世の中には色々な通信教材があります。
それぞれ特徴があり、自分のお子さんに合った通信教材を選びたいですね。
現在、小5の息子は色々な教材を活用していますが、小学ポピーも長い間、利用しています。
よく「ポピーは簡単すぎるので意味がない?」という噂を聞きます。
本当にそうなのでしょうか?小1から活用している息子と管理人から見たポピーの感想を書いていきます。
ざっくり低学年と高学年でポピーの傾向も少し変わってきます。
目次
低学年ポピーの特徴
低学年のポピーは学習習慣を身に付けるための構成になっています。
内容は教科書に沿った基礎的な学習になっています。
低学年算数
低学年の算数は例えば計算問題など桁が多い計算問題やひねった計算問題はほとんど出題されていません。
少し物足りないように感じます。
しかし、あえてそのような内容にしていたということがのちにわかってきました。
低学年のうちはあまり難しい問題の出題により学習意欲が低下し、ポピー最大の目的である「学習習慣を身に付ける」ということが達成されなくなるため、低学年は基礎の基礎を学習しているのだと思います。
高学年のポピーになると桁が大きい問題やひねった計算問など少しずつ応用問題も出題されてきます。
低学年のポピーは内容より学習習慣を身に付けることに重きを置いています。
低学年国語
国語はポピーほど教科書の内容を細かく学習できる国語教材はないと思います。
ポピーにしっかり取り組むことでカラーテストでは90点から100点が当たり前になります。
ただし、読解力がついているか確かめるには他の読解教材に取り組む必要もあります。
低学年理科・社会
理科・社会に関しては3年生では入り口部分を学習する程度なので、まだ本格的な理科・社会の学習はしないのでポピーに取り組んでも取り組まなくてもどちらでもいいと思います。
時間的に余裕があれば1週間に一度くらいポピーを使って復習をしてもよいと思います。
低学年のポピーの取り組み方についてまとめた記事もありますのでよろしければお読みください。
高学年のポピー
低学年のポピーでは学習習慣を身に付けることに重点をおいていましたが、高学年からは学習習慣を身に付けることも継続しながら、学習内容にも重点が置かれるような構成になっています。
高学年算数
高学年のポピー算数も基本的なレベルは基礎内容中心です。
しかし、高学年からは上記のように毎月号の中に「パワーアップ」と「これかができたらすごい」というポピーの中の発展問題も数問出題されるようになっています。
レベル的には教科書範囲内の応用問題です。
このように基礎中心のポピー算数も高学年になると応用問題も扱うようになってきますので低学年比べ簡単すぎるというレベルではありません。
ポピーの学習をしっかりやり込みすべて正解できるようになれば教科書レベルはほぼ完全にマスターしたことになるので、学校のカラーテストも常に90点~100点を取れるようになります。
ただし、ポピーで学習したことをこの先も忘れずに定着させるには演習量が少ないのがデメリットです。
副教材で計算ドリルや漢字ドリルなども付録されてきますが、それでも演習量はたりません(個人的な感想)。
ポピーで基礎学習した後は他の教材で必ず演習を重ねてください。これで学習したことが定着します。
演習量が少ないというデメリットはポピーだけではなく通信学習全般に言えることだと思うので、どの通信学習をしても必ず別の教材で演習をしてください。
管理人は塾用教材や教科書ワークも併用しながら演習量を補っています。
高学年国語
国語は扱う文章は教科書の内容と全く同じなので、授業を聞いていればしっかり取り組める内容です。
ただし、授業を聞かずに初見でポピーの問題に取り組むとかなり深い部分までの記述を求められる問題も結構あります。
しっかり記述力が身につく構成になっているので、普段、国語学習をあまりしていないのであればポピーだけでも必ず取り組むだけでも違うと思います。
また、上記のように教科書の内容とは全く違う読解問題も2つ用意されていますので毎月色々な読解問題に取り組むことにもなります。
高学年の国語ポピーで最もすぐれているところは漢字学習です。過去に学習した漢字を繰り返し学習する構成になっておりバツグンです。
詳しくは「小5ポピー国語 漢字学習に最適な教材になっている」
高学年理科・社会
理科・社会に関していうと中学受験しないお子さんだとポピーの内容で十分だと考えます。
用語をしっかり覚える構成になっており、新しく学習した用語を使った記述問題も多く出題されるので、市販の問題集よりはレベルは高いと感じました。
何より単元ごとにポピーテストがあるのがとても助かります。
理科・社会については下の関連記事もお読みください。
英語
ポピー英語は言いづらいですが全くダメです。教科書レベルに達していないのが残念です。
ただし、英語に触れるということでは楽しく学習できる構成になっていますが、この教材で英語がばっちりになるというイメージができません。
英語に関しては教科書ワークなどの活用をお勧めします。
ポピーの学習について詳しく知りたい方は下記の記事のも読んでみてください。
「ポピーに取り組む意味があるか?」のまとめ
ポピーは教科書準拠教材です。教科書の内容を完全に網羅しており、どの科目も授業の進度にしっかり合っています。
ポピーのよいところは、1つの単元をいくつかに細かく分けて学習するようになっているので教科書の隅々まで網羅できるところです。
通常、教科書準拠教材だと1単元をまとめて学習するケースが多いのですが、ポピーの場合、毎月1単元を深堀して学習していく構成になっています。
色々な教材を活用しましたが、教科書準拠教材の中でポピーより細かく教科書の内容を学習できる教材はないと思います。
今回のテーマである「ポピーに取り組む意味があるか?」という結論に対しては、「教科書の内容をしっかり学習したい」・「基礎部分を漏れがなく学習したい」・「中学につながる学習をしたい」・「低学年からコツコツ学習したい」・「学習習慣をつけたい」・「学校のカラーテストで100点を取りたい」という方には最適です。
ここまで「ポピーは簡単すぎて意味がない」をテーマに書いてきました。
結局、どの教材を使うにしても徹底的に使い切ることが大事です。
しかし、目的や実力あってない教材を使っても効率的ではありません。それについて書いた「勉強のキャパオーバーを強要したことを反省」記事がありますので読んでみてください。
親はこの教材で学習させたいという教材ありきで考えるのではなく、お子さんにはどのような教材がマッチするのか?お子さんの特性を考えベストな教材を選んでほしいです。
通信教材ポピーについて特徴を書いた記事をいくつかピックアップしましたので、お読みいただければと思います。
◉低学年
算数:◎(勉強嫌いにならず学習習慣を身に付ける)
国語:〇(教科書の内容をしっかり把握しカラーテスト100点)
理科:〇(小3だと授業だけでも十分)
社会:〇(小3だと授業だけでも十分)
◉高学年
算数:〇(演習ドリルなどが必要)
国語:〇(漢字学習がすぐれている)
理科:◎(ポピーだけでも十分)
社会:◎(ポピーだけでも十分)
英語:×(教科書レベルを網羅していない)
もし、ポピーを活用したいという方はお試し教材を活用してみてください。
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