小1の3学期国語の学習を振り返ってみたいと思います。
国語の学習は漢字以外、学年の範囲というものはあってないようなものだと思っています。
各子供の能力により、学習内容も変わってくると思います。
管理人の息子は勉強が苦手ですので、中学受験をするとか高学年から通う方が多い進学塾への入塾準備というような学習内容ではありません。
あくまで、勉強が苦手な子供が学校の授業についていき、将来的に高校受験・大学受験などをするにあたり、学習習慣と基礎学力をつけるための家庭学習ということに重点をおいていますので、低いレベルの話になるかもしれませんがお許しください。
昨今のネット情報などを検索すると、中学受験などを目指す親御さんのブログや地頭がよくハイレベルな学習をしている親御さんのブログが多く検索にひっかかります。
管理人もよく読ませてもらっています。
管理人は地方に住んでいるので、首都圏の子供たちがどのような勉強しているのか?首都圏の有名塾ではどのような取り組みをしているかなどの情報は非常に参考になります。
ただ、参考にはなりますが、我が息子とはあまりにもかけ離れたレベルの学習をしているのも痛感します。
焦る気持ちはありませんが、現在、我が家で実践している家庭学習や学校のテストの結果に満足していては、将来的に大学受験で首都圏出身の子供たちと競った場合に、話にならない可能性があります。
それほど中学受験を目指す首都圏の子供と地方の公立中に進学する子供とでは、全く違うレベルの学習をしているのだと実感しています。
しかし、いくら背伸びをしてみたところで、地頭がよくなるわけではありません。
では、勉強が苦手な息子のような子供や地頭がよくない子供は、勉強を諦めた方がよいのかというと、決してそんなことはありません。
難関大学に進学できないかもしれませんが、勉強が苦手なりにコツコツと毎日家庭学習を継続できたという自信と根性・忍耐力が育まれ、社会人になった時の大きな武器になるはずです。
話はそれましたが、勉強が苦手な子供なりに毎日どのような家庭学習に取り組んでいるのかというのを書いていきます。
今回は3学期国語の学習を振り返ります。
管理人の息子は、漢字・授業の復習・言葉の決まり・文章読解の4つの項目で学習を進めています。
漢字の学習
漢字の学習は、勉強が苦手な子供でも学習した分だけ、できるようになります。
国語の学習で努力が報われる分野です。
しかし、覚えるまでの時間は、子供の能力により差があります。
息子は、覚えるのは決して早い方ではありませんし、いっぺんに何個の漢字も覚えることはできません。
小学校にあがる時から漢字を1個ずつ学習してきましたが、2学期で1年生の習う漢字は一通り終わりました。
冬休みは、熟語やちょっと難しい読み方なども学習し、3学期から平日は2年生で習う漢字の学習、週末は1年生で習った漢字の総復習に取り組みました。
1年生の漢字はしっかり習得していますが、全く触れていないと忘れてしまう恐れもあるので、覚えるのに時間がかかった漢字や読み間違いや書き間違いが多かった漢字を中心に復習しました。
3学期終了時点では、1年生の漢字は、ほぼ問題ないと思える状態になりました(字はめちゃくちゃ汚いです)。
2年生の漢字は、教科書順でもカテゴリー別でもなく、管理人のオリジナル順番で覚えることにしました。
まずは1年生で習った漢字の組み合わせで完成する漢字から取り組んでいます。
その後、1年生の組み合わせで覚えた漢字に新しい要素を含んだ漢字に移行していきます。
この方法だと勉強が苦手な息子でも、「2年生の漢字は簡単だねー」なんて言ってしまうくらい、覚えやすいです。
例えば、「「口(くち)」と「玉(たま)」で国、「糸(いと)と田(た)」で細い、「十(じゅう)」と「早い(はやい)」と「月(つき)」で朝、「竹(たけ)」と「目(め)」と「カタカナのサ」で算など、ちょっと無理がある漢字もありますが、息子はこの方法が覚えやすいようです。
だいたい80個くらいまでは、このやり方でいけるので試してみてください。
機会があればブログにアップしますね。
2年生の漢字学習のドリルには「となえて書く漢字練習ノート下村式 小学2年生」を使っています。
授業の復習
授業の復習は、小学校で出されている書き取りと本読みとポピーを使用して学習を進めてきました。
教科書の内容を復習する意味がどれほどあるのかわかりませんが、単元テストで高得点を取るには、しっかりと授業内容を復習する必要があります。
単元テストで100点を取ることの重要度はさほどあるとは思えませんが、勉強が苦手な息子にとって、テストで100点を取ることが自信につながります。
ポピーは教科書ワークに比べてもかなり細かく内容も掘り下げて復習できる構成になっています。
それでも1つの単元で2ページから3ページで終わってしまうので、授業の進捗より早く終わってしまうので、もう一つ教材を使っています。
喜楽研で出版されている「教科書にそって学べる国語教科書プリント」も利用しています。
「教科書にそって学べる国語教科書プリント」は、単元の物語や詩以外にも、単元のあとに学習する似た漢字や作文を作ってみようなどの単元テストには出ない範囲の教科書部分の範囲も学習できるようになっています。
教科書ワークではなく、「教科書にそって学べる国語教科書プリント」にしている理由は、教科書ワークに比べ、一つの単元の取扱いページが多い事や設問がよいところが気に入っています。
教科書ワークは単元に出てくる漢字学習も含まれているので、漢字学習の方にページを取られている感があります。
漢字学習もされたい場合は教科書ワークもいいと思いますが、教科書の内容だけを深堀り学習したい場合は、「教科書にそって学べる国語教科書プリント」の方が濃い内容です。
ただ、改訂がしばらくされていないので、現在の学習指導要領に沿っていませんが、教科書に出てくる内容は同じです。
息子は、「ポピー」と「教科書にそって学べる国語教科書プリント」の両方を利用しているので、教科書の内容はかなりの部分まで深掘りできています。
授業の復習時間は、学校から帰ってきて宿題をやるときに一緒に取り組んでいます。
学校で習ったばかりなので、5分から10分もあれば1回の学習は終了するので、子供にもそこまで負担にはなりませんし、なにより習ったばかりなのでスラスラでき、自信につながります。
言葉の決まり
1年生はまだまだ語彙力が足りませんし、表現力も乏しいです。
読書をしたり、文章読解問題を解くには、ある程度の語彙力と表現力が必要となります。
そこで息子が取り組んでいて、とても役に立った問題集をご紹介します。
一つは教材出版学林舎の「成長する思考力10級」です。
この教材は、塾でも使用することがあるらしく、実に考えられた問題集となっています。
この問題集の優れているところは、1回分の学習構成にあります。
「文のしくみ」・「一文を見て」・「絵を見て」・「文章を見て」の4つの構成に分かれており、ページが進むにつれ難易度も少し上がっていきます。
全15回分の学習量になっており、1回に4つの構成を学習していくことになります。
無学年式となっていますが、勉強が苦手な息子でもやりきることができたので、1年生後半時期に学ぶのにちょうどよい難易度だと思います。
成長する思考力国語10級について、別の記事でも詳しく書いていますのでよかったら見てください。
「成長する思考力10級」が終了後は、清風社の「国語読解習熟プリント小学2年」に取り組んでいます。
「国語読解習熟プリント1年」も利用して非常に取り組みやすかったので、2年生用に取り組んでいます。
2年生用といっても、難しい内容ではありません。
文のしくみの基礎をしっかりと学習していく感じです。
具体例が示され、何度も同じような問題を解いていくので、自然と文法が理解できていきます。
内容は非常に簡単で同じような問題を繰り返し解いていくので、少しあきるかもしれませんが、低学年の内は、文法を説明するより、「国語読解習熟プリント」のように実際に主語・述語が問われるような問題を何度も繰り返し解いて体で覚えていくのがよいかもしれません。
学習を進めていくと、少しずつですが文章をフレーズで音読できるようになっているような感じがします。
文章読解
文章読解は、読書が一番だと思います。
息子は読書は自ら進んですることがほとんどありません。
宿題の音読のみでは、圧倒的に読書不足です。
しかし、読書を強要して読書嫌いになっても困るので、苦肉の策として、文章読解ドリルや問題集に取り組んでいる状況です。
ドリルや問題集に出てくる文章は必ず音読を2回するようにしています。
これは、読書をしないので音読の訓練も兼ねています。
文章読解の取り組みは、ドリルや問題集選びが結構重要になってきます。
文章読解ドリルや問題集の選び方は、こちらの記事にも詳しく書いていますので、よかったら見てください。
短い文章でも文章の内容が難しすぎては、意味が分からず、文字だけを追っているので文章を理解し、内容を頭で整理するという作業ができません。
これでは、いくら読解問題に取り組んでもあまり力がついていきません。
知らない言葉や単語は2つくらいであれば、知識・語彙を増やす学習にも繋がりますが、言い回しが難しい表現を使っていたり、知らない単語だらけでは、文章の内容が全く頭に入ってきません。
私達大人でも、自分の知らないジャンルの論文なんかを読むと全く頭に入ってこないのと同じです。
逆にあまりにも簡単な文章や設問ばかりでも、ステップアップしていきません。
子供のレベルに合った問題集選びは親の重要な役割となります。
このドリルがいいかなー思って、実際に取り組んでみて、子供があまりにも文章をたどたどしく音読し、内容が頭に入っていないようであれば、そのドリルは現在の子供のレベルに合っていないので、中止すべきです。
レベルの合ってないドリルや問題集に取り組んでも、子供が嫌になってしまいます。
元々、読書習慣があったり、地頭がよい子であれば、多少、現在のレベルより難しい問題集に取り組ませ、そのレベルまで引き上げるのも有りだと思いますが、息子のように読書習慣がなく、勉強が苦手なタイプは、ドリルや問題集は、少しずつレベルアップしたものに取り組み、レベルが合っていない場合は、思い切って中止するようにし、1段階レベルが上がった時に、中止したドリルに再度、取り組んでみます。
ですので、低学年の内のドリル・問題集選びは、親が必ず目を通し、子供がドリルに取り組んでいる様子を見ながら、現在のレベルに合っているか確認してください。
現在のレベルに合っているか確認するには、音読するとわかります。
管理人は、2回音読し(本当は音読の練習も含め3回~5回はしたい)、2回目が文節でしっかり切って読めているか確認します。
2回目でゆっくりでも、文節ごとに区切って音読しているようであれば現在のレベルに合っていると判断しています。
2回目でも文字だけ追っているようであれば、まだ、そのドリルのレベルに達していないと判断します。
逆に1回目から滑らかに音読できている場合は、現在の子供のレベルに対し、少し簡単すぎると判断し、こちらも取り組みを中止します。
ただ、文章が簡単過ぎても設問が優れていれば、そのまま継続していきます。
設問の良さは、「いつ」・「どこで」・「誰が」・「何をした」・「それとは何ですか」が設問が多い場合は、低学年の文章読解でおさえておきたいポイントを網羅しているので取り組ませています。
成長する思考力GTシリーズは、言葉の決まりも文章読解の両方で使用できるので、まずは、この問題集をおさえておきたいとろこです。
毎日のドリル長文読解は、2学期の時は、レベルが合っておらず、途中で中止し、冬休みから再度取り組みを開始し、3学期前半で終了しました。
逆に、受験研究社の基本トレーニング読解力⒓級は、途中で中止し、現在も取り組みができていません。
文章の内容が把握しずらい感じがあり、音読の際に文節で切れていないことが多かったので、一旦中止としました。
まとめ
3学期の国語の取り組みについて書いてきましたが、国語の取り組みについては、漢字以外、正直、力がついてきているのか判断できません。
算数などはやった分だけ目に見えて自力がついてくるのがわかりますが、国語の判断基準がイマイチわかりません。
しかし、国語力は算数の文章問題などの読解力にも大きく関わってくるように、すべての教科で重要となってきます。
本来、国語力とは、普段の会話・読書・調べもの・経験などを通じて、何年もかけて培われていくものだと思います。
しかし、息子に限って言うと、読書をほとんどしないので、このようにドリルや問題集などで補っている状況です。
このドリルや問題集で国語力を養っていくことが、決してベストな方法だとは思いませんが、何もしないよりはましくらいの感じで、長い目で見て、少しでも実力がついていけばいいなーと思っています。
それにしても国語の勉強法は難しいと感じた1年でした。