夏休みも終わり、たくさん遊び・たくさん勉強し(?)、真っ黒になった息子を見るとたくましくなったように見えます。
身長もぐっと伸び、体つきも幼児体形からだいぶ子供っぽくなってきました。
発言もちょっと難しい言葉をつかったり、今まで親のいいなりだったことにもいい意味で反抗したりするようになりました。
少しずつ自分というものが確立されてくる時期なんだと思います。正直、親バカな管理人としてはちょっと寂しいです。
さて、2学期の学習の方向性を考える前に夏休みの学習を振り返りたいと思います。
夏休みの振り返り
夏休みは午前の学習と午後の学習の2部制で取り組みました。
2部制は1年生の頃から取り組んでいるので、特に嫌がることはありません(違和感がないのだと思います)。
午前中の学習は自分一人でやり切れるレベルの問題集やプリントに取り組みます。
少しずつ自学へ向けた訓練も兼ねているので、親の解説がなくてもできるレベルもしくは学習したことがある単元について取り組みました。
国語は漢字(1学期までに習得した苦手な漢字や熟語)と基礎レベルの読解問題集に取り組みました。
算数は計算(苦手な計算、1学期までに習得した計算)の取り組みとして、割り算の筆算、4ケタの引き算筆算、分数のたし算・ひき算・少数のたし算・ひき算をローテーションで取り組みました。
その他の算数は、夏休み前までに学習した苦手ジャンルに取り組みました。
取り組んだ単元は、時間、円と球、二等辺三角形、重さです。特に時間の学習は間違いが多かったので何度も取り組みました。
午前中の学習のポイントは、毎朝、決まった時間に自分の力だけでやりきるというのが重要です。
学習が終わったら自由時間なのでゲームをしたり、友達と遊んだり、家族で出かけたりします。
学習が終わらなければ一切の遊び時間はありません。
親が言わなくても遊び時間を確保したいため、自分なりに時計を見ながら学習していました。
夜の学習は、学校のある時と違い、予習や復習に力を入れなくてよいので長期休みならでは取り組みをしました。
国語は2学期以降の漢字・熟語に取り組みました。予定していた習得漢字数には達しませんでしたが2学期中には3年生漢字は一通り終われそうです。
読解問題は午前中よりレベルの高い標準レベルの読解問題集で学習しました。塾用教材の標準新演習小3国語をメインに取り組みました。
このレベルになってくるとスムーズに解ける時とダメダメの日があります。
本文を1度音読させ、ズムーズに音読できている時は設問に対しスラスラ解けますが、音読がかなりづまづく時は、内容を理解していないので設問にも苦戦します。
その場合はもう一度、音読します。2度音読すると本文内容もだいぶ理解できているようです。
他には国語の学習は、通信学習の「言葉の森」から課せられた音読宿題に毎日取り組んでいます。
音読本文は少ない量ですが内容は難しい文章です。1週間ごとに違う内容の文章の音読をしていきます。
算数は予習・復習をしなくてもよいので、じっくり考える問題に取り組みました。
3年生ですべての四則計算を学んだので、今度は四則計算を活用した文章問題に取り組みました。
学校や問題集の取り組みでは、足し算の単元・引き算の単元・かけ算の単元・割り算の単元というように単元ごとに文章問題も出題されます。
これでは出てきた数字を単元に合わせて計算するだけ(引き算の単元なら出てきた数字を引いているだけ)なので、本当に四則計算がわかっているか判断できません。
そこで四則計算がランダムになった文章題に取り組み、クリアできたら次のステップとして1つ問題文に複数の四則計算を用いて解く文章問題に取り組みました。
四則計算がランダムになった文章問題はスムーズにできましたが、1つの問題で複数の四則計算を活用する問題は苦戦していました(2学期以降も取り組み必要があると感じました)。
夏休みという時間がある時でないと、こういったじっくり考えて解く問題に取り組めないのでとても充実した取り組みでした。
同じように学校の学習とは異なった思考系の問題集として算数ラボにも取り組みました。
ラボも普段であれば予習・復習に追われ中々、取り組む時間がないので夏休みなど長期休みに集中して取り組むようにしています。
単元学習と違うので、息子にとっても新鮮な感覚になり張り切って取り組んでいました。
思考系の学習はできる・できないはあまり関係ありません。
試行錯誤しながらチャレンジするという取り組みが大切です。試行錯誤した結果、解くことができた時の快感はひとしおです。
その他、算数は通信教材の「でき太くんの算数クラブ」に取り組んでいます。
でき太くんの算数クラブは1日2枚のプリントを淡々とこなしていく感じです。特別難しい内容ではありませんが、少し先の単元の学習に取り組むので、今後の学習の道しるべになります。
夏休みは普段と違った取り組みにチャレンジしてみたり、学習習慣がない子供は夏休みを機に家庭学習を始めるのもいいと思います。
2学期の学習方針
楽しい夏休みも終わり2学期から学校がはじまりました。2学期はイベントも少ないのでじっくり学習に向き合える時期でもあります。
また、学校によっては1学期の学習の遅れを取り戻すために足早に授業が進むこともあります。
いずれにせよ2学期は学習に重きをおく時期です。
では、教科別に学習方針を考えていきたいと思います。
国語
漢字
とにかくどんどん新しい漢字が登場します。
漢字学習はできるだけ先まで学習し余裕をもたせておかないと、あっという間にわからない漢字が増えていきます。
漢字学習はミチムラ式の唱えて覚える漢字が取り組みやすいので、是非、道村先生の著書を一度、お読みください。
音読
小3から力を入れている項目です。
読解力の実力をみるには音読をさせてみるとわかります。スムーズに音読できるようであればその文章や話を理解しながら読めています。
たどたどしく音読している場合は、文字を追っているだけで内容は理解していない可能性があります。
それが読解問題であれば内容が理解できていなければ設問に答えるのに苦労すると思います。
音読学習は、読解力・語彙力の向上につながるので最重要ポイントにしています。
音読は、「教科書の音読」・「読解問題集」と「言葉の森という通信教材の音読」を毎日しています。
教科書の音読は宿題で出されています。授業でやっていることなのでスムーズにできます。教科書の音読がしっかりできればカラーテストではだいたい高得点を取れます。
読解問題集は標準レベルの問題集を活用しています。スムーズに音読できるジャンルとそうじゃないジャンルがあります。
音読の実力がどれくらいついてきたか見極めるのは難しいですが、初見の読解問題集を音読することで、現在の音読力がおおよそわかります。
「言葉の森」の教材音読は難しい内容の音読です。
難しい文章の音読の狙いは、精読力がつけることを目的としています(言葉の森の説明)。
このように1日に3パターンの音読を毎日していきます。
読解
本来は読書で培っていきたい分野ですが、息子は図鑑や雑誌以外の読書はあまりしません。
読書は無理にさせたくない(読書嫌いになっては困る)ので、読書の代わりに読解問題集に取り組んでいます。
読解問題は音読してから設問に取り掛かるようにしています。
スムーズに読めた場合は設問にスラスラ答えれますが、音読でつまづている時は設問にも苦戦します。その場合は、もう一度、音読もしくは黙読させます。
標準レベルの問題集だと2回読むと解けるようです。2回読むのは嫌がりますが、圧倒的に読書量が少ないので読解問題は厳し目に取り組ませています。
読解問題集に取り組む利点は、色々なジャンルの文章に出会えることや、初見の読解力をつける訓練になるということです。
注意しなければいけないことは、あまりにもレベルが合っていない時は苦行でしかないので途中でもその問題集の使用は中止してください。
管理人は2回読んでも理解できない内容の文章が多い問題集は息子のキャパを越えていると判断し、その問題集の使用は中止しています。
簡単過ぎても勉強になりませんが、難し過ぎてもヒントや正解を見てもピンときていないようであれば意味がありません。
解答・解説を聞いて「なるほど」・「そうか」と思えるレベルが最適かと思います。
そのためには親の問題集やドリルを選ぶ目も鍛えていなければいけません。
時間があれば本屋やネットで読解問題集を見る機会を多くしていきましょう。いくつも見ているうちに自分の子供に合った問題集を見つけるのがうまくなっていきます。
算数
図形
図形はあまり得意ではないので、じっくり時間をかけて取り組みたいです。
1年生の時から感じているのが、学校では図形の扱いが極端に少ないです。高校受験・大学受験でも必ず出題されるジャンルの図形ですが何故か扱いは少なめです。
図形学習は受験する上で避けることができませんので、家庭でじっくり取り組む必要があります。
息子は1学期に2学期以降に学習する円や球、三角形に取り組みました。
「でき太くんの算数クラブ」という通信教材で円・球・三角形の予習をしているので、2学期からは管理人が用意した問題集で演習を重ねていきたいと思います。
計算
計算も得意ではありません。しかし1年生から毎日計算学習を繰り返すことで少しずつ地力はついてきているように感じます。
2学期も筆算引き算(間に0がある大きな数)・割り算の筆算・分数・少数の計算問題を繰り返していく予定です。
勉強が苦手な子供でも毎日取り組むことで少しずつ計算に慣れていきます。計算に慣れるということは算数に対し少しずつ自信もついてきます。
1日10問でも20問でもよいので毎日取り組むことをお勧めします。
予習・復習
塾に通っていないので、学校の授業がペースメーカーとなります。
当たり前ですが予習・復習は重要です。
息子は2・3単元先までの予習をし、授業で習う時はスムーズに入っていけるようにしています。
予習教材は、通信教材の「でき太くんの算数クラブ」と「教科書ワーク」をメインで活用します。
復習は基本から標準レベルまで多くの演習に取り組むようにしています。
レベル別に問題集や通信教材を使い分けていきます。
復習の基本教材は「小学ポピー」と「ピラミッド算数(塾教材)」、標準レベルの教材は「新演習標準算数小3」・「ウインパス算数小3」の塾教材をメインに活用しています。
その他、必要であればネットプリントや問題集で補習していきます。
色々な問題集やプリントを使いながら学習に抜けがないか確認していきます。
十分理解していると思っていた単元でも、問われ方が変わると理解が不十分な項目が見つかったりします。
1つの問題集を何度も完璧になるまで活用するという考えもありだと思いますが、管理人はできるだけ穴を無くしたいと思っているので、色々なパターンの問題集を活用しています。
苦手ジャンルの取り組み
復習で理解するまでに時間がかかったジャンルは苦手ジャンルなので、今後も定期的な確認と補習が必要です。
苦手なジャンルを何とか理解できるまでになっても時間経過とともに忘れていく可能性があります。
そこで苦手ジャンルの定期的な確認をしていく必要があります。
息子は「数の合成・分解」・「時間」・「四則計算ランダム文章題」が苦手なので、定期的に確認していく予定です。
特に四則計算ランダム文章題は重要です。
学校の学習のみですと単元別の文章題しか触れていません。わり算の単元だから文章題も出てきた数字をわり算で立式すればだいたいできてしまいます。
それでは本当に四則計算を理解し、活用できているのか判断ができません。
すべての四則計算を習得した時点で、四則計算がランダムで且つ1問に2つ以上の四則計算が登場する問題に取り組む必要があると思っています。
四則計算文章題ランダムに取り組メリットは、問題文をしっかり読まなければ何算をつかってよいかわからないということです。
息子のように問題文をあまり読まない子供には文章をじっくり読む訓練になります。
また、文章に書かれていることをイメージしたり図を描かなければ解けない問題もあるので試行錯誤する習慣もつけばと思っています。
理科・社会
息子の小学校は理科・社会の授業が遅れがちです。社会はかなり遅れているので、2学期は帳尻を合わせてきそうなので、雑な授業にならないか心配です。
理科・社会も家でフォローしていく必要があります。
我が家では土日に理科・社会の家庭学習をしています。
動画・通信教材(ポピー)・問題集を活用しています。
動画はイバスタチャンネルというのが息子が使用している教科書の内容とピッタリ合っているので活用しています。
授業でやっている内容とかぶりますが、授業だと実験や観察に夢中で先生の話を聞けていないこともあるので、要点がまとめれているイバスタで学習すると学校で取り組んだ観察や実験とリンクします。
学習教材のベースはポピーです。
ポピーの理科・社会は教科書の内容を細部まで拾っており、見開き左がまとめページになっており、右は問題になっています。
すべての学習が終了したら満点チェックでその単元のまとめ問題に取り組み、カラーテスト前にポピーテストで確認していきます。
社会の問題集やワークはポピーのみで学習していますが今のところ十分です。
理科は参考書的な役割も果たす問題集として「これでわかる理科」も併用しています。
これでわかる理科は写真や絵が多いので、参考書的な役割としても使えます。
動画学習・ポピー学習の横に「これでわかる理科」を置いて、いつでも開けるようにしておきます。
まとめカードもあったり、教科書のまとめもあるので色々な用途で使えるのでかなり重宝しています。
2学期の理科・社会も1学期同様の進め方でいいかと思っています。
理科・社会の取り組みは3年生になって初めてなので、不具合が出てきたら取り組み方を変更していきます。
まとめ
2学期も始まっていますがコロナの影響でどうなるか?国・県・市の方針で子供達の生活も急変します。
何が起こっても子供が安定して学習できる準備はしておきたいです。
ネット環境を整えたりオンライン塾の下調べをしておき、何か起こった時に即座に対応できるようにしておきます。
我が家は家庭学習が中心なので何が起こってもあまり変化がありません。
更にコロナ休校を1度経験しているので、前回のモデルを軸に学習計画を立てていけば何とかなりそうです。
オンライン塾・オンライン授業などネットを使った学習がどんどん普及していますが、やはり家庭での学習習慣がついていることが前提だと思います。
オンラインだとさぼろうと思えばさぼれるので、画面に集中しないで時間だけが経過している可能性もあります。
オンライン授業だから安心ということではなく、オンラインになっても机に向かって学習する習慣がついているかどうかが重要になります。
何が起こるかわからない時代だからこそ「継続する力」・「学習習慣」が大切なのだと思います。