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5年生算数の一番の山場が割合です。

 

勉強が苦手な息子にはかなりハードルが高いです。

 

今回は割合の単元についてつまずきポイントや学習の取り組みについて書いていきます。

 

最終的にはポイントさえおさえれば割合の問題はスムーズに解けます。

 

そもそも割合とは何?というところから始まります。

 

教科書では公式が太枠で書かれています。

割合の公式

●割合=比べる量÷元になる量

●くらべる量=元になる量×割合

●元になる量=比べる量÷割合

 

という3つがありますが、言葉の意味がよくわかりません。

 

言葉の意味がわからないのに公式を無理やり暗記しても全く使えないので、順序だててじっくりゆっくり理解していく必要があります。

 

もう一度言いますが、公式の丸暗記は全く役に立ちません。

 

割合の問題は3つのポイントのみ押させえておけばスムーズに解けるようになります。

 

割合の問題を解くポイント3つ

①割合は何倍という意味

②元になる量を文章内から見つける                                                

③式は「元になる量×割合(何倍)」で表す

 

以上3つのポイントについて詳しく説明していきます。

 

勉強が苦手な息子でも3つのポイントを押さえたら割合の文章問題はスムーズに解けるようになったので、ほとんどのお子さんが教科書レベルの割合問題はクリアできると思います。

 

割合の意味から理解しよう

はじめに割合の意味をしっかり理解してから公式を覚えるようにしていきます。

 

割合とはひらたく言うと「元になる量(基準)の何倍」という意味です。

 

例えば、お父さんの体重は太郎君の体重の2倍です。2倍が割合となります。

 

太郎君の体重が30kgだとするとお父さんの体重は太郎君の2倍なので60kgということがすぐにわかります。

 

つまり太郎君の体重30kgが元になる量で2倍が割合となります。

 

「何倍というのが割合だ」ということを徹底的に体にしみこませてください。

 

ここが理解できないと割合の文章問題は全くできません。

 

「元になる量」を文章から見つける

割合が「〇〇の何倍」ということが理解できたら、次に理解すべきポイントは「元になる量」を文章内から見つけることが重要です。

 

極端なことを言うと「元になる量」さえ文章内で見つけることができれば割合の文章問題はほぼ解けるようになります。

 

実際に例題で「元になる量」を見ていきます。

 

例1.太郎君の体重が30㎏でお父さんの体重は太郎君の2倍です。お父さんの体重は何kgですか?答えは60kgです。

 

太郎君の体重30kgの2倍がお父さんの体重なので太郎君の体重が基準(元になる量)になります。

 

これらくいの文章だと5年生ならすぐに「元になる量」を見つけることができます。

 

では、数字や言葉を入れ替えて別の問題にしてみましょう。

 

例2.お父さんの体重は60kgで太郎君の体重は30kgです。太郎君の体重はお父さんの体重の何倍ですか?

 

これは割合を求める問題ですが、ちょっとわかりづらくなっています。

 

わかりづらい原因が太郎君の体重がお父さんの体重の何倍なのか?というのが普段の感覚と違うからです。

 

通常は例1のように少ない方を基準(太郎君の体重30㎏)にして大きい方(お父さんの体重)を求めるケースが多いです。

 

しかし、例2のようにお父さんの体重を元になる量(基準)とし割合を求めるという問題が違和感の要因です。

 

割合を求める文章問題ではこのような内容の問題が多く出題されます。

 

公式である「割合=比べる量÷元になる量」に当てはめて30÷60=0.5だから割合は0.5と導こうとしても余計に混乱します。

 

混乱の原因は「比べる量÷元になる量」が何で割算を使っているのか理解するのが難しいからです。

 

そこで最終段階の式を立てる場合はどのように考えたらわかりやすいか説明していきます。

 

式は「元になる量×割合」で表す

「元になる量」を文章から見つけることができるようになったら、最後は式を立てられるようにしていきます。

 

上記でも述べたように「比べる量÷元になる量=割合」が何で割算を使っているのか理解するのは難しいです。

 

そこでもっと単純に考えていきます。。

 

例2の文章をもう一度じっくり読んでいきましょう。

 

お父さんの体重は60kgで太郎君の体重は30kgです。太郎君の体重はお父さんの体重の何倍ですか?

 

注目する文章はお父さんの体重の何倍という部分です。

 

お父さんの体重は60㎏、何倍というのはわからないので□とします。

 

式で表すと60㎏×□倍となります。

 

「60㎏×□倍」が太郎君の体重30㎏なので、60×□=30となり、30÷60=0.5と導けます。

 

シンプルに「お父さんの体重の何倍」という部分にだけ注目することで「太郎君の体重30㎏」という余計な言葉に惑わされることがなくなります。

 

「お父さんの体重の□倍」という言葉だけであれば非常に簡単に見えます。

 

つまり式は「元になる量×割合(何倍)」で表すようにすると理解しやすくなります。

 

このように「○○の何倍」という言葉に注目するだけで割合の文章題はかなり解きやすくなります。

 

割合の問題まとめ

勉強が苦手なお子さんにとって速さや割合の単元は文章問題なので嫌いというお子さんも多いのではないでしょうか?

 

とりあえず公式を丸暗記してから文章問題に挑むというのは余計にお子さんを混乱させます。

 

わかりやすい言葉で「○○の何倍を求める問題だよ」と理解させてください。自分の体重とお父さんやお母さんの体重と比較したり、身長などに置き換えて考えたり、イメージしやすい対象で○○の何倍を考える癖をつけてみてください。

 

割合の問題を解くポイント3つ

①割合は何倍という意味

②元になる量を文章内から見つける                                                

③式は「元になる量×割合(何倍)」で表す

ポイントにあげた3つをしっかり身に付けることができれば割合の問題もスムーズにクリアできます。

 

あとは表現になれるためにできるだけたくさんの文章問題で演習を重ねてください。

 

演習を重ねる場合は、わかりやすい文章問題を多く取り組ませることを重視してください。

 

初めのうちはイメージしづらい言葉が並んでいる文章問題は避けた方がいいです。

 

教科書準拠教材がわかりやすい言葉を使った基本的な文章問題を多く取り扱っています。

 

ある程度基本文章問題で演習を重ねたら塾用教材などの標準レベルの文章問題で仕上げてください。

 

その後も1カ月に1度くらいは割合の問題に触れるようにしてください。せっかくコツをつかんでも時間がたつと忘れてしまうので、時間を見つけて復習し定着させましょう。

 

割合の問題で使った教材

割合の文章問題で管理人の息子が活用した問題集について基本問題集と標準レベルの問題集に分けてご紹介します。

 

まず初めは基本問題集で割合の問題の出題パターンに慣れてください。それから標準レベルの問題にチャレンジしてください。

 

基本レベル問題集

ポピー

 

教科書ワーク(文章と図形)

 

標準レベル問題集(塾用教材)

新標準演習算数

 

ウインパス算数

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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