勉強が苦手な小1息子の家庭学習の取り組みについて1学期も終わったので振り返ってみたいと思います。
今回は、国語について書いていきます。
息子の小学校入学時の状況としては、文字の読み書きは、幼稚園の時に、本人が文字を書きたがっていたので、一応、ひらがな・カタカナは入学前までに書けるようになっていました。
また、幼稚園で読み書きを習わないので、週1回、幼児教室に通い、そこで文字も多少習いました。
ただし、家庭では、全く勉強しなかったので、すべてのひらがな・カタカナが完璧ではありませんし、字が汚いです。
落ち着いてゆっくり正確に書くということが苦手です。
そんな息子も、小学生にあがるに至り、家庭学習を開始しすることにしました。
1学期の家庭学習の目的は、「授業についていけるようになる」・「学習習慣がつく」・「机に向かって椅子に座っていられるようになる」これが一番の目的です。
では、実際に勉強が苦手な子供が小1の国語でどのような取り組みをしたか書いていきますので、管理人の息子と同じように勉強が苦手なお子様をお持ちの親御様は、悩みを共有していければと思います。
目次
書くことに慣れながら語彙を増やす
今まで、毎日、文字を書くという習慣がなかったので、1日数分でも机に向かって文字を書く習慣をつけることから始めました。
ひらがな・カタカナを覚えるにも、実際に文字を使いながら、練習した方が実践的で、子供もスムーズに文字を覚えることができます。
「あ・い・う・え・お」や「ア・イ・ウ・エ・オ」をただ書く練習をしても嫌がり、学習習慣が付く前に、勉強嫌いになってしまいます。
そこで意味を持った言葉を書くことで、ひらがなを覚えていく方が効率的ですし、実際に息子も嫌がらずに取り組むことができました。
だいたい5分程度で終わる教材を使用しました。
我が家では、ネットの無料プリント「ちびむすドリル」を利用しました。
内容はこんな感じです。
息子的には、クイズをやっているような感覚でしたので、嫌がる感じはありませんでした。
遊びの中で言葉を書くようにする
ある程度、ひらがなが書けるようになったら、できるだけ色んなことを書くようにすると、語彙も増えていきます。
我が家では、ごっご遊びなどで、言葉を書かせました。
例えば、八百屋であれば「きゅうり 100えん」・「だいこん 200えん」・「にんじん 100えん」などおもちゃの野菜に自分で書いた値段表を貼って遊んだり、カタカナの練習には、アイス屋さんごっこで「ストロベリーアイス 100えん」・「バニラアイス 100円」・「ソーダアイス 100円」など自分で考えて料金表を作り、わからない言葉は、ひがな表やカタカナ表を自分で見て書いていました。
学習習慣もつけたいので、机に向かって「ぷりんとキッズ」などの教材も必ず数分やるようにし、「ごっこ遊び」などで意味のある文字を書いてみるというのを実践しました。
単語を書くのに慣れたら文章も書いてみよう
息子は、超おしゃべりです。言葉はニュースを見たり、家族で話をしているうちに覚えたようで、勉強が苦手でも知っている言葉は多いと思います(これは幼稚園の時からそう感じました)。
そこで、試しに絵を見せて、「自分が思ったことを書いてみて!」と提案すると、これがはまり、自分なりに絵から色々と想像し、文章を書いていき、これで一気に表現力と文章力が付いたように感じました。
字は汚いですが、自分なりに考え、文章にできたことは、本人も満足そうでした。
書きあげた文章を見せてもらいましたが、文章構成などは、まだまだですが、この段階(4月後半)では、自分なりに考えて書けたことを褒めるだけで、訂正はいっさいしませんでした。
書いたら褒めらるので、この勉強は、本人は勉強と思っていないらしく、進んでドンドンやっていきました。
何でもいいので、升目のついた絵をA4に貼って使いました。
上記のように、絵を貼って、文字を書くスペースがあればどんな絵でもいいと思います。
子供の好きなもの、動物など、何でも題材になります。
あとは、子供に好きなように書かせ、書くことに慣れるということに重点をおきます。
決まった言葉を使って文章を構成する
我が家では、絵を見せて好きなように文を書かせていたので、文を書くことはそれほど抵抗感がなかったようです。
しかし、文章構成がまだまだできていなかったので、その訓練をしました。
本来は、自分で文章を書く前の段階で、「決まった言葉の並べ替え」や「決まった言葉を選んで文章を作ってみよう」などの問題集があるので、こちらを先にやるのが手順となっていますが、息子の場合、先に文章を自由に書かせていたので、並べ替えや決まった言葉を使っての文章訓練は、後になりました。
本来の文章構成を知る上で、大事な勉強だと思うので、取り組ませましたが、文章を書くことにある程度慣れていたので、スムーズに書くことができ、この辺は、わりと早くクリアしました。
こちらも「ぷりんとキッズ」をメインに学習しました。
内容はこんな感じです。
言葉の決まり、語彙を増やす
言葉の決まりや語彙は、読書や日常会話で習得することが一番です。
しかし、国語の学習には学年も関係なく、終わりもありません。
そして、すべての教科につながってくる程、大切な科目です。
できるだけ日常生活で会話を多くし、語彙力を増やすように努めていますが、言葉の決まりなどは、正確に教えなければなりません。
そこで、ある程度、教材などからも学ぶ必要があると感じ、いくつかのドリルや問題集なども使って学習しています。
言葉は、1年生だからこれだけ知っていればOKということはないので、できるだけたくさんの言葉に触れるようにしていくのがいいと思います。
実際に、国語力をつくように教えるというのは、非常に難しいです。
親である管理人が何気なく使っている日本語は、文法を意識しながら使っていないので、どのように教えたらわかりやすいかということで悩みます。
例えば文章を書くときに、「わとは」・「えとへ」・「おとを」・「、」・「。」は、それほど意識しなくても大人であれば使うことができます。
しかし、これを「どのように使うんだよ」ということを正確に子供に伝えることは、管理人にはできません。
そこで、ドリルや問題集をやることで、教える親も解答・解説を参考にし、意図をもって言葉のきまりや文章構成の学習を進めることができるようになります。
管理人が1学期の国語(語彙や言葉の決まり)を学習で利用した教材
無料プリントですが、かなり充実した内容になっています。
言葉の決まりや間違いやすい言葉などが豊富に繰り返し学習できるようになっています。
一通りこのプリントで学習すると学校の授業もスムーズに理解でき、テストで点数が取れるようになると思います。
1・2年生用の内容になっているので、公文などドリルを終了してから取り組むとよいと思います。
小さいメモ帳の持ち歩き
息子は、一時期はまっていのが、ポケットサイズのメモ帳とボールペンを持ち歩いて、気になることがあるとメモを取るという遊びをしていました。
どうやら刑事ドラマを見て、刑事が聞き込み調査でメモを取っているシーンがかっこよかったらしく、それをマネしているらしかったです。
息子が寝た後にこっそりメモを見ると、結構おもしろいことが書かれていたりしました。
2ヵ月くらいはまっていました。
今でも時々、思い出したようにメモ帳を持ち出して書くことがあります。
変わった遊びですが、書くことは悪くないので、そのような遊びは大いにやってほしいです。
メモ帳がいっぱいになったら、キャラクターもののメモ帳を一緒に買いに行って、更にはまっていました。
男の子は、警察や刑事などが好きなので、うまく遊びの中から、文字や文章を書く訓練ができるので助かります。
読書が嫌いな息子
息子は、読書があまり好きではありません。
マンガもあまり読みません。
幼少期は、妻が毎晩読み聞かせをしていましたが、自ら進んで読書をするということはありません。
無理に読ませようと思っても、余計嫌になってしまう可能性があり、非常に困った問題です。
国語・算数すべにておいて、文章読解力は大切です。
読解力の基本は、読書だと思っています。
しかし、読書嫌いの苦肉の策として、文章読解問題を解かせることにしました。
文章読解問題も少ないながらも、短い物語・詩・手紙などがありますので、最低、文章読解問題の本文を音読することと、教科書の音読(毎日の学校からの宿題)をすることにしました。
はっきり言って、読書量としては全然たりませんが、やらないよりマシと思い現在も続けています。
初めは、文字を1個1個読んでいる状態でしたが、毎日続けることで、フレーズで文章を読めるようになってきました。
また、文章読解ドリルもだんだんと文章量が増えてきているので、ドリルを毎日やることで自然と読む量が増えていっている状態です。
どうしても読書ができないお子様は、文章読解ドリルを音読するということでもいいので、最低限の音読はやるべきだと思います。
管理人の息子は、「公文の文しょうの読解」と「学研の毎日のドリル文章読解」を交互にやっていきました。
どちらも、構成はほとんど一緒です。
2つ併用した理由は、息子の理解力が乏しいので、同じ単元を繰り返したかったということと色々な文章を音読してほしいと理由で併用しました。
どちらかと一方を選択するとしたら学研の毎日のドリル文章読解の方が、本文の内容やレベルアップの仕方がよいと感じました。
また使い勝手も学研の方は上に文章があり、下に設問があるので使いやすかったです。
通常であれば2冊併用する必要はないと思いますので、どちらか一方でお子様に合う方を選び、やってみてください。
設問に慣れるということも学校のテスト対策なると思います。
ヤフーニュースから学ぶ
我が家では、週に1回、家庭学習のお休みを設けています。
その日は、息子が興味のありそうなヤフー動画ニュースをピックアップし、一緒に見てから、それについて議論する時間を設けています。
交通事故や政治など、題材は何でもいいです。
動画でニュースを見て、息子が思ったことを話してもらい、管理人の意見も言って、結果、どうしたらよいかなどを息子にまとめてもらっています。
息子は、これは学習とは思っておらず、お父さんと動画を見ながらお話ができるくらいの感じで、ノリノリでやっています。
ニュースで、疑問に思ったことを述べたり、人の意見を聞いたり、自分の意見をまとめたりする訓練になるかと思っています。
訓練といっても大げさなものではありません。
父と子がヤフーニュースを見て「あーだ、こーだ」言っているだけす(笑)。
親子で会話する時間の確保にもなりますので、普段仕事で子供と接する時間が少ないお父さんでも週1回くらいなら何とかなると思います。
子供はお父さんと一緒におしゃべりするのがとっても楽しいので、是非、やってみるといいですよ。
子供と一緒に過ごせる大切な時間となるはずです。
漢字の学習
小1はひらがな・カタカナ・漢字を覚えなければなりません。
現在は、幼稚園などでもひらがな・カタカナなどを習うところも多いと思います。
教育系の幼稚園ですと簡単な漢字も学習しているところもあるようです。
息子の幼稚園は、体を動かす系の幼稚園だったので、ひらがなも習っていません。
すべての文字は、家で覚えていかなければなりません。
よく入学前にひらがなが書けなくて大丈夫ということをネットなどで見かけますが、勉強が苦手な子供にとって小学校入学と同時に「ひらがな」・「カタカナ」・「漢字」を一気に習い始めるというのは、正直きついと思います。
我が家の息子も、何となく「ひらがな」・「カタカナ」が書けたことで、その後の学習がスムーズにいけたように感じましたので、余裕があれば幼稚園時代に少しでも書けるようになっているといいと思います。
さて、漢字の学習ですが、小1では2学期あたりから漢字を学習します。
1年生の2学期の9月終わり頃から習いはじめて80個の漢字を習得することになります。
1学期の授業の進捗を見ていると「ひらがな」の学習時間は随分と時間をかけているように感じました。
はじめて文字にふれるということが前提なので、当然といえば当然だと思いますが、では、2学期から習う漢字は、全部終わるのか?と思えます。
しかし、指導要綱に沿って学習していくので、当然、1年生の間に習うべき漢字は、すべて終了することになります。
そう考えると、漢字の習得は一気にドンドン増えていくであろうことが予測できます。
まだ字を書くこともままならない小1が2学期からの6ヵ月程ですべての漢字を覚えるのは、非常に大変なように感じます。
特に勉強が苦手な息子にとって、2学期から一気にすべての漢字を覚えるのは、ちょっと難しいかなーと小学校入学前より思っていたので、4月からコツコツを覚えていくことにしまた。
2日に1個のペースであれば、勉強が苦手な息子も無理なく覚えていけるかなーと思い実践しています。
漢字の習得について詳しくはこちらの記事もお読みください。
まとめ
国語の学習とは、言い換えると「日本語」の学習でもあります。
本来であれば、漢字やひらがなを覚える以外は、机に向かって学習するというものではなく、日常生活の中で、学んでいくべきことが多い科目だと思います。
「読書」・「家族・友人などとの日常会話」・「知らない言葉を疑問に思う、調べる、聞いてみる」・「手紙・日記を書く」など、どれも日常生活から学ぶべきことだと思います。
日常生活から国語力をつけるには、子供の性格を十分に把握し、子供が興味を持てる内容で日本語に触れ合えるようにすることが重要です。
それができるのは、毎日触れ合っている親だけです。
是非、親御様は子供が楽しめる日本語の触れ合い方を考えてみてください。
管理人の息子の場合は、おしゃべりが大好きなので、おしゃべりの中から日本語に触れ合えるように意識するようにしています。
できるだけ息子の話には耳を傾け、会話する時間をたくさん持つようにしています。
また、会話の中から、さりげなく話を拡げ、言葉の意味の解説・知識の補足をするようにしています。
言葉の意味に疑問があれば一緒に調べたり、一緒にニュースを見ながら、疑問があればとことん付き合うようにしています。
また、ニュースを見ながら、こちらから質問をし、ただTVを見るのではなく、一緒に見ながらそのことをテーマに会話するとTVもいい教材だと思います。
そうすることで、机に向かう勉強より、よっぽど語彙力や知識が増えると思います。
ただ、息子は読書がどうしても興味が持てないようなので、これだけは、音読と文章読解ドリルの本文を音読するよう強制しています。
本を読む楽しさを知ってもらいたいのですが、うまくいっていません。
しかし、教科書の音読や読解問題の音読でも、しないよりマシです。
少しずつですが、初見の文でもスムーズに読めるよになってきています。
しばらくこの方法で、音読を続け、読書に興味が持てるようにしていたいと考えています。
1学期を振り返ると、勉強が苦手でも何とか家庭学習を続けることができました。
2学期もこのまま家庭学習を続けていき、学習習慣が身につけばいいなーと思っています。
しかし、ここで問題になるのは夏休みです。
我が家は学童に入っていないので、1日中、家にいることになります。
もちろん、管理人が休みの時は、夏休みならではの遊びをしようと思いますが、子供の好きなように過ごすと、ダラダラとした生活になってしまい、せっかく家庭学習を継続し、習慣化することの基礎を築いたものが、パーになってしまう可能性があります。
夏休みも計画的にしっかり家庭学習を継続し、遊ぶ時と勉強する時のメリハリをつけた生活を送ることが重要だと考えます。
よければ夏休みの取り組みの記事もお読みください。