4年生算数で学習する式と計算の工夫についての記事です。
単元としてはそれほど力をいれて授業する単元ではありませんし、新しいことを学ぶような単元ではありません。
しかし、管理人は意外に重要な単元だと思い学習時間をさきました。
計算の工夫は、今までの知識を使いながら計算式を工夫して解答していくといのが学習テーマです。
計算式を工夫することで計算ミスを減らし、スムーズに素早く計算できるようにしていきます。
実はこの単元の理解度はその子のポテンシャルが顕著に表れます。
計算の工夫が苦手な子
計算問題を工夫するという単元で息子と学習していて気付いたことは、工夫したり補助線を引いたり試行錯誤する単元は非常に苦手だということがはっきりわかりました。
例えば4×23×25=という問題を解く場合、すべて掛け算なので左から解いていっても問題ありませんが、頭の回転が速い子だと4×25を先に計算すると100なので23×100で2300というようにスムーズに素早く計算できます。
しかし、息子のように左側から愚直に回答している子は筆算を使いながら計算していると思うので時間がかかり計算ミスする可能性もあります。
4×25=100、8×125=1000というのを覚えてしまえば簡単にでき、頭の回転が速くない子でも、スムーズにできるようになったかにみえます。
しかし、4×23×25=という「4×25」が含まれている問題が複数の計算問題の中に埋もれてしまうと「4×25=100」を先に計算するという計算の工夫をすっかり忘れてたり、見逃してしまい、いつものように左から愚直に解くことが多いです。
頭の回転が速くない子の計算問題を解くときの思考
そもそもの計算の取り組む姿勢が頭の回転が速いことそうでない子に差があります。
頭の回転が速い子は、どうやったらミスが少なく素早く計算ができるか常に意識して問題を解いています。
一方、頭の回転が速くない子は計算問題を解くことだけに意識がいっており解けたことに満足しています。
これは元々のポテンシャルの違いがあります。
工夫して計算することがおもしろかったり、工夫してできた時のちょっとした快感を味わえる子と、計算を解くことだけを集中している子の差です。
残念ながら息子は算数の図形や計算などを工夫して解く面白さを全く感じないようです。
計算の工夫ができない子の対策
計算の工夫などができない子供はもって生まれたポテンシャルの問題なので諦めるしかないのか?というと管理人的にはそんなことはないと思っています。
頭の回転が速くない子でも、工夫した計算式を導く問題をたくさん解くことでパターンが見えてきたり、なるほどと思うことが増えてきます。
うまく工夫して計算できたという成功体験をたくさん経験することで少しずつ自身につながり、計算の工夫が得意に思えるようになったら算数の力が伸びるチャンスかもしれません。
家庭学習で工夫した計算ができるようになったという成功体験プラス、学校のカラーテストでこの単元の満点が取れるとなおよいと思います。
親だけの評価より先生など他人から評価されるとで、より自信つながると思います。
是非、この式と計算の工夫のカラーテストは満点を目指してしっかり演習量をこなしコツをつかんでから挑むようにしてください。
この成功が今後の算数の力への成長となることがあります。
息子が演習量をこなすために活用した教材
塾用教材中で式と計算の工夫の問題数が一番多かったです。
詳しい内容については「塾用教材 標準新演習算数」をお読みください。
ネットの無料プリントです。クリックすると式と計算の工夫のページに飛びます。