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7月になり、小学校生活にもだいぶ慣れてきた新1年生も、早くも夏休みが近づいてきています。

 

 我が息子も家庭学習をなんとか2月末から継続できています。

 

もともとの家庭学習の狙いは、「学校の授業を落ち着いて聞けるようになること」と「授業についていけること」というテーマで始めましたが、その不安も何とか乗り越えてきたので、次のステップとして、学習内容についてもテーマを持ちながら進めていくことにしました。

 

現在の算数の学習状況は、20までの繰り上がり・繰り下がりの無い足し算・引き算の計算問題と文章問題を解いています。

 

たまにパズル系の問題もやっている状況です。

 

足し算・引き算は、まだ、指を使って計算していますが、遅いなりに何とかほぼ正解できています。

 

本人もスピードアップしたいのか、タイムを計ってやってみたいなど意欲的で少しずつ計算するスピードもついてきているようでした。

 

計算問題の学習も順調にいっている感じがしたのですが、3つの足し算・引き算もやり始めている時に、少しひっかかることがあり、確認していくと息子の計算問題に大きな弱点を発見しました。

 

結論から言うと数の分解と合成がわかっていないということです。

 

順調に足し算・引き算の練習問題をこなしていたのですが、「83と□」などの虫食い問題になると間違うこともあり、怪しいなーと思ったのでランダムに問題を作って解かせてみました。

 

ランダムの虫食い足し算

➀8は3と□です.

➁4と3は□です。

➂9は□と7です。

➃□は2と4です。

➄6は2と□です.

➅5と4は□です。

➆8は□と7です。

➇□は5と3です。

 

ほぼ全問間違いました。

 

普通の34=などの計算問題はできますが、上記のような虫食い問題を出題すると全くできません。

 

その後、口頭で「5と3はいくつ?」と聞くと8と答えることができるのですが、紙面上で「8は5と□です」と出題するとできません。

 

「これはどういったことだろうか?」

 

この結果を見て考えれることは、数の分解と合成について全く理解していないということです。

 

 

数の分解と合成が理解できない

息子の足し算・引き算のやり方は、指を折りながら計算していきます。

 

今はそれでもいいと思っています。

 

しかし、「8は□と7です」のような問題は、指を折ってできる問題ではない(厳密には指を折って計算してもできる)のです。

 

このような問題になるとめっきりできなくなります。

 

初めは日本語が理解できないのかと思い、「=」の意味について説明しました。

 

「=」は「和」もしくは「同じ」という意味だよということを説明し、「+」は「足す」・「加える」という意味だよということをしっかりと説明しましたが、それでも「8は□と7です」は間違います。

 

日本語がわかならいというこでは無そうです。

 

口頭で「4と3でいくつ?」と聞くと「7」と答えることができるのですが、紙面上で「7は4と□です」と出題するとできません。

 

おはじきやコインを使って説明してもなかなか理解できません。

 

数の分解と合成を理解させるための取り組み

正直、数の分解と合成でつまずくとは思っていなかったので、どのように理解させるか親としても悩みました。

 

対策1:お金を使って視覚的に数を認識するトレーニング 

お金などを使いながら丁寧に何度も説明し、確認の虫食い問題を解いていくことを繰り返し取り組む以外に無さそうです。

 

まずは1円玉を20枚用意して取り組んでいきます。

 

例:1円玉8枚用意し、8になる組み合わせを息子に何通りも作ってもらいます。

 

本人は、道具を使ってやることが、どうやら幼稚っぽく感じるらしくかなり嫌がっていました。

 

しかし、このまま放置できないので嫌でも繰り返しやっていくしかありません。

 

息子にとって非常に嫌な取り組みなので、少しでも興味を持ちながらできるように工夫する必要があるなーと思いました。

 

タイマーを使いながら計算をやるのが好きなので、数の分解と合成でもタイマーの登場です。

 

8になる組み合わせを作るのに何秒でできるでしょうか?とタイマーで測ります。

 

すると嫌がっていた1円玉での取り組みを始めてくれました。

 

 

対策2:ランダムの虫食い問題で確認する

1円玉で視覚的トレーニングの後は虫食い問題で理解度を確認します。

 

問題はランダムになっている方がいいと思います。

 

 

対策3:合わせて10になる計算式を自分で作る

本当に数の分解と合成を理解しているかは、自分で問題を作ってもらうといいと思います。

 

管理人は、合わせて10になる計算式を「何個つくれるかな?」という取り組みを息子にさせました。

 

対策1~対策3を繰り返し、スムーズにできるまで取り組んでいきます。

 

数の分解と合成を理解してから次のステップへ

数の分解と合成がわからないと繰り上がり・繰り下がりの計算問題にも影響します。

 

例題

7+8=15

繰り上がり問題は、7を2と5に分解し、5+10にして答えを導きます。

 

上記の問題は、数の分解と合成が理解できていないと解けません。

 

それほど数の分解と合成」は重要課題なのです。

 

現段階で「数の分解と合成」があやふやなままにして次に進むと、繰り上がり・繰り下がりだけではなく、学年が進むにつれ応用ができなくなります。

 

学年が進むと問題が解けない原因が「数の分解と合成を理解していない」ということに気づくことができない可能性もあります。

 

数の分解と合成がわからなくても、簡単な足し算引き算が解けてしまうので、「数の分解と合成がしっかり理解できていない」という原因に突き当たるまで時間がかかる可能性があります。

 

皆さんのお子さんにも是非、以下の例題を試してみてください。

ランダムの虫食い足し算

➀8は3と□です.

➁4と3は□です。

➂9は□と7です。

➃□は2と4です。

➄6は2と□です.

➅5と4は□です。

➆8は□と7です。

➇□は5と3です。

 

 上記問題がスラスラできれば、数の分解と合成は問題ないと思うので次のステップに進んでもよいと思います。

 

もし、間違ったのであれば、次のステップに進む前に、数の分解と合成がきちんと理解できているか確認し、今のうちに克服していく必要があります。

 

管理人の息子も、数の分解と合成に苦戦しているので、おそらく次のステップである繰り上がりの無い二桁と一桁の足し算も苦戦しそうです。

 

とにかく、計算が苦手な子はじっくりと時間をかけ、子供が理解するまで親もとことん付き合っていく必要があると思います。

小1で取り組んだ方がよい算数ドリル・問題集まとめ

 

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