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3算数でまずつまずきやすいのが時間と時刻です。

 

1で時計の読み方を学習し、小21時間は60分であるということを学びます。また1日は12時間+12時間の24時間であるということを学びます。

 

実は60進法と12進法(午前・午後・124時間という概念)を知っていることを前提で学んでいることになるのですが、子供たちは特に意識していません。

 

特に意識する必要はないのですが、小3の「時間の筆算ができない」・「時間の文章題がわからない」は「午前・午後・124時間という概念がない」ことと「60進法の理解がおぼつない」ためだと思います。

 

時刻と時間対策1

時間表記には2つあることを説明します。

 

1日は24時間あり、午前と午後の分岐点に正午と0時があることを理解しないとつまづきます。

 

ここではアナログ時計を活用します。

 

実際に指と口を使ってやる方が覚えます。

 

息子はポピーの付録についてきた時計を活用しましたが、家にあるアナログ時計でいいです。

 

わかりやすいように子供の起床時間6時半から時間を進め、学校が始まる8時から1時間づつ口頭で午前8時・8時」・「午前9時・9時」・・・「午後12時・12時」・「午後1時・13時」・「午後2時・14時」・・・「午後11時・23時」となり、24時になった時に日付がかわり午後12時ではなく午前0時になることを説明します。

 

これを理解するまで何度もアナログ時計を自分で回しながら口頭で唱えていきます。

 

これで124時間・午前・午後の概念がおおよそ出来上がります。

 

時刻と時間対策2

午前・午後・24時間の概念を学習するのにアナログ時計を活用しましたが、時間・時刻の筆算を強化するにはアナログ時計での学習は中止してください。

 

午前9時に出発して午前940分に到着しました。かかった時間は何分ですか?のような問題はアナログ時計を見たらすぐに答えられます。

 

しかし、午前9時40分に出発し午後2時10分に到着しました。かかった時間を求めなさいという問いにはアナログ時計を見て解くと間違いやすくなります。

 

考え方

●「時」と「分」を筆算の位に見立てます。

●午後2時10分を14時10分に換算します(午前・午後・24時間の概念)。

●繰り上がり・繰り下がりは「1時間」⇒「60分」で考えます(60進)。

 

筆算で計算してみよう

2時10分を14時10分に換算します(午前・午後・24時間の概念)

 14時10分

- 9時40分  

次に14時10分を繰り下げます。

14時10分を13時70分(60進法)で表記します。

 13時70分(60分+10分

- 9時40分 

       4時30分

答えは4時間30分

 

いかがでしょうか?

 

いつまでもアナログ時計で解答をしているとスムーズに解けるようになりません。

 

60進法は慣れが必要です。逆に慣れてしまえばどうってことないただの筆算です。

 

勉強が苦手な息子も時間の筆算問題を繰り返し「60進法」を体で覚えました。

 

「午前・午後・24時間の概念」は文章問題で出題されます。午前○○時から午後○○時など、午前・午後表記がでたら必ず午後の時間を換算するようにこちらも体で覚えました。

 

2まではアナログ時計で時間を見る癖がついていたので、デジタルの感覚が中々みにつきませんでした。

 

よく時間の問題は家にもアナログ時計を置いて時間を見る習慣をつけるとスムーズにできるようになる言われ、管理人もそのように指導していましたが、3年生の「時間と時刻」を学習してみるとかえってアナログ時計を見る習慣は邪魔でした。

 

筆算で計算できる問題をアナログ時計を見ながら必死に数えて結局間違ってしまいます。

 

息子の場合、自分で納得いくまでアナログ時計で問題を解かせ間違いが多いことに嫌気がさし、仕様がなく筆算で解くようになりました。

 

2までは時計問題は得意だと思っていたので、アナログ方式にこだわっていました。

 

しかし、小3の「時刻や時間」を求める問題はアナログではうまくいかないということがわかったらしく観念して筆算で解くようになりました。

 

学校も何であんなにアナログで考えさせることにこだわっていたのか不思議です。

 

管理人も3年生の「時刻と時間」の問題がアナログだと苦戦するということがわかっていれば、小2の時から対策できたのになー、息子も自信を持ったり無くしたりする必要はなかったのになーと今になって思いましたが仕方がないですね。

 

皆さんにはあまりアナログ時計にこだわり過ぎた学習をしないように臨機応変に学習してください。

 

最後に「時刻と時間」の学習は「午前・午後・24時間の概念」と「60進法の感覚」をつかむことが重要です。

 

そのためには演習を重ねることが一番だと思います。少し例題を載せておきますので、ご自身でもたくさん問題を作って演習をどんどんさせてください。

 

    

   9時45分     3時15分                   10時20分

+3時35分         +4時55分      +  5時10分                                                                                                     

 5時20分      3時       7時15分

-2時30分     -1時20分   -2時40分 

 9時20分     4分20秒     7分25秒

-8時45分    -  50秒    -3分45秒 

 

●午前7時30分から午後6時までの時間は?

 

●午前10時40分から3時間20分後の時こくは?

 

●午前10時45分から午後3時10分までの時間は?

 

●午後3時10分から5時間40分前の時こくは?

 

 

 

 

 

 

 

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