今回は管理人と同じように地方在住で非中学受験組(高校受験組)の親子に対してのメッセージとなります。
最近、X(旧Twitter)を始めて思い知らせることが多々あります。
親・子供の学習に対する意識や取り組み方が、首都圏の親子と管理人一家のように地方に住む親子とは全く違うことを痛感しています。
地方には地方で暮らす良さもありますが、学習に対し同じ学年で首都圏の中学受組とこうも違うのかということを今回は書いていきたいです。
首都圏中学受験組は一般的に小4から中学受験専門の進学塾に通い始めます。
SAPIX・早稲アカ・日能研・四谷大塚・栄光ゼミナール・浜学園・臨海セミナーなどが有名です。
地方に住んでいるとそのような中学受験塾すらなく、名前も聞いたことがない場合もあります。
それら進学塾のテキストなどは難易度が高いのは想像がつくのですが、宿題の量やテストの頻度が管理人の感覚としては本当に小学生ができるの?という分量や回数の多さに驚きます。
テストでクラス分けされたり、各教科の偏差値を意識させられたりなど、現在の自分の立ち位置が数字でも見た目にもはっきりわかるようになります。
子供自身も誰が優秀で誰がそうではないかクラス分けではっきりわかります。
また、自分の学力が偏差値で明確に表示されるため、希望する中学校に近い学力なのかそうでないのかも意識できます。
このようなことが週単位・月単位で行われているのが首都圏の中学受験組です。
毎日、塾の宿題に取り組みながら塾のテスト対策をし、結果によって落ち込んだり・喜んだり・泣いたり・励みにしたり、塾から突き付けられる結果に対しどう考えるかを親子で意識します。
小学6年になるとそれはもう想像を絶します(Twitterのコメントを見ると)。
子供も親も限界スレスレまで体力・精神力を費やし努力しています。
小3・小4あたりでも小6ほどではありませんが、中学受験を意識した取り組みが始まっています。
一方、地方に住む我が息子はというと、「中学受験?」・「偏差値?」・「模試?」な感じです。
地方小学生は、学習での競争はほとんど経験していませんので、偏差値・順位を意識する場面がありません。
よくて「だれだれがよく発表するから頭がよい」とか「通信簿の(良)がたくさんあった」・「カラーテストがいつも満点」くらいです。
息子の小学校はカラーテストの結果や通信簿の評価をお友達同士で見せ合わないようにしてくださいと言われているようなので、学習成果を比べる場面はほとんどありません。
なので自分の学力の立ち位置もわかりませんし、意識することすらありません。必要としない生活なのです。
しかし、将来的には中学受験をしたお子さんも高校受験組のお子さんも大学受験では競い合うことになります。
高校受験組も中学生活・高校生活でどれくらい伸びしろがあるかわかりませんが、中学受験組は少なからず早い段階で勉強に対する意識づけや学習習慣はついています。
自分の周りの環境だけではなく首都圏のお子さんはどのような学習の取り組みをしているのか覗いてみると、色々な世界がわかり将来への準備・意識も変わるかもしれません。
首都圏・中学受験組と比較する必要はありませんが、意識したり中学受験の世界を知っておくのは悪いことではありません。
地方で中学受験をしないお子さんは受験勉強に費やさない時間を有効に活用しつつ、将来についてじっくり考えることが重要です。
ただし、中学受験の有無に関わらず学習習慣は早い段階で習慣化しておく方が色々な意味でプラスです。
息子は低学年から中学年の間までに学習習慣をつけることを目的とし、高学年からは基礎から標準レベルの学習をしっかり身に付けるような取り組みをしています。
初めは発展レベルまで学習した方がよいのではないか?など右往左往しながらも現在は、基礎から標準レベルの学力を身に付け学習習慣の継続をしていくということで落ち着いています。
自分たちの知らない世界で、首都圏の中学受験組の子供たちは、私たちが想像できないほど今日も必死で勉強を頑張っています。
そういう世界があるということを管理人と同じような地方に住んでいる非中学受験組にも知ってほしいです。
私たち地方に住む非中学受験組も近い将来の大学受験に向けて、少し視野を広げた準備が親も子も必要なのかもしれません。