勉強が苦手な小学生の息子も5年生になり、例外にもれず反抗期を迎えております。
反抗期の程度は親個人の受け止め方で変わると思いますが、息子の場合はかわいいもんだと感じる程度です(管理人がどんかんなのかもしれません)。
そんな反抗期を迎えている高学年のお子さんを持つ中学受験を希望しないご家庭の悩みの一つとして、家庭学習のモチベーションをキープできないという悩みを耳にすることがあります。
確かに近い将来に明確な目標がなく、色々な誘惑がある環境で今まで通り親の命令で学習させるというのは難しい年頃かもしれません。
高学年になってくると親の強制力で学習させていた家庭では、低学年のように素直に親の言うことを聞いて学習してくれなくなってきたことに戸惑いがあるのではないでしょうか?
反抗期は成長過程で必要なことですが、学習は継続してほしいですよね。
では、反抗期に家庭学習にしっかり取り組めるようにするにはどうしたらよいでしょうか?
今回は高校受験組が家庭学習を継続するモチベーションを保つにはどうしたらよいか考えていきたいです。
家庭学習の習慣化
高校受験組は、小学・中学とコツコツと学習の積み重ねをしていき高校受験に挑みます。
特に中学生からの学習の積み重ねはとても重要になります。
では、小学生の学習は重要ではないのか?というと高校受験ではそれほど重要ではないと思います。
しかし、学習習慣化はとても重要です。
今まで学習していない子供が中学生から突然、必死に勉強をするということもありますが(管理人がそうです)、結構きついです。
小学生のうちに学習習慣化しておけば中学生からも楽に学習の積み重ねができると考えます。
そこで、低学年の学習習慣化と高学年からの学習習慣化について考察していきます。
低学年の学習習慣化
低学年から一貫して学習を継続していると、どんなに勉強が苦手な子供でも学習は習慣化します。
管理人の息子がそうです。
決して勉強ができる方でも勉強が好きなわけでもありません。しかし、時間になると机に向かい問題集等に取り組みます。
今、低学年のお子さんは素直なうちに学習習慣化をさせましょう。
管理人も色々な学習法や色々な学習教材、問題集のレベルに悩んだりしましたが、一番重要なことは毎日、机に向かい学習を継続することです。
病気など以外は毎日取り組むことが重要です。
そして親が毎日付き合うことが大切です。
仕事などで、毎日、付きっ切りというのが難しければ丸付けだけでも親が行い、毎日、お子さんの学習に携わることです。
毎日、子供の学習に携わることで親の意見にも耳を傾けるものです。
今まで一切、子供の学習を見ていないのに「口だけ介入」が子供にとっては非常に迷惑です。
学習において親と子の信頼関係は、どれだけ親が子供の学習に携わってきたのかが重要です。
毎日、見れないのであれば口は出さず、塾や家庭教師などの外部に委託すべきです。
子供が寝てから丸付けし、一言コメントを残すだけでも携わっていることになるので、手間ではありますが親のがんばりが必要になります。
子供が毎日学習を継続することは大変です。ですが、親も忙しいのに毎日、自分の勉強に携わっていくれているという思いは伝わり、強い信頼関係を構築できるはずです。
高学年からの学習習慣化
高学年から学習習慣をつけるのはかなり難しいです。
今まで親も学習に携わっていなかったのに急に勉強について口うるさくなっても高学年、特に反抗期の子供にはかえってマイナスになります。
ここからは根気の勝負です。
5年生・6年生の反抗期を迎えた子供に、学校の予習・復習を突然やろうと思っても難しいです。
まずは、簡単な計算から始めるのが取り組みやすいです。5分でも10分でもいいです。
四則計算は一生使うので、何年生から取り組んでも遅いことはありません。
しかし、あまりにもばかげた簡単な計算問題に取り組むのは自尊心を傷つけるので、開始レベルは慎重にしてください。
管理人がお勧めの計算ドリルは山本塾の計算ドリルです。これは四則計算の暗算訓練のドリルなので、スムーズにできるようになると将来的にも役に立ちます。
親子で一緒に取り組みタイムを競ってもおもしろいと思いますよ。詳しくは「山本塾の計算ドリルで暗算のコツをマスター」をお読みください。
計算に取り組む習慣がついてきたら漢字といきたいとこですが、漢字は嫌がる子供が多いので、嫌がるようであれば教科書ワーク・チャレンジ・ポピーなど教科書準拠教材を使っての算数や理科・社会などに取り組んでみるといいと思います。
教科書準拠教材にしっかり取り組めると学校のカラーテストで高得点をとれるようになります。
カラーテストで高得点が取れるようになり自信につながればもう一息で学習習慣化できます。
教科書ワークだと1年にやるべきことが内容がわかるので取り組みやすいです。
教科書準拠の通信教材であれば1ヵ月分の学習量が決まっているので取り組みやすいです。
また、近年はデジタル化も進んでいるので現代っ子にはなじみやすいかもしれません。
通信教材について一覧にした記事があるので「ジャンル別・料金別 小学生通信教材」もお読みください。
学習継続のモチベーション
やっとのことで学習習慣化しても、モチベーションを維持するのは中々難しいことです。
中学受験などがあれば、モチベーションも高くなりますが、高校受験のために学習するなるとだいぶ先のことであまりピンとこないのが小学生です。
学年が上がり高学年になってくると学習習慣がついていたとしても、私は何のために学習しているのか?と疑問に思ったりすることもあると思います。
また、自分を取り巻く環境や友達などの付き合い方も大きく変化してくる年齢でもあります。
今までは親と過ごすことが多かったですが、だんだんと習い事や遊びなので友達と過ごすことが多くなり、また、友達と遊ぶことの面白さも覚えてくるころでありそれが健全であると思います。
自分をとりまく環境がかわることで学習するより友達と遊んだり情報交換する方が楽しいので、勉強に対しモチベーションが上がらなくなることもあります。
そこで学習に対するモチベーションをどのように維持していったらよいか考えていきたいです。
ここからは禁じ手になりますが、勉強をがんばったらそれなりのご褒美でつります。
何でもいいです。
1日の学習を30分がんばったらゲームやyoutube時間を30分、勉強1時間ならゲーム・youtubeも1時間など何かしらのご褒美でヤル気を駆り立てます。
ご褒美でつるのは道徳的にどうなのか?と思いますが、そんなことは言ってられません。
学習のモチベーションを維持できるならどんな手も使っていきます。
1日の学習を30分がんばったらゲームやyoutube時間を30分、勉強1時間ならゲーム・youtubeも1時間など,日々の学習時間を対価でモチベーション維持。
カラーテスト100点20回でAmazonギフト券5,000円やswitchソフト購入などカラーテストに照準を合わせ日々の学習のモチベーションを維持。
英検・算数オリンピック・漢検など検定という目にみえる形で学習目標を設定し、学習意欲を維持する。
この方法がベストだと思いますが、そもそも子供が検定に興味を示さなければ難しいので親子で検定を受けてみるのもおもしろいかもしれません。
夏休みなど長期休みでも学習を続けるモチベーションを保つのは普段の学習以上に大変化もしれません。
夏休みは楽しいことが盛りだくさんで、友達の誘いも多くなります。また、自由な時間が1日いっぱいあるので、この期間に学習習慣が崩れてしまう恐れがあるので十分注意しなければなりません。
逆に学習習慣がまだのお子さんは夏休みは学習習慣を身に付ける絶好の機会です。
息子は夏休みの勉強モチベーションは家族旅行を目標にすることで保っています。
しかし、毎年、夏休みはいくつか旅行に行けるものだと思ってしまっているので、お父さんはがんばって仕事をしなければなりません。
また、夏休みの生活リズムを整えるため、息子と一緒に早起きをして一緒に家庭学習に取り組んでいます。
今のところ5年生までは旅行作戦で夏休みの過ごし方はうまくいっています。
高校受験組小学生の学習モチベーションのまとめ
高校受験の道を選んだからにはコツコツ積み重ねていく学習をしていくしかありません。
非常に難しいことですが、高校受験に向け小学生のうちから学習習慣化し、さらにモチベーションを維持し続けることが求められます。
楽をするために中学受験を選ばずに高校受験を選んだわけではないということを親子で意識しなければなりません。
中学受験するにはある程度お子さんの適性が関係してきます。
割と早熟していなければ、小学生が楽しいことを我慢して目標に向かって何時間も勉強を続けるということはできないと思います。
小学生の時に学習のピークを持っていくには親の協力も並大抵なことではありません。
しかし、高校受験組はある程度、子供自身が考えながら目標に向かって計画を立てていきますが、小学生の内から学習習慣の基盤を作ることは親子での作業となるので、高校受験を選んだとしても親の学習に対する携わりは重要になります。
「勉強しろ」の口先のみの介入はダメ、親も行動で子供の学習習慣化、モチベーション維持に協力していきましょう。