小4の小数かけ算・わり算単元は、コツさえつかまばそれほど難しい単元ではありませんが、少し間違いやすかった部分があったのでポイントを押させて学習する必要があります。
小数のたし算・ひき算・かけ算まではそれほどつまずくこともなくスムーズに学習できると思います。
息子がつまずいたのは、四捨五入をからめた小数わり算の計算です。
四捨五入をからめた小数わり算は複数の要素が含まれて出題されるので、つまずきが多いお子さんは一つ一つ整理しながら学習をすすめるとよいと思います。
目次
小数のわり算ではこんな問題がでる
4年生の小数わり算で理解すべき問題の例を挙げていきます。
①割り切れるまでわり算をする
1.96÷8
ひたすら計算したら答えは0.245になります。
②指定された位までわり算し、あまりも出す
2.37÷5(小数第二位までもとめ、あまりも出す)
答えは0.47あまり0.02です。
①・②まではそこまで難しくないと思います。
③指定された位で四捨五入し、わり算する
107.3÷7(四捨五入して整数までもとめる)
③は勉強が苦手な子供たちは苦戦します。
それほど難しいことは問われていませんが、複数の作業をしなくては答えまでたどり着けません。
計算を始める前に「何を問われているのか?」把握しなければなりません
この問題は整数まで求めよとなっているので小数第一位まで計算し四捨五入するというのを即座に理解しなければなりません。
しかし、ここでつまずきます。
「整数」・「小数第一位」・「四捨五入」という言葉が並ぶので頭の中がごちゃごちゃになります。
1つ1つの用語は今まで習ってきたことなのでわかっているはずです。しかし、算数用語を羅列されるとそれだけで難しく感じてしまいます。
筆算は以下になります
商が15.3になり小数第一の3を切り捨て、答えは15になります。
問題を読んだ段階で難しくとらえていると、頭の中がごちゃごちゃになってしまい商15.3の5の部分を四捨五入し20にしたり、商を15.32まで計算し2の部分を切りすて答えを15.3にしてしまったり大人では考えられない間違いをします。
焦る必要はありません。
小数と整数の確認、小数の位、四捨五入ついて1つ1つ確認していけば、今まで学習した単元なのですぐにできるようになります。
107.3÷7(四捨五入して整数まで求めよ)
手順1:小数・整数を冷静に判断
107は整数、3は小数で0.3のことであり、小数第一位(1/10の位)
手順2:どの位を四捨五入するのか?
整数まで求めよとなっているので小数第一位まで計算しなければなりません。
手順3:四捨五入は切り捨て切り上げ?
小数第一まで商がでたら四捨五入は切り捨てか切り上げか判断します。
手順4:答えを求める
手順3まで終了したら問われている答えを正確に書きます。
ここでは15.3が答えです。あまりなどは書く必要はありません。
小数わり算の単元まとめ
小4では小数たし算・ひき算・かけ算・わり算の計算を学習していきました。
特別難しい単元ではないと思いますが、小数わり算は今まで学習した単元(四捨五入・小数の意味・位・四則計算)が絡み合って出題されるので間違いやすい部分です。
勉強が苦手な息子もものの見事につまずきました。
しかし、一つ一つ丁寧にひも解いて解釈できれば難しくはありません。
十分理解ができたらあとは多くの演習問題に取り組み定着させていきます。
息子はでき太くんの通信学習(予習)→東進オンライン学校(じっくり理解する)→塾用教材で演習を繰り返す→ポピーテスト(学校のカラーテスト前に実施し仕上げ)という流れで学習していきました。
今までは「じっくり理解する」の部分は教科書ワークで管理人が解説しながら学習してきましたが、少しずつ反抗期も出てきているので親の話を素直に聞き入れない場面が出てきました。
それでは効率が悪いので「じっくり理解する」の部分を東進オンライン学校をメインにした結果かなり効率よく理解度を深めることができたので今後もこのパターンでいこうと思います。
ただし、東進オンライン学校を活用する時は子供一人で放置してはいけません。
親も一緒に映像学習に付き合います。
一緒に映像学習に取り組むことで「ダラダラしない」・「親も一緒に付き合っていることで子供にとっては心強い」・「親も東進の講師の解説を聞くことで統一した教え方ができる」・「子供の集中力の持続時間がわかる」などのメリットが生じます。
もし、映像学習に取り組むときは一緒に学んでみてください。
小数わり算で活用した教材
●通信教材
●塾用教材
・ウインパス算数小4(塾用教材)
・コア算数(塾用教材)
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・標準新演習(塾用教材)
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