勉強が苦手な息子が実際に使用したドリルや問題集の感想を書いています。
管理人の息子と同じように勉強が苦手なお子さんのお役に立てばと思います。
取り組んだ時期:7月~8月
レベル:標準
まだまだ語彙力が乏しい1年生の国語の文法学習は、教える側もかなり難しいです。
国語の学習は、1年生だからどこまで習得すべきというような明確な基準はないと思います。
個々の月齢差でも語彙力はかなり違いがあるので、各子供に合った学習が必要です。
国語の学習は、母国語の日本語であるため、年齢とともに自然と覚えるものなので、算数に比べ学習がおろそかになりやすいです。
しかし、国語の学習はすべての教科に必要となります。
算数の文章問題でも国語力が無ければ問題文を読み取ることができませんし、理科の実験の説明を理解するにも国語力が必要となります。
すべての教科の基礎となるのが国語であり、逆に国語力があがると苦手だった算数文章題も解けるようになってきます。
このことは1年間、勉強が苦手な息子の学習を見てきて痛感しました。
何においても国語力が必須となります。
ゆえに、早い時期から国語の学習も算数と同じくらい取り組むべきだと思います。
しかし、国語の学習は、読書と漢字学習以外、何をやったらよいのかわからないという親御さんも多いようです。
確かに漢字と読書は国語学習において外せませんが、文法や語彙力の強化も必要だと思います。
そこでご紹介するのが出口汪の「日本語論理トレーニング」です。
出口先生の論理エンジンという有名な教材がありますが、日本語トレーニングは各学年に細かく分けて、もう少し取り組みやすくした教材です。
「基礎」・「習熟」・「応用」の3つのレベルに分かれており、順番に取り組めばかなり力がつきます。
息子は1年生の夏休みから取り組み始めたので、習熟から始めました。
習熟からでも全く問題ありませんが、1年生初期であれば基礎から取り組んでもよいと思います。
1ページ当たりの分量は非常に少なく、勉強が苦手な息子でも取り組みやすかったです。
ただ注意しなければいけないのが、設問自体は非常に簡単なので、すぐにできてしまうと思います。
この問題種の特徴は、解答を導くことより、解説をしっかり理解し、どのようなことが学習の狙いなのか把握することです。
低学年うちは、解答の丸つけは親が行い、解説書に書いている説明を子供にしっかり伝えてください。
解説をうまく活用できなければこの問題集のよさが半減してしまうと思います。
しかしながら文法問題集でこれだけ解説がわかりやすく、スモールステップアップしていく問題集も少ないので、是非、取り組みたい1冊です。
取り組む順番は、基礎→習熟→応用の順番でレベルが上がっていきます。ただし、習熟からでも十分取り組めるレベルとなっています。