの延長のような感覚でやっています。
4月現在では、10までの足し算であれば50秒程度で10問、引き算であれば1分で10問できるようになりました。
使っている教材は、ネットの無料プリントを使用ています。よかったら利用してみてください。
息子は計算は早い方ではありませんが、指を使いながら必死で解いています。
このネットの無料プリントは問題量が多いですし、色々なパターンがあるので、計算ドリルを購入しなくても十分に賄えます。
ひらがな・カタカナの練習
管理人宅では、あいうえおは幼児教室で何となく書けるようになっていたので、文字の使い方の練習も含め、絵を見て好きな文章を書いてもらうことにしています。
これが息子にははまり、一つの絵を見て自分なりに文章を作って書いています。
例えば
ちゃんと主語・述語・目的語が書けているのには驚きました。
教えたわけではありません。
本人も意識している訳ではないので、褒める際に「誰が○○しただけではなく、何のためにまで書けてすごいねー」と言ってあげると、まんざらでもない顔をして喜んでいました。
褒める際に、何となく、主語・述語・目的語だよということを言っています。
この絵を見て文章を作る作業は思ったより楽しくやっているので今後も続けたいです。
元々、あきれるくらいおしゃべりな子供なので、だったら文章にしてはどーかなーという発想で開始した取り組みでしたので、我が息子にはたまたまそれがうまくはまっている状況です。
みなさんもお子さんの特徴を活かして家庭学習に取り入れると楽しく勉強できますよ。
管理人が使用ている教材は、ネットでカードの絵などを印刷して、紙に貼っているだけです。
しかし、むちゃくちゃ字が汚いので、改めてあいうえおを丁寧に書いていく練習も必要だということも実感しました。
文章を書いている時に「きれいな字で書きなさい」ということは言っていません。
今の状態だと文章を考えて書くという作業だけで息子のキャパとしてはいっぱいです。
そこにもう一つミッションをいれるとパニックになるおそれがあるので、文字をきれいに書く練習は改めて「文字をきれいに書く」という時間を作る方がよいかと思っています。
子供は、大人が考えるより一つのことを実行することは大変な作業だということを意識しなければなりません。
時計の読み方
小学校に入ると、すべて時間割で行動をします。
時計が全く読めないと、次の授業の準備・休み時間の過ごし方などに影響します。
管理人の息子は全く時計が読めないので、小学校に入ったから苦労しそうなので、生活中で時間を意識させることと、実際に時計の読み方のプリントで読み方の練習をしてみることにしました。
ちびむすドリルという無料プリントのサイトがありますので、是非、利用してみるといいと思います。
この無料プリントは非常に助かりました。こんなプリントが無料であるんだなーと大変驚いています。
初めは、無料プリントで時計の概念を何となくつかんでもらい、あとは実践です。
「何時からプリント始める?」・「何分になったらお風呂に入る?」・「明日は何時に遊びに行く?」など時計を使って時間を意識してもらうようにしました。
左右の理解
息子は、この左右の理解が異常なほど苦手のようです。
「ウソでしょ?」という程、左右が逆になります。
日常生活では、靴は左右で間違うことなく履きます(管理人は子供頃よく靴を左右逆に履いていたようです。もしやこの血が影響?・・・)。
オーソドックスな右利きです。
ですが文章で右から数えて何番目は何?がことごとく逆から数えます。
これは克服しないと、日常生活などにも影響するぞと思い、日々訓練しています。
問題を解くときは、右から何番目であれば、右手をあげてもらいあげた方の手から数えるようにしていますが、右手をあげて左から数えています。ズッコケますよね。
そんなことを繰りかえしながら取り組んでいますが、少しまともになってきましたが、まだ完ぺきではないので、もう小学校に入学しましたが、まだ訓練中です。
手旗信号のように、「左上げて、左下げないで、右上げて」などリズムに合わせてやったりもしています。
この方法だとスムーズにできるのですが、問題を読んで左右になると間違います。
何故だろう?
春休みの無料体験「塾」に行った際に、塾の先生に質問してみると、問題を読んで、左右を判断し、順番を数え、答えを書くというミッションが多いため、混乱してしまうのだそうです。
そのうち慣れてくるので心配ないとのことです。
とは言っても左右を間違うのは、日常生活においてもちょっと心配になるのでこのまま訓練を続けます。
文章の読解
文章を読み理解するには、読書が一番だと思います。
早速、我が家でも挑戦と思って本を用意したのですが、「えーやだー」と拒否されました。
では子供の好きな車を題材にした本ではどうだろうか?「お父さんよんでー」とうまくかわされます。
うちの息子への読書習慣はてこずりそうです。
無理に読書をさせても逆に読書嫌いになる可能性もあるので、作戦変更です。
文章問題などのドリルで短い文章を音読させて解かせることにチャレンジしてみました。
この方法ですと文章が短いので何とか文章を読み、回答してくれるようです。
まずは、この方法で短い文章問題を音読し、解答するということを繰り返してみることにします。
しかし、いずれ読書習慣をみにつけてほしいと思っているのですが、どうしたらよいか、今後の課題です(よいアドバイスがあれば教えていただきたいです)。
初歩的な漢字への取り組み
小学校1年生で習う漢字は全部で80文字あります。
これを今の時期に覚える必要はないと思いますし、息子の力量では今のところ無理です。
しかし、小学校になったら漢字を習うんだよということを知ってもらい、漢字を覚えるのには練習が必要だということを認識してもらうために、簡単な漢字の練習をしていきたいと思っています。
一度、練習してもすぐに忘れてしまうと思うので、覚えては、昨日やったことを再度確認テストしたり、10日ほどたったら確認テストしたりなど、覚えたら確認の繰り返しが重要かと思います。
漢字を覚えるには根気よくやっていかなければならないので、焦らずじっくり、確認を繰り返しながらやっていきたいと思います。
まずは一~十、百、千などを覚えていこうと思います。
まとめ
実際に、家庭学習を開始してみると、初めは面倒くさがって嫌々な息子でした。
一つの課題をクリアするにも、集中力がなく全然進みません。
ここで親が焦って「早くやんなさい」・「まだこの問題終わってないでしょ、やりなさい」など押させつけるような方法でやらせない方がよいと思います。
まだ勉強という初めての世界への入り口に立ったばかりの子供に、やる気を削ぐ言葉はダメです。
初めからうまくいく訳がありませんからね。
それは大人の親が一番わかっているはずです。
かわいい我が子が頑張ろうとしている姿をやさしく見守っていこうじゃないですか。
管理人の場合は、子供と一緒に机に向かい、子供が飽きて話しかけてきたときには、それに付き合っています。
しばらくしてから、「じゃーそろそろやろうか?遊ぶ時間も無くなっちゃうもんね」などと普通の口調でいいます。
子供は「遊ぶ時間が無くなるのは嫌だー」と言いながら、また問題に取り組みます。
1ヵ月程、家庭学習を繰り返していると少しづつ集中している時間も長くなったり、机に向かっていいられる時間も、初めは10分程度でしたが、今は20分~30分ほど机に向かっていられるようになりました。
勉強の理解度とともに、当初の目的であった「45分間座って授業を受けれるようにするための訓練」と「小学校生活がスムーズに入っていけること」にはだいぶ近づけたのではないかと思っています。
小学校入学後も、このまま家庭学習を続け、家庭学習を生活の一部となるように習慣づいてくれたらいいなーと思っています。
そのためには、親も色々と考え、子供の力量に合わせた取り組みが必要かと思います。
決して焦って、子供を強く叱ったり、イライラした態度で勉強をサポートしてはいけないと心に決めて子供に接しています。
子供のやる気を削ぐことなく、うまく勉強習慣を身につけさせるのが親の役割だと思っています。